最近ではIOTやスマートホームなどの言葉をよく耳にするようになりました。Amazon echoやGoogle Homeも比較的安価で購入できるようになり、とても身近に感じるようになった一方で、導入には色々なツールやアプリを連動させる必要があったり、複雑な設定をしたり、何かとハードルが高いですよね。
今回は、リビングダイニングにある全ての照明を音声操作できるようにする方法をすべてご紹介します。
我が家では「アレクサ、ただいま」で部屋中のほぼ全ての照明が点き、テレビの電源が入ります。「アレクサ、おやすみ」で全ての電源が切れるので、布団に入ってから全ての照明やテレビを音声で消すことができるようになり生活が便利になりました。
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
丁寧にすべてを説明しているサイトはない
ここまでの状態にするには独力では無理だったので色々なサイトを参考にしたのですが、スマートホームを解説しているサイトは数あれど、リビングの家電や照明をすべて音声で管理するためのまとめサイトはありませんでした。なぜなら、照明ひとつ取っても、スマート化して音声管理するためにはその用途に応じて使うツールやアプリが異なるからです。
例えば現在我が家のリビングダイニングにある照明を例に考えると
- 壁のスイッチで操作するペンダントライト系
- 赤外線リモコンで操作できるシーリングライト系
- スマートプラグでまとめて操作するテーブルランプ系
- 電球自体がwi-fiに接続できるスマートLED電球系
というように、照明だけでもスイッチのオンオフの方法が異なるため、アプローチの仕方も変わってきます。今回は上記4種類の照明をすべてアプリでオンオフできるようにした上で、それぞれのアプリをアレクサに連携させて音声操作できるようにする方法をご紹介していきたいと思います。
そうすればこの記事の最後の項目だけを読めば済みます。しかし、LEDスマート電球は通常のLED電球と比べるとコストが掛かるのと、光量があまり強くない印象です。今回私が提案するのは、今使っている電球はそのままで、他のツールを使うことでスマート化する方法なので、もしこれから電球や電気を買い揃えようとしていて、音声コントロールをしたい方は、スマートLED電球にすれば簡単に導入可能です。
現時点で、Google HomeよりもAlexaの方が連携できるアプリの数が格段に多いです。私がこの設定をしたのは結構前なので対応アプリはかなり増えているとは思いますが、それでもAlexaの方が対応アプリが多かったり、新しいアプリの連携対応が早かったりとメリットが多いのでおすすめです。
【照明を音声コントロールする方法】壁面スイッチで操作するペンダントライト編
天井照明やキッチンのペンダントライトなどは壁面にあるスイッチでオンオフする仕様のものが多いと思います。このタイプの照明を音声コントロールするのに必要なツールは以下の二つです。
SwitchBot(スイッチボット)
スイッチボットは壁面スイッチに貼り付けるだけで、スマホのワンタップで自動的にオン・オフできるスマートな指ロボットです。これを使うことで照明以外にも物理スイッチのあるものであれば全てアプリ経由で電源を押すことができます。
これをスイッチに貼り付けることで、スイッチボットアプリから、オンオフの操作ができるようになります。ただし、これだけでは音声管理はできません。このスイッチボットはアプリとしか連携できないため、アレクサと連携させて音声管理できるようにするには次でご紹介する「スイットボットハブミニ」が必要になります。
SwitchBot Hub Plus(スイッチボットハブミニ)
スイッチボットはBluetoothによる通信のみサポートしていて、通常遠隔操作には対応していません。屋内でも1Fから2Fのスイッチボットをスマホから操作するには電波が届かない事もあります。スイットボットハブミニでは中継器の機能を持っており、スイッチボットをWi-Fiに接続する役割を担っています。これにより家庭内のWi-Fiの届く範囲から操作出来たり、外出先からでもインターネット経由で電源のオンオフができるようになります。
私もここがよく分からなくて、初めはスイッチボットだけでいいのかと思って色々調べたら後からこのスイッチハブミニも必要だと知りました。スイッチボットも一つ4000円ほどでこのスイッチボットハブミニも4000円程度するので少し迷ったのですが、もうスイッチボットを2つ買ってしまっていたので思い切って導入しましたが、買って良かったと今は思っています!
