【簡単に真似できる】インテリア雑貨のセンスのいい飾り方【コツはたったひとつだけ】

インテリア雑貨を買ったけど、どう飾ったらいいか分からない。取り敢えず並べてみたけど、なんか素敵にならない。こういうことって結構あると思います。でも「センスがないから」と諦める必要はありません。たった1つのコツだけ覚えれば、今までイマイチうまく飾れなかったインテリアも、上手にディスプレイすることが出来ます。今回はその「たったひとつのコツ」を、我が家のインテリアを参考にして具体的にご紹介したいと思います。

  • 自宅をセンスよく飾る方法を知りたい
  • 「これだけ守れば上手くいく」飾り方の法則を知りたい
  • インテリアにこだわったリビングを作りたい

こういった悩みをお持ちの方に向けて、分かりやすく、具体的に書きました。

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我が家のインテリアディスプレイはすべてこの法則で飾っています。

本ブログ「LIVINGSKAPE」について

この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」を運営。Instagramのインテリアアカウント(@jk___decor)は現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに加え、最近では育児関連の情報も発信しています。また、当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

【結論】ポイントは「不等辺三角形」!これだけ守ればOK

飾る際にすべて「三角」を意識して飾る

たったこれだけです。インテリアだけでなく、グラフィックデザインでも、フラワーアレンジメントでも、すべてこの三角形のバランスは基本形として使われている、言わば「鉄則」のようなもの。この基本を守りつつ応用させていけば、インテリア雑貨を飾る際に悩むことが少なくなると思います。

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三角形の「3」という数がとても重要で、「3は動の数」、「4は停止の数」と言われるように、基本的にすべて3を起点に構成するとバランスが格段に良くなります。

実例を出して紹介しているサイトは意外と少ない

この三角形のバランスについて書かれているサイトはたくさんあります。以前私も調べたことがあるのですが、既存の写真を使ったり、プロのインテリアコーディネーターの作品が使われたりしてて、現実味がなくてイマイチ分かりませんでした。

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イラストの説明も分かりやすいのですが、「素敵になっているか」はなかなか判断できません。この記事でご紹介するのはすべて「私の自宅」の写真です。ちなみに私はインテリアデザイナーでもなければ、コーディネーターでもありません。つまりインテリアにおいては「素人」ですが、知識さえあれば、おしゃれに見える飾り方の習得は可能だと言うことです。

そもそも素敵なインテリア雑貨ってどこに売ってるの?

上手く飾る方法も知りたいけど、その前におしゃれなインテリア雑貨ってどこに売ってるの?と、購入先にお悩みの方もいると思います。別の記事になりますが、私がよく使うオンラインで購入できるインテリアショップをまとめて紹介している記事があるのでそちらをご覧ください。

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このあとにご紹介しているディスプレイに使用しているインテリア雑貨もほとんど以下のサイトで紹介しているお店で購入したものです(アクタスが多めです)。

【インテリア実例1】TVボード上のインテリア右側

これは我が家のテレビボードの右側のディスプレイです。一見複雑なバランスに見えますが、

  • ウッドキャンドルスタンド
  • ガラスの花器
  • 洋書の束と丸いペーパーウエイト

この3点で三角形のバランスを作っています。

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このように正三角形ではなく「不等辺三角形」であるというのがポイントです。ランダムに見えるのにバランスが良く見えます。


実際に飾り付けをした際の手順

まずはアクタスで購入したキャンドルスタンド2本と、10年以上前から使っているフロスティランプを置きました。これも三角形のバランスですが、少し寂しい印象です。なぜかというと三角形が上の方で構成されすぎて、下が無意味に空いてしまっているからです。

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ちなみに、キャンドルスタンドや花器などがサイズ違いで販売している場合は、1つだけ購入するのではなく、必ずサイズ違いで2個〜3個を購入しましょう。例えば2本購入したら、もう1つの雑貨と組み合わせれば三角でバランスが作れますし、サイズ違いで3つ買えば、それだけで三角バランスがとれるので。そのまま飾ることができます。これ結構重要です。


