自信を持って言えます。
「加湿器は象印一択!」
乾燥が気になるこの季節。加湿器が大活躍する時期でもありますが、加湿器で一番面倒なのが掃除!
指の入らない部分のヌルヌル、カチカチに固まって簡単に取れない汚れ、そして最終的には加湿器から生乾きのような嫌な匂いが出てくる!
そんな煩わしい問題をすべて解決してくれる、加湿器のメンテナンス、掃除が簡単すぎるのが象印の加湿器!その特徴と魅力について余すことなくご紹介したいと思います。
ちなみに私が持っているのは2019年に発売した「EE-DA50」というシリーズ。ただ、象印の加湿器は見た目も機能もあまり変わらず、少しだけアップデートして型番が変わり毎年9月頃に発売されます。EE-DA50(2019年版)、EE-DB50(2020年版)はホワイトのみでしたが、2021年のEE-DC50から新色としてグレーが加わりました!2024年最新機種は「EE-DE50」です!
毎年象印の加湿器は納品直後に購入しないとどんどん価格が高騰していくので、購入を検討している方は気をつけてください!
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
【結論】象印加湿器を買っておけば間違いなし!
象印の加湿器を使い始めてもう7年近く経ちますが、今まで沢山の人におすすめしてきたほど、間違いのない商品です。
実は、象印加湿器にたどり着くまでにいくつもの加湿器を使ってきました。
- 無印の超音波式加湿器
- 無印の気化式加湿器
- ±0のドーナツ型加湿器
- TOSHIBAのスチーム式加湿器
など、超音波、気化式、スチーム式と色々な加湿方式とメーカーの加湿器を試しましたが、どれも1-2シーズン使うと、蒸気が臭くなり、フィルターがカチカチになったり、受け皿がカルキ汚れでカピカピになって不衛生な状態になり買い替えていました。
どれも原因は「お手入れの大変さ」です。
どの加湿器も1週間に1度から2度、酷いと2日に1度など、必要とされる掃除の回数が多過ぎるんです。
そんなに頻繁に掃除できますか?冬の間は常に加湿器が動いている状態で1週間に1度の掃除なんて私はできませんでした。
だからシーズン終わりにはカルキ汚れでカチカチになり、それが原因で嫌な匂いが出始めたりするわけです。
でも!象印の加湿器はメンテナンスが超ラク!私は1シーズンで2回程度しかお掃除していないのですが、常に清潔な状態を維持できています。
なぜこんなにお手入れがラクなのか、象印だけが実現できる他とは違うスチーム式加湿器の秘密をこのあと詳しくご紹介します!
加湿器の種類について
加湿器の種類は大きく分けて
- 超音波式
- スチーム式
- 気化式
- ハイブリッド式
の4種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるので、まずは加湿器タイプの特徴を簡単にご説明します。
1. 超音波式加湿器
水を超振動で霧状にして噴霧するタイプです。簡単に言うととても細かい霧吹きのようなイメージです。超音波式は安価なものが多く、またデザイン性も高くできるため、加湿器の中でも一番種類が多く販売しています。
超音波式のメリット
- デザイン性の高いモデルが多い
- 電気代が安い
- 本体価格も安い
超音波式のデメリット
- 水を霧状にして噴霧しているため、加湿力がスチーム式加湿器よりも劣る。
- 水道水をそのまま霧状にしているためカルキがそのまま空気中に舞い、精密機器に影響がある場合がある。
- メンテナンスが大変なケースが多い。
2.スチーム式加湿器【象印加湿器はコレ】
水を沸騰させた蒸気で加湿するタイプです。簡単に言うと、昔懐かしいストーブの上にやかんを乗せて蒸気を出しているのと同じです。加湿力が高く、短時間で加湿することができます。
象印の加湿器はすべての機種がスチーム式になります。
スチーム式のメリット
- 蒸気で加湿するため、加湿力はとても高い
- 超音波式よりも拡散力がある
- 沸騰させた蒸気なのでカルキは含まれず清潔
スチーム式のデメリット
- 加熱して沸騰させる必要があるため、電気代が高い。
- 温度の高い蒸気が出るため、お子様がいる場合やけどの危険性がある
3.気化式加湿器
フィルターを水で濡らし、そこに風を当てることで水分を気化させて加湿するタイプです。簡単に言うと、ホテルでバスタオルを水に濡らして干して加湿するのと同じです。加湿力は高くありませんが、電気代がほぼ掛かりません。
気化式のメリット
- 機能としては扇風機と同じなので電気代がかなり安いです。
気化式のデメリット
- 本体が大きいものが多い。(大きなフィルターを仕込む必要があるため)
- 加湿力があまり高くない。
- 水を吸わせたフィルターを定期的に掃除しないとカチカチになってしまうので、小まめに掃除する必要がある。
4.ハイブリット式加湿器
気化式加湿器はただの風を当てて気化させるのに対して、ハイブリット式は温風を当てて気化させる方式。冷たい風を当てるよりも気化を促すことができるため、気化式に比べると加湿性能が高いです。他にも超音波式のミストを温めて噴霧するタイプのハイブリット型もあります。
ハイブリット式のメリット
- 気化式に比べると加湿性能は高め。
- 熱い蒸気が出るわけではないのでお子様のいるご家庭でも安心。
ハイブリット式のデメリット
- ヒーターで蒸発を促すため電気代が高い。
- 気化式と同様にメンテナンスの手間がかかる。
- 他の方式に比べて突出したメリットがない。
加湿器のおすすめランキング記事が以下からご覧ください。
加湿器4種の電気代比較
気になるのは具体的な電気代。加湿方式の違う4種類で、1時間でそれぞれどのくらいの電気代が掛かるのか調べてみました。
加湿方式 | 参考消費電力 | 電気料金(24円/kWh) |
超音波式 | 20W-50W | 1時間あたり約0.7円 |
スチーム式 | 300W-500W | 1時間あたり約7円 |
気化式 | 5W-30W | 1時間あたり約0.2円 |
ハイブリット式 | 150W-200W | 1時間あたり約5円 |
上記の表は4つの加湿方式を比較したものです。スチーム式が他の3つの加湿方式と比べて一番消費電力が高いことがよくわかります。もし24時間つけっ放しにしていた場合、1日168円になります。消費電力だけ考えるとかなり高いですが、加湿力が高いため、ある程度加湿されれば弱運転でも湿度を維持できるので、個人的な体感でいえばここまで掛からないと思います。
象印加湿器のメリット
それぞれの加湿方式によって、メリットデメリットがある中、私がおすすめしている象印加湿器は「スチーム式」。その理由と合わせて象印加湿器のメリットは以下の5つです。
- メンテナンスがラク過ぎる
- 圧倒的な加湿力の高さ
- 蒸気が常にキレイ
- 部屋の温度が下がらない
- 子供がいても安心して使える
詳しくご紹介します!
1.メンテナンスがラク過ぎる
象印の加湿器の一番のメリットは、何と言ってもお手入れの簡単さです。なぜかというと、象印の加湿器は、構造が超シンプル!
簡単に言うと「ほぼポット」なのです。
ポットからお湯の出口を無くして、上部に蒸気が出る穴を開けた感じです。だから給水タンクもありませんし、細かな部品もフィルターもありません。本体に直接水を注ぎ、蓋を閉め、スイッチを押すだけ。なのでメンテンスも……
ポット用の洗浄剤を入れて沸騰させるだけ!
象印加湿器は使用を続けていると本体内部に残った水道水に含まれるカルキが固まって、石のようにカチカチになったものがこびり付いてきます。象印加湿器の場合はポット洗浄剤(私は「ピカポット」という商品を使っています)、もしくはクエン酸を入れて、洗浄モードボタンを押すだけ。たったこれだけでカチカチに固まっていたカルキがお湯に溶け出して、あとはすすぐだけで洗浄完了!
1シーズンに1~2回のクリーニングくらいで十分です。象印加湿器の究極にシンプルな構造だからこそ出来るお手入れの簡単さ!
象印加湿器の詳しいお手入れ方法は以下の記事でご紹介しています。
2.圧倒的な加湿力の高さ
超音波や気化式と比較すると、その加湿力が圧倒的に違います!超音波式は細かな霧吹きのような感じなのでどうしても遠くに広がりにくいため、cadoのように高い位置から噴霧して加湿範囲を広げる工夫がなされていますが、象印加湿器はスチームなので拡散力がかなり高い!
蒸気ってあっという間に部屋全体に広がりますよね?温かい蒸気は自然と上昇するため、かなり短時間に広範囲を加湿することができます。
我が家場合、20畳程度のリビングで帰宅直後湿度40%を切る状況から、スチーム式の場合、大体1時間もかからずに湿度50%を超えてきます。
一度愛用していた別メーカーのスチーム加湿器が壊れたつなぎで、無印の超音波加湿器を使用していた時期がありますが、2時間経っても45%程度しか上がらず、その時にあらためてスチーム式加湿器の加湿力の高さを実感しました。
3.蒸気が常にキレイ
多くの加湿器で採用されている超音波式加湿器の場合、カルキを含んだ水道水を超音波振動で霧状にしているため、そのミストにはカルキがそのまま含まれています。
ミストの中に含まれているカルキが精密機器に影響が出る可能性があるため、PCの近くで使用するのは避けた方が良かったり、加湿器のタンクの中に雑菌がいた場合、その雑菌も空気中にミストと一緒に撒き散らしてしまうという、衛生的に非常によくない状況になってしまいます。
最近の超音波式加湿器はカルキを吸着するフィルタを通って噴霧されますが、そのフォルタがすぐカルキでカチカチになったりして、長く使っていると生乾きのような嫌な匂いがしてきたりします。
一方、スチーム式の象印加湿器は蒸気で加湿しているので雑菌は含まれず、カルキもタンク内に留まるため、非常に清潔!
もしタンク内に雑菌が居たとしても、常に煮沸消毒をし続けている状況なので、繁殖せずに殺菌されます。とにかく象印加湿器は非常にクリーンなのです。
4.部屋の温度が下がらない
象印加湿器は、一度沸騰させたお湯を65度まで冷ました後に部屋を加湿するため室温が下がりません。むしろ体感的に1-2度上がります。一方、超音波式加湿器は冷たい水を噴霧しているため、室温が1-2度下がります。
実際、スチーム式から超音波式に買い替えた際に、部屋が普段よりも寒く感じました。
寒い冬に、部屋の温度を下げずに加湿したい方におすすめです。
5.子供がいても安心して使える
象印加湿器には、子供がいても安心して使える機能がついています。
チャイルドロック機能
チャイルドロックキーを3秒押し続けることですべての操作ができなくなる機能です。子供によ誤操作を防止することができます。
ふた開閉ロック機能
レバーでふたがロックされているため、万が一加湿器を倒してしまっても簡単にふたが開かないように作られています。
転倒湯漏れ防止構造
本体を誤って倒してしまってもお湯が溢れるのを最小限に抑えられる構造になっています。ただし、倒れたままにしておくと蒸気口から少しづつ出てきてしまうので転倒に気づいたらすぐに戻しましょう。
象印加湿器の場合、タンクにはお湯が入っているため、倒した際に簡単には溢れないように作られているため、子供がいても安心して使用することができます。ただし、念の為子供の手の届く場所には置かないようにしましょう。
象印加湿器のデメリット
象印加湿器は、今まで使った加湿器の中で圧倒的に一番使いやすく、正直なんの不満もありません。でもネットで口コミを調べてみると、いくつかデメリットが挙げられています。私が見つけたデメリットは以下の10個です。
- 電気代が高い
- 沸騰音がうるさい
- デザインがダサい
- 加湿までに時間が掛かる
- 給水が大変
- カルキ汚れがすぐ溜まる
- 水が無くなるのが早い
- 蒸気が熱くて危険
- 湿度の調整ができない
- 窓に結露が付きやすい
この10個のデメリットについて、すべて検証してしてみました!結論、全く問題ありません。現に象印加湿器を7年近く使っていますが、不満に思うところはなく、今使っているモデルが壊れても、多分また象印加湿器を買うと思います。
詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください!
適用畳数と我が家での使い方について
40畳近い空間を象印加湿器1台でカバー
我が家はほぼ全室繋がっていて、すべて合わせると約40畳近くあります。普段寝室の扉は閉めているので35畳程度になりますが、この空間を象印加湿器一台でカバーしています。
公式の商品情報では適用畳数13畳となっていますが、3倍近くの広さをカバーしていることになります。
帰宅後、部屋の湿度が40%を下回っている場合でも、オートの通常モードで運転を始めて1時間もすれば50%を超えてきます。2時間もするといつも55-57%程度に上がるので、一番弱い通常弱モードに切り替えて湿度を維持するようにしています。
オートの弱モードでもいいのですが、オートモードだと弱でもどんどん湿度が上がってくる印象で、私の場合は通常の弱が使いやすいです。
湿度計を気にしつつ、また50%を切りそうになったらオートにします。
就寝時は2時間タイマーを使用
就寝時は2時間後に切れるようにタイマーにしています。日中は暖房で乾燥しているので加湿器はフル稼働していますが、暖房を切っている就寝時は、逆に加湿器をフル稼働させておくと、過加湿状態になり窓の結露が酷くなるので、タイマーで切れるように設定しています。
それでも起床時に湿度が50%を切っていることはありません。
広い範囲を1台でカバーすると本体に無理が掛かっているのでは?
広い範囲を一台でカバーすると本体に無理が掛かっているのでは?という疑問もありますが、個人的な感覚ではまだまだ余裕な感じです。
私のInstagramのフォロワーさんも同じ使い方をしている方が多いのですが、「適用畳数を超えて使っていますが全然余裕です!」というコメントをいくつか頂いています。
電気代についての変動は検証していないので分かりませんが、1日を通してほぼ弱モードでの使用なので、異常に高い請求が来たことはありません。
象印加湿器の違い
象印の加湿器には大きく分けて4つの種類があります。
EE-TA60
2024年に新たに発売されたシリーズ。スマートなデザインは継承しつつ、今までのモデルにはなかった湿度のデジタル表示が追加。容量は4Lの1種類。カラーはブラック1色のみです。
基本性能はほぼ変わりませんが、湿度のデジタル表示機能が追加されたハイエンドモデルです。
EE-DE35・50
今までの象印加湿器のデザインよりも洗練されたスマートなモデル。容量は3Lと4Lの2種類。カラーはホワイトとグレー。
一番人気のモデルです。私が使用しているのもこのモデルのホワイトです。
EE-RT35・50
従来の象印加湿器のデザインを受けついた、見た目がかなりポットっぽいシリーズ。容量は3Lと4Lの2種類。カラーはホワイトのみ。
デザインはポットっぽいですが、性能はほとんど変わらず、価格も控えめです。
EE-MA20
2024年に新たに発売されたシリーズ。洗練されたスマートなデザインは継承しつつ、容量が1.8Lになり、寝室や比較的狭い空間で使いやすいモデル。容量は1.8Lの1種類。カラーはオフホワイトとグリーン。
容量が小さい分、最初の湯沸かし時の消費電力が低いので、狭い空間で使用するならこちらがおすすめ。
それぞれのの違いを分かりやすく表にしてみました。
比較表 | EE-TA60 | EE-DE35 | EE-DE50 | EE-RT35 | EE-RT50 | EE-MA20 |
---|---|---|---|---|---|---|
外観 | ||||||
容量(L) | 4.0 | 3.0 | 4.0 | 2.2 | 3.0 | 1.8 |
消費電力(W) 湯沸かし時 加湿時 | 985 495 | 985 305 | 985 410 | 985 305 | 985 410 | 650 190 |
加湿能力(mL/h) | 600 | 350 | 480 | 350 | 480 | 200 |
適用床面積の目安 木造和室 集合住宅及びプレハブ洋室 | ~10畳(17㎡) ~17畳(27㎡) | ~6畳(10㎡) ~10畳(16㎡) | ~8畳(13㎡) ~13畳(22㎡) | ~6畳(10㎡) ~10畳(16㎡) | ~8畳(13㎡) ~13畳(22㎡) | ~3畳(6㎡) ~6畳(9㎡) |
加湿時間(約h) 強連続 中連続 弱連続 | 6 10 20 | 8 16 32 | 8 16 32 | 6 – 27 | 6 – 24 | 8 – 16 |
外形寸法 幅×奥行×高さ(約cm) | 24×27.5×36.5 | 24×27.5×32.5 | 24×27.5×36.5 | 24×26×27.5 | 24×26×31.5 | 20×23×26.5 |
質量(約kg) | 2.8 | 2.7 | 2.9 | 2.3 | 2.4 | 2.0 |
最後に
加湿器はデザインではなく、メンテナンスの手軽さで選ぶべき!
デザインだけで見たら素敵な加湿器はたくさんあります。Cado、BALMUDA、±0。ただどれもメンテナンスは必要です。1週間に1度のメンテナンスを推奨するモデルもあります。
私もデザイン優先で選んでいた時期もありますが、掃除を怠ってしまい次第に不衛生になり、変な匂いが出て結局使わなくなってしまいました。
でも象印の加湿器はメンテナンスは本当に楽。そしてデザイン性もCadoには及びませんが、空間に馴染みやすいシンプルなデザイン。デザイン優先で選んで掃除に苦労するよりも、掃除が簡単で常に清潔に使える方が、加湿器においてはベストな選択だと行き着きました。加湿器に悩まれている方に胸を張っておすすめできる加湿器です!
象印加湿器のご紹介は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。