今人気のトレンドブランドから長く愛される定番ブランド、最近頭角を現してきた気鋭のブランドなど、今人気&おすすめなインテリアブランドをまとめてご紹介します。今回ご紹介するのは【家具・照明編】。IKEAとかIDEEなどの有名な所ではなく、インテリア好きな人が知っているような玄人好みのラインナップを意識して選びました。少し高めの商品も多いのですが、間違いなく素敵なアイテムが見つかると思います。
実際に私が購入して使っているブランドアイテムもありますので、そちらも合わせてご紹介します。
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「mumdotdad-ママドットダット-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
HAY(ヘイ)
HAYはRolf Hay(ロルフ・ヘイ)氏とアパレルグループの「Bestseller(ベストセラー)」によって2002年に設立されたデンマークのインテリアプロダクトブランドです。モダンデザインでありながら、現代のライフスタイルにマッチした機能性の高いデザインと北欧らしい柔らかな雰囲気が共存するブランド。
【おすすめアイテム】CPH-30
先日HAYのCPH-30というテーブルを購入しました。シンプルなデザインながら特徴的な足部分のデザインと薄い天板。でもかなり丈夫な作りでとてもおすすめなテーブル。私は書斎デスクとして使っています。奥行きもあるのでデスクトップPCを置いても手前が広々。手元に資料を広げながらPC作業が出来ます。
MOEBE(ムーベ)
MOEBE(ムーベ)はコペンハーゲンを拠点に、プロダクト、家具、インテリアを制作する北欧のデザインスタジオ。「良いデザインとは、それ自体がサステナブル(持続可能なもの)である」 という信条のもと、簡単にリペア、組立、リサイクルできるパーツで構成されたシンプルなデザインながら他にはない存在感があります。
【おすすめアイテム】MOEBEフレーム オーク
自宅に数カ所アートポスターを飾っていますが、そこに使っているのがこのムーベフレーム。ムーベのアートフレームは2枚のアクリル板にカードや写真、植物など好きなものを挟み、4本の枠で囲い、ラバーバンドで固定するというシンプルな構造。表裏とも透明なので自由な使い方が楽しめます。少し値段が高めですが、普遍的な美しさを持つデザインなので長く使えるアートフレームです。
【おすすめアイテム】MOEBEミラー
ムーベのミラーはシンプルなデザインなのに他にはない可愛さがあります。真鍮で出来たアームに円形のミラーが掛けてあるだけ。余計なものが削ぎ落とされたシンプルなデザインがとても魅力的です。
String(ストリング)
70年以上愛され続け、スウェーデン人の3人に2人は持っていると言われるString®。スウェーデンを中心に、デンマークやフィンランドなどの北欧でも、ライフスタイルに深く根づいていて、北欧家具を語るには欠かせない存在でもあります。価格は少し高めですが、インテリア好きなら持っておきたいアイテムです。
【おすすめアイテム】ストリングシェルフ
ずっと欲しかったstringシェルフを2年越しにようやく購入。最後の最後まで悩んだのは「フレームの色」。我が家はアイアンをアクセントに使っているのでここもやっぱりブラックフレームにオークかな、と最初は思ったのですが、細いとはいえ、広い範囲で黒いフレームがあるとやっぱり圧迫感が出る気がするのと、少しハードな印象になる気がして、壁と同化させるために白いフレームを選びました。一般的な棚と異なり背板がない分圧迫感がないので、壁全面をストリングシェルフにしてもお部屋が狭く感じたりはしませんでした。
取り付けについては自分で設置するのは結構大変なので、お店で手配してくれる専門の業者さんか、何でも屋さんに依頼して取り付けてもらうのがおすすめです。私が設置をお願いした業者さんでは、設置費用約3万円でした。
FLOS(フロス)
1962年、イタリアを代表するデザイナーのカスティリオーニ兄弟を中心に創設。発表された作品は世界のモダンインテリア照明の古典的存在にもなっています。中でも有名なのが写真の「IC Lights」。ジャグリングの名手であるトニー・ダンカンの身体とボールの動きからインスピレーションを得て誕生した照明です。
【おすすめアイテム】IC Lights