スイッチボットは現在でも頻繁に新作を投入していて、温度計やコンセントプラグ、最近では自動でカーテンを開閉するロボットを発売したりと、積極的に商品開発をしています。それらすべてもこのスイットボットハブミニで遠隔操作できるようになるので、買って損はないと思います。
SwitchBot(スイッチボット)の設定方法
スイッチボットの詳しい設定方法は以下の記事で紹介しています。
【照明を音声コントロールする方法】リモコン操作できるシーリングライト編
赤外線リモコンが付いているタイプの照明をコントロールするためには、以下のツールを使用します。
SwitchBot Hub Mini(スイッチボットハブミニ)
先ほど紹介したスイットボットハブミニは「ハブ」としての機能の他に「赤外線学習リモコン」としての機能も持っています。エアコン、テレビ、照明等の家電リモコンを学習し、Wi-Fiに繋がる事でスマホ1台で家電を操作可能にするスマートリモコンです。赤外線信号を学習できるので、20年前のエアコンでも対応可能です。これに照明のリモコン信号を学習させ、スイッチボットアプリとAlexaを連携させることで音声操作を可能にします。
注意すべきは学習できるのは「赤外線リモコン」のみということ。2.4GHz周波数帯を使う無線リモコン「RFリモコン」は赤外線を使用しないため学習できません。(例Amazon Fire Stick 4K等)
スイッチボットハブミニの設定方法
スイッチボットハブミニの詳しい設定の方法は以下の記事に詳しくまとめています。
【照明を音声コントロールする方法】ケーブルスイッチで操作するテーブルランプ編
間接照明として使用するテーブルランプはこのタイプが多いと思います。コードの真ん中あたりに電源が付いているタイプです。このタイプの照明を音声コントロールするために必要なツールは以下になります。
SwitchBot スイッチボット スマートプラグ
私が個人的に一番便利になったと思うポイントはここです。今まではテレビボードの周りに置いているスタンドライト、テーブルランプ2つ、植物用アッパーライトを一つずつポチポチとスイッチを入れていましたが、今では「ただいま」だけですべて点いてくれてとても便利です!
スイッチボットスマートプラグの設定方法
スイッチボットスマートプラグの詳しい設定の方法は以下の記事に詳しくまとめています。
【照明を音声コントロールする方法】wi-fi接続可能なLED電球編
スイッチボットを使用せずに操作をしたい場合は以下のようなwi-fi接続可能なLED電球を使用するのが一番手っ取り早いです。
今まで色々なwi-fi電球を使ってきましたが、アイリスオーヤマのアプリが一番使いやすかったです。amazonで販売されている安いwi-fi電球は中国製のものが多くアプリも中国製なので少し作りが粗かったり、連携が面倒だったり、似ている名前のアプリが多いので、国産のアイリスオーヤマにしておけば間違い無いです。電球のクオリティもかなり高いです。
SwitchBotアプリとAlexaの連携方法について
スイッチボットアプリとアレクサの連携方法はとても簡単です。一度スイッチボットアプリとアレクサを連携させてしまえば、スイッチボットアプリに新しい製品を追加した瞬間にアレクサ側で自動的に検出され登録されるようになります。詳しい連携方法、設定方法は以下の記事でご紹介しています。
以下の記事は実際はスイッチボットカーテンとアレクサの連携方法なのですが、スイッチボット製品であればカーテンでもプラグでも同じ手順で連携できますのでぜひ参考にしてみてください。
最後に
今回は、リビングダイニングにある全ての照明を音声コントロールできるようにする方法をすべてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。これらの方法でほぼすべての照明の音声コントロール、遠隔コントロールが可能になります。照明の電源を入れるというのは、毎日行うとても小さなことですが、それがすべてスマート化されるだけ生活は驚くほどに変化します。時間をより有効に使うためにも、照明のIOT化をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました。