日本の住宅は収納スペースが狭いことが多いですよね。我が家の収納スペースもかなり限られているので、できるだけクローゼットの空間を効率よく活用して収納力をフルに高めたいと考えて、スチールラックとバンカーズボックスを組み合わせたボックス収納方法を考えました。今回は狭いクローゼットの収納力を最大化するスチールラックとバンカーズボックスを組み合わせた収納方法についてご紹介します。
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
【結論】バンカーズボックスとスチールラックの組み合わせは最強
スチールラックとバンカーズボックスを組み合わせた収納方法は、クローゼット空間全体を余すことなく活用できるのでおすすめ。費用も1万円程度で実現することができます。組み立てるのもかなり簡単。スチールラックはクギやネジを使わずに組み立てられるので女性でも大丈夫。バンカーズボックスに収納する際、入れるものをカテゴリ分けして箱にラベルを貼れば探すのも簡単です。なおかつボックス収納は物量をコントロールできるので必要以上に物が増えないというメリットもあります。このあと詳しくご説明します。
用意するもの
バンカーボックスを使ったスチールラック収納に必要なものは以下の3つです。
フェローズ バンカーズボックス 新703 A4サイズ
まずはフェローズのバンカーズボックス。価格も安く、ダンボールなのに強度がかなり高いです。そして何よりデザインがカッコいいので見せる棚でも使えます。1-2年前にリニューアルしてより組み立てやすく、強度もアップしています。1セット3箱入りなので棚の幅に収まる個数を割り出して必要分用意します。
洋服も本も植木鉢やおもちゃもなんでも入ってしまう絶妙なサイズ感。我が家にはこのバンカーボックスが20箱近くあります。
スチールラック奥行き45cmのもの(幅はスペースに合わせて)
ポイントは「奥行きが45cm」のものを選ぶことです。このサイズだとA4のバンカーボックスが縦にぴったり入る奥行きです。ちなみに同じラックを購入した場合、バンカーズボックスは1段に3箱×4段で12箱置けます。5段目にはクローゼットの高さによりA4サイズを3箱、もしくはハーフサイズを3箱置けます。我が家は天高が足りなかったのでハーフサイズを置いています。
バンカーボックスにつけるネームプレート
バンカーズボックスに直接サインペンで書き込んでもいいのですが、そうすると中のものを入れ替えた時に書き直さなければいけません。バンカーズボックスは耐久性が高いので結構長く使えるため、中身を入れ替えることもあると思います。ですので我が家ではこのネームプレートと貼ってこの中のカードにテプラを貼って使っています。テプラがなければ手書きでも大丈夫です。
要するにボックスに直接書かなければこのプレートじゃなくても大丈夫ですが、デザイン的にもシンプルで価格も安く使いやすいので私はこのプレートを愛用しています。
ちなみにテプラはこれがおすすめです。スマホから打ち出すことができるのでパソコンがなくても大丈夫です。
あとはスチールラックを組み立ててボックスを並べるだけ
スチールラックは室内でボルトも使わずに女性でも簡単に20分程度で組み立てられます。組み立てたらクリーゼットの中に入れて、バンカーズボックスを組み立ててまずは全部並べてみましょう。できるだけ一番下の段に本などの重さのあるものを収納し、中段は少し重め、上段は軽い洋服など、重さを基準にして位置を決めると出し入れがしやすいと思います。
我が家のバンカーズボックス収納の中身について
- 【1段目】ビジネス本/デザイン参考/使っていない鉢
- 【2段目】バッグ/使っていないインテリア雑貨
- 【3段目】インナー/スポーツウェア/空き箱
- 【4段目】冬服/夏服/旅行用品
- 【5段目】空き箱 (入れるものを決めていない)
- 【6段目】空き箱 (入れるものを決めていない)
こんな感じで下段から上段に向かって重いものから軽いものになるように置いています。とりあえず置けるだけ箱を置いているのでまだ何も入っていない箱もあります。
収納ってスペースに対して100%ものが収まっている状態はNGです。すぐに収納できなくなって散らかってしまったり、空いてる箱にカテゴリを考えずに取り敢えず入れてしまって、あとでどこに収納したかわからなくなったりします。常に30-40%空きがある状態が収納が溢れないようにするコツです。
衣類収納の防虫対策は?
「段ボールは虫が湧きやすい」とよく聞きますが、我が家ではまだ一度も湧いたことはありません。ただ、もし湧いて大事な服に穴が開くのも嫌なので防虫対策は以下の商品でしています。
このかおりムシューダボタニカルは、防虫剤特有の嫌な匂いがなく、ルームフラグランスのようにいい香りがするのでおすすめ。私は衣類を入れてるボックスに2つずつ入れて使っています。
防虫対策には防虫剤も大切ですが、湿度管理も重要です。クローゼットの中は湿度が上がりやすく、空気の入れ替えもしにくいので、出来るだけ湿度が上がらないように除湿剤を入れたり、1日一度は開けっぱなしにして換気したりして湿度管理しています。除湿機は電源が必要ないポータブル除湿機を使っています。
1週間に一度中身を付属のヒーターで乾燥させることで繰り返し使える優れもの。我が家ではこのポータブル除湿機をクローゼットや脱衣所の収納に入れています。
どうやって物の量をコントロールすればいいの?
これがバンカーズボックス収納のポイントなのですが、決めたカテゴリのもの、例えば我が家で例えれば「旅行用品」のボックス。この中には旅先で使用する小さなバッグや機内で使うスリッパやクッション、ビーチで使うシートなどが入っていますが、このボックスに収まらなくなったら、物量が増えすぎた証拠。使っていないアイテムや要らないものが必ずあるので整理するタイミングです。これを繰り返せば必要以上に物が増えることはなくなります。
おすすめは「投げ込み収納」
私がおすすめしている収納テクニックは「投げ込み収納」。箱を用意してその中にカテゴリ分けした物を投げ入れるだけ。箱の中は整理されていなくても大丈夫。中がぐちゃぐちゃでもカテゴリ分けしたものが入っているので探せばすぐに見つかります。詳しくは以下の記事でもご紹介しています。
最後に
今回は狭いクローゼットの収納力を最大化するスチールラックとバンカーズボックスを使った収納方法についてご紹介しましたがいかがっだったでしょうか。クローゼット収納の参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。