壁に立て掛けた大型鏡の簡単な固定方法・地震対策をご紹介

地震で倒れてきたら
破片で逃げ場がなくなってしまいます!

部屋の壁面に立て掛けてある大型の全身鏡。壁面に浮かせて取り付けるのは、鏡用の固定具や、石膏ボードにも取り付け可能な「壁美人」などを使っての固定が可能です。しかし立て掛けた鏡の固定方法は探してもなかなか見つかりません

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JK DECOR

我が家も今までは床に滑り止めを付けて立て掛けていましたが、地震が起きた際の転倒防止やズリ落ち防止方法を考えて、立て掛け鏡の固定方法を考えてみました

今回は私が考えた壁に立て掛けた鏡の簡単な固定方法についてご紹介したいと思います。

本ブログ「LIVINGSKAPE」について

この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」を運営。Instagramのインテリアアカウント(@jk___decor)は現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに加え、最近では育児関連の情報も発信しています。また、当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

用意するもの

立て掛け鏡の固定に使用するために私が用意したのは以下の7点です。

マジッククロス8 Jフック セミトライアングル(石膏ボード専用金具)×1

マジックプッシュ(なくてもOK)

二重マルカン×2

ヒートン×2

ピットクッション(ソファ用すべり止め)

クッションゴム

マスキングテープ(なくてもOK)

立て掛け鏡の固定によって防止したいこと

今回、大型の立て掛け鏡の固定によって防止したいことは以下の2つ。

1.立て掛けた状態で鏡の足元から前に滑らないこと
2.立て掛けた状態から鏡の頭から前に倒れないこと

1.立て掛けた状態で鏡の足元から前に滑らないこと

まず1つ目はソファ用の滑り止め「ピットクッション」で解決します。

これはソファやベッドの滑り止めで、個人的にはこれ以上のものを知らないくらいしっかり止まる最強の滑り止めです。この透明の滑り止めゴム「ピットクッション」を鏡の足元2カ所に貼るだけで、足元から前方に滑って倒れることはほぼありません。地震がなければこれだけでもいいのですが、大きな地震が来たときにこれだけだと心配です。

2.立て掛けた状態から鏡の頭から前に倒れないこと

今回一番考えたのはこの部分です。壁面に倒してぴったりと固定する方法はあるのですが、この角度を保ったまま固定する方法がサイトを検索してもなかなかヒットしません。そこで石膏ボードに対して手に入りやすいアイテムを使って固定する方法を考えました。この固定方法には以下の3つのアイテムを使います。

立て掛け鏡の固定方法

1.鏡の位置をマークして壁面に金具を打つ位置を決める

まず壁面に石膏ボード用フック(以下Jフック)を打つ場所を決めます。こういう位置を決める際に私がよく使うのが「マスキングテープ」です

鏡の置いてある位置のアウトラインを取るようにマステを貼ります。立て掛けた角度を維持したまま固定するので、購入したJフック、マルカン、ヒートンをすべて繋げた状態の長さにちょうど合う位置を見つけてマステにペンでマークします。

2.壁にJフック、鏡の裏にヒートンを打ち、マルカンで繋ぐ

金具を打つ位置を決めたらJフックを取り付けます。この際にあるととても便利なのが「マジックプッシュ」。説明書にはコインでも釘を押し込めるとあるのですが、かなりの確率で釘が曲がって失敗します。その点マジックプッシュがあればほぼ失敗しないのでできればあった方がいいと思います。

鏡の縁の裏にヒートンを取り付ける際は、ヒートンの穴に事前に丸カンをつけておきます。ヒートンが付いたらJフックに丸カンを引っ掛けて完了です。取り付けの位置が高すぎると壁面と鏡の間が狭すぎて丸カンが簡単に外れてしまうので、Jフックに丸カンがギリギリ掛かる位置に取り付けるのがコツです。ただ、輪っかが引っかかっているだけなのでもし激しい揺れが来たら外れてしまう可能性もあるので心配な方はJフックのくの字の部分をペンチで曲げて丸カンが外れないようにした方が安全です。

3.鏡と壁の当たる部分にクッションゴムをつける

鏡と壁が接触する部分にはクッションゴムをつけておけば、揺れで鏡が擦れた際に壁紙に傷を付けるのを防止できます。立て掛けの場合、鏡の重さがこの角の部分に掛かっているので、結構すぐに汚れたり剥がれたりするので、立て掛け鏡の場合は必ず付けた方がいいと思います。

【関連記事】【地震対策】オープンシェルフや棚・ラックの固定方法【穴が目立たないから賃貸でもOK】

最後に

今回は私が考えた壁に立て掛けた鏡の固定方法についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。取り付け手順の写真を撮っていなかったので、文字だけのざっくりとした説明になってしまいましたが、なんとなく分かりましたでしょうか?時間にして20分程度で取り付けられるので、道具さえ揃ってしまえばそこまで大変な作業はありません。気をつけるのは取り付け位置を決めるところだけ。金具と丸カンの長さがちょうどになる箇所に取り付けるようにしてください。最後までお読みいただきありがとうございました。

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TOKYO | DESIGNER | ART DIRECTOR
インテリア好きのグラフィックデザイナー。Instagramフォロワー10万人。夫婦と娘の3人家族、40年越えの築中古マンションをリノベーションして暮らしています。家具、家電、食器、雑貨、収納など、好きなものを気ままに綴ります。オリジナルのアートポスターをデザインしてオンラインストア「MONOKHROME」にて販売中。下のウェブサイトボタンよりアクセスください。

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