1つで結構な金額がするので5年前くらいからずっと欲しいなぁと思いながら、フランフランで3000円で買ったボールライトを10年くらい使っていたのですがついに購入。宙に浮いているようなボールライトと華奢なポールだけで作られた造形がどんな空間にもスッと馴染む美しい佇まいです。
MENU(メニュー)
menuは、1979年に設立された、テーブルウェアを中心に展開するデンマークのブランドです。 デンマークでは王室との関わりも深く、王室御用達ブランドとして愛され、多くのインテリア雑貨を展開しています。 テーブルやミラー、キャンドルスタンドなど、一目見たら欲しくなってしまうような魅力的なアイテムが豊富です。
【おすすめアイテム】MENUボトルグラインダー
MENUのボトルグラインダーは使いやすさや詰め替えやすさはもちろんのこと、デザインがやっぱり素敵。こういう出しっぱなしの方が使いやすいツールはそれ自体が出しておきたくなるデザインのものを選ぶようにしているのですが、やっぱりMENUのデザインはお値段は張りますがどれも素晴らしいものばかりです。
Louis Poulsen(ルイスポールセン)
1874年に創業したデンマークの照明メーカー、ルイスポールセンは、形態は機能に従う、というスカンディナヴィア・デザインの伝統にもとづく製品づくりを実践しています。シンプルで美しいデザイン。それがルイスポールセンの特徴。人々と空間に影響を与える魅力的な雰囲気を作りだす近代照明のルーツと言われるブランドです。
【おすすめアイテム】AJ テーブルランプ
デスクライトとして使っているアーネヤコブセン作の名作ライト。下方向に柔らかい光を放つのでデスク照明にぴったり。机に一つあれば一気にセンスアップできるような洗練されたデザインです。
CARL HANSEN & SØN.(カールハンセン&サン)
機能的に一切の無駄をそぎ落しながら、あくまで優美に洗練されたフォルム。世界的デザイナー、ハンス・J・ヴェグナーが手掛けるカール・ハンセン&サン社の家具には、そのすべてにおいて、造形美と機能美の完璧なまでの融和が表現されています。その中でもYチェアは100年経った今でも愛され続ける不朽の名作椅子です。
【おすすめアイテム】Yチェア
Yチェアも昔からずっと欲しかったインテリア家具の一つ。ようやく2脚だけ購入できました。Yチェアは普遍的なデザインと機能美も魅力ですが、調べてみるとこの椅子、パーツごとに作る人がいるのではなく、1人の職人さんが1から10まで全てを組み立て、シリアルナンバーを追えばどの時代に誰が作ったのかも分かるといいます。機械で量産された椅子とは違う魅力があり、そのバックグラウンドを知ると1脚10万円という価格も納得です。
Bloomingville(ブルーミングヴィル)
Bloomingvilleは2000年に設立されたデンマークのブランドで素材の持ち味と北欧のフィーリングをミックスさせBloomingvilleならではのスタイルを作り出しています。家具からインテリア雑貨、キッチン雑貨や花器に到るまで、思わず欲しくなってしまうような素敵な商品で溢れています。
【おすすめアイテム】ウォールハンガー
ウールやナイロンを使ったウィービングタペストリー。ウィービングとは、海外を中心に人気になっている、新しいスタイルの手織りのウォールハンギングです。色も太さも異なる糸を使って織り上げるタペストリーは、温もりと懐かしさ、新しさが共存し、部屋をお洒落に彩ってくれます。
Ambientec(アンビエンテック)
アンビエンテックは、コードレスLEDモジュールを独自で開発、灯りの質にもだわった本物志向のデザイン照明メーカー。中でもデザイナーの田村奈穂が手がけた「ターン」は、金属のかたまりから削り出したパーツで構成されたフォルム、そして手に馴染む硬質なテクスチャーでかなり魅力的なデザイン。
【おすすめアイテム】TURN(ターン)
これはもう一目惚れでした。真鍮の塊から削り出されたそのデザイン性の高さもさる事ながら、日本人デザイナーの細かな気遣いが感じられる素晴らしい照明です。充電式なので非常時にも役立つと思います。詳しくはこちらでご紹介していますので良かったらご覧ください。
最後に
今回は人気&おすすめなインテリアブランド【家具・照明編】をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。これからの家づくりやインテリアの購入の参考になれば嬉しいです。最後までお読み頂きありがとうございました。