手前の空間を埋めるために、これもアクタスで購入したガラスの花器を組み合わせました。挿してあるのはプリザーブドのユーカリです。もう2年も使っていますが色抜けも葉落ちもありません。ただ、ユーカリに対して器が深すぎてしまったので、洋書を破いて丸めたもので底上げをしています。破いた洋書はオシャレに見えるので結構良く使います。

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ちなみにガラスの花器を選んだのは「奥にある照明の光を遮らないため」です。試しに陶器の花器を置いてみたところ、照明の光が遮られて周辺が暗くなってしまったのでガラス花器に変更しました。

三角のバランスを取りつつ、ユーカリのボリュームで花器上部の空間もなくなり、さらにバランスがよくなりました。何か物足りない時は意外と無機物だけで構成されている場合が多いので、物足りないなと思ったら、有機的なドライフラワーを足すと決まりやすいです。

ドライフラワーについては以下で詳しく紹介しています。


今度は青丸の部分が空いてしまったので、丸いペーパーウエイトを置いてみました(これもアクタスです)。これで三角のバランスの偏りも無くなってきてバランスが良くなったのですが、青丸部分の手前にもう少し何かあると更に決まりそうな感じです。正直これでもいいのですが、ちょうど別の場所で使っていた洋書の束があったのでそれを下に置いてみることにしました。

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ウッドにガラスにロープと、異素材を組み合わせると色がなくても寂しくなりません。素材のバリエーションが深みを出してくれます。


最後に束になった洋書を置いて完成。これで手前の空きも気にならなくなり、ガラス花器の中の丸めた洋書とも関連性ができてまとまりました。ペーパーウエイトの位置もさっきよりも上にあがって、よりまとまりました。ちなみに、束になった洋書は以下のサイトで購入しました。

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洋書のページを束ねたものは、今売っているか分からないので、もし同じものがなくても、例えば本を重ねて置いてみたりしてもいいと思います。CEREALのトラベル本なんかはサイズもちょうどよくて使えそうです。

インテリアに使える洋書についてはこちら


最近流木や古木などを使ったプリミティブなインテリアが好きで、近所のお花屋さんでいい感じの流木が売っていたのでディスプレイに使えるかも!と購入して置いてみました。これはこれで決まっているのでしばらくこの感じで飾ろうと思います。

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流木を置いたことで、キャンドルスタンド、花器、流木で三角形のバランスになったので、バランスが崩れることなく綺麗に飾れています。


後ろの壁も最初何も飾っていなくて寂しかったので、ムーベのA3サイズの額縁と洋書を破いたページをムーベピンチで留めて、額縁を頂点とした三角形になるように飾りました。

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ピンチで挟んだ洋書が無いと、三角形ではなくなるのでとてもバランスが悪くなります。

ムーベの額縁についてはこちら

このように、いきなり完成をイメージしてディスプレイする、というよりも買ってきたものを置きながら、「このキャンドルスタンドを三角形のバランスにするには、この位の大きさの花器が必要だな」と追加していく感じで最終的に今の形になっています。

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これを繰り返していると、お店の中で商品を集めてきてシュミレーションができるようになります。まずは自宅で試してみて「バランスがとれた」という感覚を覚えることが重要。「あ、なんかいい感じ!」という感覚が大切です。

【インテリア実例2】TVボード上のインテリア左側

左側のディスプレイのサイズ違いの3つの花器はこれもアクタスで購入したもの。3つセットで購入したのでこれだけ置いても決まるのですが、照明と組み合わせてみました。

これも正面から見たら三角形のバランスになっています。個人的に右下がりの三角形の方がバランスがよく見えると思っています。

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これは「小技」なんですが、少しまとまりが出なさそうな場合は「トレー」を下に置いてその上に並べると一気にまとまりが出せます。「なんかバラバラして見えるなぁ」と思う箇所にトレーやプレースマット、あとは洋書を敷いてもいいかもしれません。とにかく「何かの上に置く」と、不思議と一体感が出るんです。


これは三角形とは関係ないですが、何かライトの上の部分の空間が気になって、いいものがないかを探していたら、ドライのグレビレアが売っていたので購入。ちょっと思い通りの形じゃなかったので一部の葉っぱを取ってボンドでいい位置につけ直しました(一番下の葉っぱがそうです)。ドライフラワーは意外とボンドで「ここに葉っぱがあったらいいのに」と思うところに付けられるので便利です笑。

