
11年使ったキャスターが崩壊。
約2,000円の互換品に交換しました
2015年6月から使っている、エルゴヒューマン ベーシック「EH-HAM」。かなり長く使っている椅子ですが、ある時から床に黒い破片が落ちるようになりました。確認すると、キャスター外周のウレタン部分がボロボロと崩れていたんです。


最初は何のゴミか分からなかったんですが、キャスターを見ると納得。1個だけではなく、複数が同じように劣化していました。
椅子本体にはまだ大きな問題がないので、キャスターだけ交換することに。純正品を調べると5個セットで7,150円だったため、もう少し安く交換できないか探して購入したのが、サンワサプライの「SNC-CAST3」です。
ただ、交換作業は思っていたほど簡単ではありません。古いキャスターが抜けず、今度は新しいキャスターが最後まで入らない。この記事では、商品選びから実際に交換できるところまで、つまずいたポイントも含めてまとめます。
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
【結論】EH-HAMのキャスターはSNC-CAST3に交換できた

最初に結論をまとめると、2015年6月に購入したエルゴヒューマン ベーシック「EH-HAM」に、サンワサプライの「SNC-CAST3」を取り付けることができました。5個すべて交換できています。
私のEH-HAMでは、SNC-CAST3を5個すべて装着できました。購入価格は約2,000円前後。純正交換キャスターは2026年10月確認時点で5個7,150円です。
| 比較 | エルゴヒューマン交換用キャスター | SNC-CAST3 |
|---|---|---|
| 入数 | 5個 | 5個 |
| 価格 | 7,150円(税込・確認時) | 私は約2,000円で購入 |
| EH-HAMへの対応 | 旧Basic対応品 | メーカーによるEH-HAM対応表記なし |
| 今回のEH-HAM | 対応品 | 実際に5個装着できた |
ただし、SNC-CAST3はエルゴヒューマンがEH-HAM用として販売している交換パーツではありません。サンワサプライ側でもEH-HAM対応品として公式に案内されている製品ではないため、この記事では「私のEH-HAMで実際に装着できた互換候補」という位置付けで紹介します。

純正なら適合面では安心。でも11年使っている椅子のキャスター交換に7,000円以上かけるかで、私はちょっと迷いました。
約11年使ったキャスターがボロボロに崩れてきた
私がエルゴヒューマン ベーシックを購入したのは2015年6月。2026年時点で約11年使っていることになります。最初に異変に気づいたのは、床に黒い破片が落ちるようになったことでした。

キャスターを見ると、外周の黒いウレタン部分が欠けています。さらに使っているうちに、ポロポロと崩れるような状態になってきました。

1個だけならそのキャスターだけ交換することも考えましたが、確認すると他のキャスターも同じように劣化しています。約11年同じ環境で使ってきたものなので、1個ずつ交換するより5個まとめて交換することにしました。

椅子本体はまだ普通に使えるのに、床には黒いカスが落ちる。買い替えるにはもったいない状態でした。
使っているのは旧型エルゴヒューマンBasic「EH-HAM」

エルゴヒューマンはモデルが多いため、互換キャスターを購入する前に自分の椅子の型番を確認しておくのが重要です。今回交換したのは、現在販売されているPRO2などではなく、旧型のErgohuman Basicです。
私が使っているのは、Ergohuman Basic・型番EH-HAM・ヘッドレスト付きのモデル。2015年6月に購入しました。
KM-11は椅子のモデル名ではない
エルゴヒューマンを調べていると「EH-HAM KM-11」といった表記も出てきますが、KM-11はエラストメリックメッシュのブラックを示す番号として使われています。そのためこの記事では、キャスター交換で重要な本体型番のEH-HAMを中心に記載します。

同じBasicでも購入時期や仕様が違う可能性はあるので、互換品を買う前に自分の型番は確認しておいた方が安心です。
純正キャスターは5個7,150円。安心だけど少し迷った
もちろん、エルゴヒューマンには交換用キャスターが用意されています。2026年10月に確認した時点では、旧型Basicにも対応する交換用キャスターが5個セット7,150円(税込)で販売されていました。
11年使っている椅子なので、今でも純正交換パーツが手に入るのはありがたいです。ただ、椅子本体に不具合があるわけではなく、交換したいのはキャスターだけ。そこで、もう少し費用を抑えられるものがないか探すことにしました。

純正を買えば間違いない。でもキャスターだけで7,000円以上となると、もう少し安い選択肢も探したくなりました。
約2,000円で購入したサンワサプライ「SNC-CAST3」

調べていく中で候補になったのが、サンワサプライの「SNC-CAST3」です。大型のオフィスチェア向けに販売されているウレタン製キャスターで、5個セットになっています。

私はAmazonで約2,000円で購入しました。価格はショップや時期によって変わるので、購入時の実売価格を確認するのがいいと思います。
| SNC-CAST3 | 仕様 |
|---|---|
| 入数 | 5個 |
| キャスター直径 | 60mm |
| 適応穴直径 | 11.12mm |
| シャフト長 | 26mm |
| 材質 | 硬質ウレタン |
| 形状 | 双輪キャスター |
SNC-CAST3は、サンワサプライやエルゴヒューマンが「EH-HAM対応」と公式に保証している製品ではありません。私の2015年購入EH-HAMでは実際に5個とも装着できた、という実例です。

「EH-HAM専用品」ではありません。そこを理解した上で、私は装着事例とサイズを見て選びました。
EH-HAMのキャスター交換方法
交換そのものは複雑な構造ではありません。古いキャスターを脚から抜き、新しいキャスターを同じ場所へ差し込むだけです。ただ、私の場合は「抜く」「入れる」の両方でかなり力が必要でした。

SNC-CAST3に付属していた取扱説明書でも、取り外しは「マイナスドライバーを隙間に入れ、テコの原理で取り外す」と案内されています。取り付け側も圧入式で、確実に差し込む構造です。
今回使ったものは、SNC-CAST3、マイナスドライバー、ゴムハンマーの3つ。ゴムハンマーは最初から使ったわけではなく、新しいキャスターがどうしても最後まで入らなかったため途中から使用しました。


説明書を見ると簡単そうなんですが、11年使った私のEH-HAMは、ここからが本番でした。
古いキャスターが抜けない|手で引っ張るだけでは無理だった
ネットで交換方法を見ると、「キャスターを持って真っすぐ引き抜く」「マイナスドライバーを差し込んでテコの原理で外す」といった方法が出てきます。簡単に抜けるものだと思っていましたが、私のEH-HAMでは手で引っ張ったくらいでは全然抜けませんでした。

マイナスドライバーでテコをかける
そこで、キャスターと脚の間へマイナスドライバーを入れ、テコの原理を使って少しずつキャスターを浮かせました。ただ、ドライバーを入れれば簡単にスポッと抜けるわけではありません。少し動いても、途中でかなり強い抵抗があります。

抜け止めリングの抵抗を越えたら手で引き抜けた
キャスターの軸を見ると、シャフト先端にリング状の抜け止めがあります。私の場合、この部分がかなり強く引っ掛かっているようでした。
マイナスドライバーで少しずつ浮かせる → リング部分の強い抵抗を越えるところまで引き出す → そこから手で持って力をかけて引き抜く。この方法で外せました。


「キャスターなんて引っ張れば抜けるだろう」と思っていたので、ここは完全に予想外でした。
今度はSNC-CAST3が最後まで入らない
古いキャスターを外したら、脚側の穴へSNC-CAST3のシャフトを差し込みます。構造だけを見ると、あとは押し込めば終わり。ところが私の場合、途中までは入るのに最後まで押し込めませんでした。

何個かは比較的スムーズに入りましたが、複数箇所で途中から動かなくなりました。手でかなり押し込んでもダメです。
そこで一度椅子を普通の状態へ戻し、「座れば体重で入るだろう」と試してみました。それでも最後まで入りませんでした。

体重をかければさすがに入ると思ったんですが、それでもダメ。古い方が抜けたと思ったら、今度は新しい方が入らないという状態でした。
SNC-CAST3のシャフトにも抜け止め用のリングがあります。実際に作業した感触では、このリング部分の抵抗がかなり強かったのではないかと思います。
ゴムハンマーで軽く細かく叩いたら装着できた
手で押してもダメ。体重をかけてもダメ。最後に試したのがゴムハンマーです。

本来なら、キャスターのシャフトに近い硬い根元部分へ力をかけた方が、車輪部分への負担は少ないと思います。ただ、EH-HAMへSNC-CAST3を取り付けた状態では、構造上その根元部分を直接叩くのが難しかったです。
そこで私の場合は、キャスター部分をゴムハンマーで軽く、細かく何度も叩く方法を試しました。強く一発で叩くのではなく、軽く叩いて状態を確認し、また軽く叩く。この繰り返しです。
すると少しずつシャフトが奥へ入り、最終的にはしっかり装着できました。
キャスター部分を強くハンマーで叩く方法を推奨するものではありません。私は根元を直接叩けなかったため、破損しないようゴムハンマーで軽く細かく叩いたところ装着できました。

強く一発ではなく、軽く細かく。少しずつ入っていくのを確認しながら叩きました。
5個すべてSNC-CAST3へ交換完了
同じ作業を繰り返して、最終的に5個すべてのキャスターをSNC-CAST3へ交換できました。


途中では「古いキャスターが抜けない」、次に「新しいキャスターが入らない」と2回つまずきましたが、結果として私のEH-HAMには装着できています。
今回一番伝えたかったのは、SNC-CAST3が使えたことだけではありません。商品を買った後に起こりそうな「抜けない」「入らない」まで含めて交換できたことです。

「付くらしい」だけ分かっても、買ったあと外れなければ困ります。そこまで実際に経験したので、今回は交換完了まで全部残しておきました。
純正キャスターとSNC-CAST3、どちらを選ぶ?
実際に交換してみて、すべての人にSNC-CAST3をおすすめするというより、何を優先するかで選ぶのがいいと思います。
純正キャスターが向いている人
- メーカー系の交換パーツを使いたい
- EH-HAMへの適合を重視したい
- 多少高くても安心して交換したい
- 互換品を試すことに抵抗がある
こういう人なら、価格差があっても純正を選ぶ方が分かりやすいです。
SNC-CAST3を検討できる人
- キャスター交換の費用を抑えたい
- 旧型EH-HAMをまだ使い続けたい
- メーカー公認のEH-HAM対応品ではないことを理解している
- 実際の装着事例を参考に自分で交換できる
私の場合は約2,000円で購入できたので、純正7,150円に対して約5,000円費用を抑えて5個すべて交換できました。11年使っている椅子にどこまで費用をかけるかを考えると、私は今回こちらを選んでよかったです。

適合の安心感なら純正。費用を抑えて延命したいなら、今回のような互換品も選択肢になると思います。
まとめ|11年使ったEH-HAMを約2,000円でキャスター交換
2015年6月から使っているエルゴヒューマン ベーシック「EH-HAM」。約11年使い続け、純正キャスターのウレタン部分がボロボロと崩れるようになりましたが、サンワサプライのSNC-CAST3へ5個すべて交換することができました。

私が購入した価格は約2,000円前後。純正交換キャスターは5個7,150円なので、かなり費用を抑えられました。
ただし、SNC-CAST3はメーカーがEH-HAMへの適合を保証している純正・公認互換パーツではありません。私が使っている2015年購入のEH-HAMでは実際に取り付けできた、という実例になります。
交換で一番困ったのは「古いキャスターが抜けない」「新しいSNC-CAST3が最後まで入らない」の2点。古い方はマイナスドライバー、新しい方は私の場合ゴムハンマーを軽く使うことで解決しました。
キャスターがボロボロになっても、椅子本体がまだ使えるなら買い替える必要はありません。同じEH-HAMを長く使っていて、「床に黒い破片が落ちてくる」「純正キャスターはちょっと高い」「SNC-CAST3が本当に付くのか分からない」と困っている人に、今回の交換方法が参考になればうれしいです。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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