トイレ掃除ってどうやってますか?便器の中をブラシで擦って、トイレクイックルで便座を拭いただけでは、まだまだ取りきれていない汚れがたくさんあります!意外と気づかない場所の汚れや、落ちにくい黄ばみや黒ずみの簡単な落とし方、効率的な掃除の順番など、私がおすすめするお掃除方法を徹底的にご紹介したいと思います。
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「mumdotdad-ママドットダット-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
トイレ掃除の頻度について
色んなサイトを見ると、かなり頻繁に掃除をすることをおすすめされますが、個人的には自分が気になったタイミングで行えばいいと思います。
一人暮らし、2人暮らし、4人家族でも汚れ方は全く違いますからね。
私の場合は
- 便器の漂白と便座を拭くだけの軽め掃除【3日に1度程度】
- 約15分のしっかり掃除【1-2週間に1度】
このくらいです。毎日しっかり掃除できればもちろんいいのですが、平日は仕事があり、そこまで時間を掛けられないのが現実です…。
軽め掃除ではブラシは使わない
- スクラビングバブルを便器内に一周
- 便座や便座裏はまめピカで拭く
普段の軽め掃除は本当に1分掛からない程度で、便器の中はブラシはかけずに「スクラビングバブル」をぐるっと1周掛けておしまい。擦りすぎるとフッ素コートが剥がれてこびり付き易くなると聞いてから、ブラシ掃除は月に2週間に1度程度、汚れてる部分だけに使います。便座を拭くのもまめピカをトイレットペーパーにつけてささっと拭くだけです。
毎回トイレクイックルを使っていたらお金が掛かりますからね笑 まめピカはかなり重宝します。
しっかり掃除は徹底的に
2週間に1度のしっかり掃除はかなりちゃんとやります。普段は見えない隠れた場所もしっかり掃除します。詳しい方法はこの後順を追ってご紹介します。
【鉄則】トイレ掃除は上から順番に掃除すること
なんとなくトイレ掃除って便器の中から掃除してから便座を拭き掃除して、最後に床掃除して、となんとなく順番が決まっている気がしますが、私の意識しているのは、上から順番に掃除するということ。かなり基本的なことですが、出来ていない人結構多いと思います。
トイレは便器の中が一番汚い
当たり前ですがトイレは便器の中が一番汚れます。だから掃除は比較的綺麗な上から行います。そうすることでトイレクイックルが綺麗に長く使えて効率的です。
トイレ掃除に使う道具はこの6つ
- ウェーブ
- スクラビングバブルトイレクリーナー
- まめピカ抗菌プラス
- トイレクイックル
- カビハイター
- トイレブラシ
これだけで十分です。重曹やクエン酸、アルコールは別に必要ありません。
ウェーブを使うのがポイントです。
ジップロックを使う前はトイレクイックルのケースに入れたり、市販のケースに入れて保管していたのですが、結構乾いてしまうことがありました。しかも中身が減ってもケースは小さくならないので、収納場所をとってしまいます。でもジップロックに入れれば、長期間乾かずに保管でき、中身が減れば小さく収納できます。見た目は悪いですが合理的な方法だと思います。
【トイレ掃除の方法】1. まず最初にウェーブで埃を取る
最初に行う掃除は「埃を取ること」。いきなりトイレクイックルで便器の蓋を拭くと、埃が水分を含んで塊になり、とても取りにくくなります。まず最初に
- 便器の蓋の上や裏
- 水受けの中や蛇口の上
- タオルバーやリモコンの上
などの埃を取り除いておきましょう。そうすることで次の拭き掃除がとても楽に、トイレクイックルも必要以上に汚れなくなるので最後まで使い切ることができます。
【トイレ掃除の方法】2.トイレクイックルで上から順に拭き掃除
埃を取り除いたら次は上から順番に拭き掃除していきます。まず蛇口や水受け、タンクの側面、便器の蓋の上や裏など、比較的汚れの少ない箇所を拭き切ります。拭き終わったらシートを折り返して綺麗な面を上にして便座の表側、そして汚れの強い便座の裏側の拭きます。
この場合は一度トイレットペーパーにまめピカを付けて、ざっくり汚れを拭き取ってから、トイレクイックルで拭くようにしてください。
最後にもう一度折り返して便器のフチを拭いたら、便座を持ち上げて普段掃除できない「ウォシュレット下」を掃除します。
例えば、いきなり一番汚い便座裏から掃除してしまっては、すぐにトイレクイックルが汚れてしまい、ほかの部分を掃除できなくなってしまうので何枚も使うことになります。汚れの少ない場所→多い場所の順番で掃除することで、1枚のシートだけでトイレ掃除をすることができます。
【トイレ掃除の方法】3.ウォシュレット下の拭き掃除
ここが掃除できることを知らない方が結構多いと思いますが、TOTOでもLIXILでもウォシュレット下を掃除できるように便座を持ち上げる機能が付いています。
側面に付いているボタンを押しながら持ち上げるだけ。結構簡単に持ち上がります。
あとは隙間をトイレクイックルで拭き掃除します。初めて持ち上げた方はびっくりするほど汚れていると思います笑
戻すときは側面のボタンを押しながら押し戻すのですが、力加減を間違えると結構な勢いでガシャン!と戻ります。いきなり強い力を掛けないように気をつけてください。
ここまで掃除できたら、最後にシートの綺麗な面を上にして床をサッと拭いてトイレクイックルは便器の中に捨てましょう。
【トイレ掃除の方法】3.便座裏のゴムパッキンを漂白
便座裏に付いてるゴムパッキン、ずっと使っていると黄ばみ汚れが定着して拭いてもなかなか取れません。これなんとか汚れは落とせても、黄ばみは殆ど取れないのですが、実は丸ごと漂白すると新品のように綺麗になります。
まずパッキンを外します。爪を入れて引っ張れば簡単に外れます。パッキンがハマっている穴もかなり汚れていると思うので豆ピカで綺麗に拭き取ってください。
ゴムパッキンは洗面台に置いてカビハイターを吹き付けます。ただ、垂れてしまってしっかり漂白できないので、上にティッシュかトイレットペーパーを乗せて、その上からカビハイターを吹き付けて漂白剤パックをします。
この時、ウォシュレットノズルのカバーも取り外して一緒に漂白しておきましょう。ウォシュレットノズルカバーも手前に強めに引くと外れます。ご使用の機種に合わせた取り外し方は詳しくは説明書を見てください。
放置時間は10分程度。その間に他の掃除を進めます。
【トイレ掃除の方法】4.脱臭フィルターの掃除
分かりますか?丸の下に薄いカード状の物が差し込まれています。ここは私もこの投稿用の撮影をしているときに知ったのですが、便器の側面のかなり分かりづらい場所に「脱臭フィルター」というものがついているんです。ここが汚れていると脱臭機能が落ちるらしいので、定期的に掃除するのがおすすめです。
これを引き出すと…この時点でかなり汚れてそうな予感。こんな場所知らないですよね。。。
案の定大変なことになってました(汗)。すべてプラスチック素材のようなので水で丸ごと洗ってしまいましょう。
こんなに綺麗になりました!これで脱臭能力も落ちずに機能するはずです(お目汚し失礼しました)。
【トイレ掃除の方法】5.ウォシュレットノズルの掃除
まずご使用のおトイレに「ノズルそうじ機能」があれば押してください。そうすると掃除しやすいようにノズルが手前に出てきます。
まめピカをトイレットペーパーに吹き付けて汚れを拭き取ります。ノズルが収納される穴も結構汚れているのでトイレットペーパーをこよって尖らせたりして中も綺麗にしてください。綿棒も使えます。
掃除できたら漂白していたノズルカバーを取り付けます。機種によって付け方が異なりますが、ハマる部分同士を合わせてからグッと押し込むだけで付きました。
【トイレ掃除の方法】6.便座裏にパッキンを戻してパットを付ける
先ほど漂白しておいたゴムパッキンですが、見てください!新品のように綺麗になりました。これを便座裏に戻していきます。
穴に押し込めば簡単に入ります。これでパッキンも新品同様に戻りました。でもこれだけで終わりではありません。私のおすすめアイテムのコレ。