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ここにも流木使っていますね笑。置くと動きが出るので愛用しています。

【インテリア実例3】TVボード全体のバランス

実はここも三角形のバランスです。壁掛けテレビを頂点に右下がりのバランス。左右のディスプレイの高さが同じくらいだったので、左の花器にパンパスグラスとドライのホワイトユーカリを差して高さを出しています。

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ディスプレイに花器が使えるのは、花器自体の大きさが小さくても、そこに刺すもの次第でボリュームを調整できるのでバランス調整がしやすいところです。

【インテリア実例4】キャビネット上のインテリア

これも基本的にはテレビボードでご紹介したバランスと同じです。また、トレイを敷くと一体感が出る、というアイデアをここでも使っています。

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よくキャビネットの上のディスプレイを低いものだけで構成していることがありますが、目線が下がることでゴチャついて見えてしまうので高さを出すことが大切です。その起点にあるのが「アートポスター」。これを真ん中に置いて左右にディスプレイを飾るのがバランスが取りやすくおすすめです。

ポスターはこちらで販売しています。

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アートフレームについては以下で詳しくご紹介しています。


右側のディスプレイも三角形のバランスになっています。ドライフラワーを差した花器と、その前に横たえた流木。これだけだと三角にならなくてバランスが取れなかったので、愛用している香水を置きました。

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下にはニトリで購入したストロー素材のランチョンマットを敷いて一体感を出しています。

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ちなみに、この流木はアクセサリースタンドとして使っています。こう見えて結構使いやすいです。


左に無印で購入したスタンドライトを置くことで、アートフレームを頂点とした三角形のバランスにしています。中央にアートフレームがあるお陰で視線が上がり、全体のバランスが格段に取りやすくなります。

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ちなみにこのアートフレームはニトリ。2000円程度で購入できて軽くて扱いやすいのでおすすめです。ちなみにこのサイズはB2です。

【インテリア実例5】オープンシェルフのインテリア

ここは洋書のインテリア本やデザインの参考資を置いているオープンシェルフ。お気に入りの場所のひとつですが、ここも不規則に見えますが、実は各所に三角形のバランスを使っています。

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ちなみにこのオープンラックはIKEAのもの。今は廃盤になって購入はできないようです。

まずこの部分。正面を向けて置いてある洋書や額縁を三角形のバランスで置いています。面で見せる面積の大きディスプレイの起点になる部分を、三角形でバランスを取ることで「重心」を整えます

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こういう飾るものが多い場所は、まず大きいアイテムを三角バランスで置いて、重心を先に整えると、他のものが置きやすくなります。

そして花器やキャンドルランタンも三角形のバランスで置いています。ここは「抜け」の部分。全部がギュウギュウに詰まっているとゴチャついて見えるので、抜けの部分を作ることで全体の印象が整います。

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このようにレイアウトの起点になる部分や目立つポイントを三角形にすることを意識すれば、それ以外は適当に置いても全体として見た時に、不思議と整って見えます。実践しているので間違いない方法です。

最後に

インテリアコーディネートを生業にする方に聞けば、バランスを取る方法、インテリアをうまく飾る方法は他にもたくさんあると思います。ただし、テクニックが必要だったり、使い所がわからなかったりします。でもこの三角形のバランスは汎用性が高く、あらゆるところで使えます。これひとつだけ覚えておけば、自宅のインテリアを飾るのに悩みことは少なくなると思います。色々試しながら自分なりのバランスを追求して、自分のものにしてください。最後までお読みいただきありがとうございました。

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TOKYO | DESIGNER | ART DIRECTOR
インテリア好きのグラフィックデザイナー。Instagramフォロワー10万人。夫婦と娘の3人家族、40年越えの築中古マンションをリノベーションして暮らしています。家具、家電、食器、雑貨、収納など、好きなものを気ままに綴ります。オリジナルのアートポスターをデザインしてオンラインストア「MONOKHROME」にて販売中。下のウェブサイトボタンよりアクセスください。

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