我が家は築40年超えの中古マンションをリノベーションして暮らしています。前回は私が1ヶ月で物件購入に至った要因についてご紹介しました。
今回は実際にどのようなスケジュールで内見を回り、物件決定に至ったのかをご紹介していきたいと思います。これから家探しをされる方の参考になれば嬉しいです。
この記事はこんな人におすすめ
●これから中古マンションを探す予定
●いい物件を見つけるためのコツを知りたい
●家探しで具体的にどんなことをしたのか知りたい
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
平日はとにかく毎日ネットで物件探し
平日は時間があればネットで物件探し。SUUMOやHOMESに条件登録して自動でメールが届くように設定しつつ、カウカモやスマイティ、他にも色々なサイトを使って毎日探し続けました。いい物件、実際に見たい物件はその都度担当者さんにメールを送ります。担当者さんにも並行して同じ条件で探してもらい、随時提案を頂きつつ、どのマンションを内見するか、平日5日間を掛けて検討します。
中古物件のリアルな声は「マンションノート」でチェック
マンションノートとは、日本全国の口コミを掲載したマンション口コミサイト。マンションに居住している方、もしくは過去に居住されていた方の実際の住み心地や周辺環境などのレビューが見れるサイトで、口コミを投稿すると、より詳しい非公開情報を見ることができます。私の場合は、その時住んでいた賃貸マンションの口コミを投稿してポイントを獲得し、気になる中古物件の口コミを見て内見するかしないかの最終判断をしていました。
毎週日曜日は1日5件以上内見する
大抵5件から10件程度、実際に見たい物件が出てきます。1週目は沢山あっても2週目3週目になるとそんなに多く出てこない場合もありますが、検索範囲を広げたり、条件を変えたりして、出来るだけ希望に近い物件を洗い出します。その後、担当者さんに売主と日時の調整をして頂き、毎週日曜日に一気に見て回るためのスケジュールを立ててもらい、車で周ります。
内見の印象が良ければ帰りは駅まで歩いて周辺環境をチェック
大体お昼ご飯を早めに取って、12時ちょうどから18時頃までに立ててもらったスケジュール通りに車で周ります。内見をして少しいい感じに思う物件があったら、現地で一度担当者の方と分かれて、夫婦で感想を言い合いながら駅まで歩きます。こうすることで駅からの距離感や周辺の雰囲気が分かり、その物件の内観だけでなく、総合的に判断する材料になります。そして駅でまた担当者さんにピックアップしてもらい次の物件に向かう、というのを繰り返します。大体1時間に1件なので1日平均6件の内見を行ったことになります。
管理状態は集合ポストを見れば分かる
内見の際は、外観、間取りだけではなく、まずポストを見ます。ポストを見ればそのマンションの管理状態が分かると言われています。ポストからチラシが溢れてる、床に落ちてる場合は良い管理状態とは言えません。植木が手入れされているか、ゴミ置き場が綺麗かも管理状態の良し悪しを判断するために見ます。
壁を叩いて抜ける壁かどうかを判断する
私の場合、広いリビングが理想だったためリノベーションした際に邪魔な壁は取り壊す必要があります。マンションの場合、ラーメン構造と壁芯構造という2種類があり、後者の場合は壁で躯体を支えてるため壊せないケースが多いため、壁を叩いて軽い音がすれば壊せる、重い音がすれば壊せない、とおおよその判断がつくため、内見の度に気になる壁をコンコン叩いていました。
そこまで気になる物件じゃなくても写真を撮る
初めは気になる物件だけ写真を撮り、そうでないものは撮らないでいました。ただ人間の記憶はとても曖昧で、一日に何件も内見してると、どの物件のどこが良かったのか、どこが悪かったのか、頭の中が混乱してしまい後から検討ができないことが分かり、それからは内見したら必ず全て写真を撮るようにしました。
2週目も同じスケジュールで内見を続ける
2週目も同じく、平日に物件を探し、週末に周るための準備をします。当初は新耐震基準で絞り込んで探していましたが、色々調べるうちに、必ずしも旧耐震基準のマンションが危険と言い切れず、中には管理状態も良く、新耐震基準と同じ強度を持つものもある、ということが分かり旧耐震基準のマンションも検索範囲に加えて希望物件を探しました。
今の物件との出会いは3週目の日曜日
2週目を終え3週目。理想の物件になかなか出会えず、あと2週間で決めなければという焦りも少し出てきた頃でした。そこで検索の予算を500万上乗せしてみたところ、良さそうな物件が出てきたので週末の内見スケジュールの最後にギリギリ追加してもらい、日曜日を迎えました。
部屋に入った瞬間に、生活するイメージが浮かんだ
その日3件の内見を終えた夕方、最後に追加した今のマンションの内見に向かいました。植木も丁寧に手入れされ、ポストも綺麗、各フロアの廊下には傘一本出ておらず、管理状態の良さが伺え期待が高まりました。玄関を開けてリビングに入った瞬間に夫婦揃って「ここだ」と感じ顔を見合わせたのを覚えています。私の中では入った瞬間に、部屋のレイアウトがイメージ出来て、そこで生活しているシーンが想像でき、ここで間違いないと何か確信めいたものを感じ、決定に至りました。
4週目の木曜日に物件契約
その日の帰り、念のため駅まで歩いて街の雰囲気を確認し、そのまま担当者さんと3人でファミレスで打ち合わせ。申し込みやローン審査の手続きを行い、最終週の木曜日に物件契約をする運びとなりました。本当に1ヶ月で決まるとは思いませんでしたが、私の中ではベストな結果が得られたと思っています。
最後に
当時のことを思い出しながら、実際の物件探しから契約までの流れを具体的にまとめてみましたがいかがだったでしょうか。1ヶ月間、仕事をしながらの家探しはなかなかハードでしたが、夫婦楽しんで出来た気がします。担当者さんはきっととても大変だったと思いますがいつも親身になって対応くださったおかげで楽しく、効率よく物件探しが出来たと思っています。これから家探しをされる方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
次回は「【リノベーション体験記】Vol.4 旧耐震基準マンションの耐震性を見極める重要な5つのポイント!」をお届けします。最後までお読みいただきありがとうございました。