ネーミングがちょっとアレですが、「おしっこ吸う〜パット」といいます。これがかなり使えるアイテムで、便座の裏の手前側って、男性が立って用を足さなくても、座った状態でも跳ねたりして結構汚れてしまいます。
このパットを手前の裏側に付けると便座と便器の隙間をぴったりと塞ぎ、飛び跳ね汚れをすべてキャッチしてくれます。
横から見るとこんな感じで、隙間をガードしてくれます。このおしっこ吸う〜パットを使う前は便座裏が結構汚れていることが多かったのですが、使うようになってからはかなり掃除が楽になりました。おすすめです。
【トイレ掃除の方法】6.最後に便器の中を掃除
便器の中の汚れが気になるところだけに少しだけスクラビングバブルの超強力クリーナーを掛けて、ブラシで軽く擦って汚れを落とします。
ブラシでゴシゴシ擦りすぎるとフッ素コートが傷付いて汚れがつき易くなってしまうので、あまり擦りすぎないようにします。黒ずみ汚れ(サボったリング)が出てる場合にブラシで軽く落とす程度です。
ブラシで汚れが落とせたら一度水を流して、その水でブラシもすすぎます。
最後にスクラビングバブル超強力クリーナーを便器にぐるっと一周回し掛けます。スクラビングバブル超強力クリーナーは擦らずに汚れを落とせる漂白剤なので、このまましばらく放置します。
【裏技】この時、濯いだブラシの水を切るために便座と便器の間に挟んでおけば水がしっかり切れるので衛生的です。
ちなみにこのブラシ、見てわかる通りブラシ部分がTPEというシリコンゴムのような素材でできているので便器に傷が付きにくく汚れを落とせる優れもの。形も便器に合わせて作られていてとても使いやすいです。
しかもサイズがかなり小さい!スクラビングバブルと比較してもほぼ同じ大きさです。トイレのインテリアを邪魔せずにスッキリ置けるのでとても気に入っています。
【トイレ掃除の方法】7.そのまま放置して次トイレを利用するときに水を流して終了
スクラビングバブル超強力クリーナーを掛けたらしばらく置いておくのでそのまま掃除を終わりにして、流すのはまた次にトイレを使う時にやればOKです。面倒じゃない方は20分後くらいに流しにきてください笑
最後にトイレ全体をアルコール除菌しても構いませんが、私はしていません。なぜならトイレクイックル自体に除菌、抗菌機能がついているので、あえてまたアルコール除菌する必要は無いと考えるからです。手数を増やすと面倒になってしまうので、無駄な工程は省略しています。
今回ご紹介した手順で行うと無駄な待ち時間がなく、スムーズにお掃除できると思いますのでぜひお試しください。
トイレおすすめアイテムまとめ
今回ご紹介したお掃除アイテムを改めてまとめました。追加して我が家で使っているトイレマットとトイレットペーパーストッカーも合わせてご紹介します。
Nico (ニコ) トイレマット(グレー)
トイレマットは床に貼り付くタイプのもの。初めはフワフワのおしゃれなものを敷いていましたが、掃除機をかける時にわざわざ退けるのが面倒!これならそのまま掃除機を掛けられるし、ズレないし、絡まった髪の毛や糸ゴミはコロコロも掛けられる。もちろん洗濯機で洗濯も出来ます。トイレはおしゃれさよりも清潔さを優先した今の形に落ち着いていますが、インテリア的には映えてはいません笑
とても薄いので、便器と床の隙間に差し込めば中に汚れが入ることもないので安心です。
山﨑実業 トイレットペーパーストッカー
本当はトイレットペーパーをストックする戸棚を作りたかったので、3方向が釘の打てないコンクリだったので取り付けられず、、、。突っ張り棒なら取り付けられますが、生活感が出過ぎてあまりカッコよくないのでTOWERの床置きストッカーを購入。12ロール入るので買ってきた1パックがちゃんと全部入るのが嬉しいところ。
最後に
今回は私のおすすめのトイレ掃除方法を徹底的にご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。徹底的にトイレ掃除する場合の参考になれば嬉しいです。最後までお読み頂きありがとうございました。