
子供と一緒のダイニング、どう整える?
試行錯誤の今をご紹介
2歳の娘と過ごすわが家のダイニングスペース。以前は大きなテーブルを置いていたのですが、今はリビングをもっと広く使いたくなって、思い切ってラウンドテーブルにチェンジしました。

成長とともに、暮らしの中心も少しずつシフトしている感じがしています。今回は、そんな“今のダイニング”についてご紹介します。
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
コンパクトな家具で“フリースペース”をキープ

手前のスペースは、娘が遊んだり絵本を広げたりする“フリースペース”。その時は、ラウンドテーブルをさっと動かして、空間を広く使えるようにしています。だから今は、ダイニングエリアはできるだけコンパクトに。家具も「移動しやすさ」「省スペース」を意識して選ぶようになりました。
“なくても困らない”はずだった照明が今では主役に

この家に住み始めてから、ずっとなかったダイニングのペンダントライト。「なくてもまぁ、困らないかな」と思っていたのですが、最近、娘と食事をしている時にふと「ちょっと暗いかも?」と感じて、思いきってIKEAの手頃なライトを取り付けてみました。価格も手頃だったので「まずは試してみよう」くらいの気持ちで導入。結果、大正解!

やっぱり、テーブルの真上に照明があると、食卓の雰囲気が一気に変わります。ごはんがふんわり明るく照らされて、料理が前よりずっと美味しそうに見えるように。正直、「なくても困ってなかった」はずのペンダントライトですが、今ではすっかり我が家の“なくてはならない存在”に。むしろ、ないと「え、こんなに暗かったっけ!?」と感じるほどに(笑)。

IKEAの「ブローストング」というこの照明。3000円しないのに高見えするクオリティの高さ。中のコードとライトは別売りです。イケアのものを購入してもいいですが、コードが太いのとカップも大きくて目立つので、私はAmazonで買いました。
ハイチェアを嫌がるようになって…“お食事クッション”が救世主に

以前はハイチェアを使っていたのですが、今年に入ってから突然「怖い」と言い出して、座ってくれなくなりました(泣)。それまで気にしていなかったのに、ある日を境に拒否…。こういうの、ほんと子育て“あるある”だなと実感してます。今は部屋の片隅にひっそり待機中。そのままメルカリ行きになる日も近いかも…(笑)。

しばらくの間は、私の膝の上にちょこんと座って一緒に食べるスタイルが定番だったのですが最近「お食事クッション」なる便利アイテムを発見!Yチェアにぴったりフィットさせて、今はそこが娘の“マイチェア”になっています。

中にはしっかりと厚みのあるクッションが入っていて、大人用の椅子に取り付けても、娘の座高でちゃんとテーブルに届く高さに。これだけで、特別な子ども椅子がなくても、普段のダイニングがそのまま“子ども仕様”に変わります。撥水素材のタイプが多く出ている中で、夏場に肌に張り付くのが気になりそうだったので、私はあえてモフアの綿素材のものを選びました。
気になるのは“足が宙に浮く問題”

ちなみにこのお食事クッション、中に3枚のクッションが入っていて、成長に合わせて枚数を調整できる仕組みになっています。もうすぐ3歳になる娘には、3枚すべてだとちょっと高すぎたので、今は1枚抜いて、2枚でちょうどいい高さに。

クッションのおかげで、座面の高さはしっかり確保できるので、テーブルの位置も娘にとって“食べやすい高さ”にぴったり。ただ、ひとつだけ惜しいのは足を置くステップがないこと。そのぶん、娘の足が宙に浮いてしまうので、姿勢としてはちょっと不安定になってしまう時もあります。

とはいえ、Yチェアは背もたれが湾曲しているデザインなので、娘のような小さな子どもが深く座ると、自然と前傾姿勢になりがち。そのまま食事をすると、どうしても猫背っぽくなってしまいます。今は工夫しながら使っていますが、いずれはハイチェアや子ども用チェアの再導入も検討中です。実際に娘と一緒にお店に行って、座ってみて「怖くない」と感じられるものを、本人の反応を見ながら選ぶつもりです。

ペンダントライトについては、いつかLouis PoulsenのPH5を購入したいと思っています。でも、今使っているIKEAのブローストングが意外と良くて気に入っているので、しばらくはこのままでいいかなと思っています。あと、コードについて。最初は別の照明で使っていた黒いコードをそのまま使っていたのですが、やっぱり結構目立ってしまって…。最終的に白いコードに買い替えました。
「いつか欲しい」未来と、「今ちょうどいい」を大切に

さらに、コードの長さも設置場所に合わせてぴったり調整。余分なコードを束ねる必要がなくなったことで、見た目もすっきり。そしてコードの色を白に変えたことで、天井や壁の色に自然になじみ、圧迫感がぐっと軽減されました。天井がすごく高いわけではない我が家の場合、やっぱりコードは“白”が無難で安心。

ちなみに今回使ったダクトレール用のコードはAmazonで購入しました。比較的いろんな長さが揃っていて、設置場所に合わせて選びやすかったです。もしコードが余ってしまっても、付属のアジャスターで調整できるので、インテリアの雰囲気を崩さずにまとめることもできます。私が使っているものについては、プロフィールのリンクからチェックできるようにしているので、気になる方はぜひ覗いてみてください。

というわけで、今回は我が家のダイニングスペースの今をご紹介しました。娘がもう少し大きくなったら、また長方形の、しっかりとしたダイニングテーブルに買い替える予定です。でも今は、子どもが遊べるスペースをしっかり確保したいという気持ちのほうが優先。「いつかこうしたいな」と思う未来を描きながらも、今の暮らしに合った“ちょうどよさ”を大事にしたいなと思っています。
まとめ
毎日使う場所だからこそ、背伸びせずに暮らしにフィットする形を選びたい。そんな気持ちで整えた今のダイニングスペース。子供の成長に合わせて、また変わっていくのが楽しみです。最後までお読みくださりありがとうございました!