掃除の手間を減らしたいから
浄水を使うのはあり?
そんな疑問にお答えします。象印加湿器の構造はほぼ電気ポット。中に水を入れてそれが沸騰することで発生した蒸気で加湿するのですが、その過程で内部にカルキやカルシウム汚れが付着してしまいます。
なら水道水ではなく【浄水】を入れれば良くない?
という疑問が湧いてきます。
この記事では、「象印の加湿器の汚れ防止のために浄水を使用しても大丈夫か」の疑問についてお答えできる内容になっています。
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
【結論】一般的な浄水器であれば使用可能
象印加湿器の場合、スチーム式という水を沸騰させた蒸気で加湿する方式のため、
浄水でも使用可能です
ただし、塩素(カルキ)が除去されているため雑菌が繁殖しやすいので、
- 24時間以内に使い切る
- 1日に必ず1度は水を取り替える
上記2点に気をつけて使用する必要があります。
浄水を使用することで、タンク内のカルキ汚れの付着を抑えることができますが、私は使用していません。その理由については後述します!
【注意】他の加湿方式では浄水は使えない
一般的な加湿器では、浄水を使うことは禁止されています。その理由は
塩素(カルキ)が含まれていないから。
カルキが含まれていない水を使うと、雑菌が繁殖しやすくカビが発生しやすくなります。
超音波式や気化式など、水をそのまま噴霧したり、フィルターに浸したりするタイプでカルキを除去した水を使うと、水中もしくはフィルターで繁殖した雑菌を直接部屋に撒き散らすことになるため、水道水の使用が衛生的に必須になります。
なぜ象印加湿器では使えるのか
象印加湿器は「スチーム式」と呼ばれる加湿方式で、水を沸騰させた蒸気で加湿するため、雑菌の繁殖がしにくく、さらに蒸気自体には雑菌が含まれないため、浄水を使用してもそこまで大きな問題はないようです。
ただし、公式では衛生面や安全面を考慮して【水道水】を推奨しています。
浄水を使うメリットとは?
象印加湿器で浄水を使うメリットは
カルキ汚れを抑えて洗浄の手間を減らせること
象印加湿器はフィルターがないので細かい掃除やメンテナンスは必要ありません。ただし、タンク内は日々の使用で水道水に含まれるカルキやカルシウムの成分がタンク内に固着し、ザラザラとした汚れが溜まっていきます。
これが、カルキが除去されている浄水を使用することで汚れの付着が抑えられ、クエン酸洗浄の手間が省けるというわけです。
浄水を使うデメリットとは?【私が浄水を使わない理由】
象印加湿器で浄水を使うデメリットは、
【お湯スタート】が出来ないこと
【お湯スタート】とは、私が勝手に名前を付けただけですが、消費電力を節約するテクニックです。象印加湿器はタンク内の水を沸騰させる時に1番消費電力が高くなります。
そのため、沸騰にかかる時間を短く出来れば、高いと言われる象印加湿器の電気代を安く抑えることができます。
方法は簡単。給湯器から出るお湯(40度程度)を給水して電源を入れることで沸点に達する時間が短くなり、消費電力を低く抑えることができます。
【お湯スタート】については以下に詳しく書いています。
私は掃除の手間よりも電気代の節約を優先したいので、浄水は使用していない、というのが理由です。
なぜ「お湯スタート」が使えないのか
基本的に蛇口に付けるタイプや、元々水道に取り付けてあるタイプの浄水器も全て活性炭などを利用した「浄水フィルター」を経由させることで塩素などの物質を除去します。
そのフィルターにお湯を通してしまうと、内部の活性炭が膨張して、ろ過した不純物が一緒に流れだす可能性があるため、メーカーが禁止しているケースが多いからです。
つまり、
- 電気代を抑えるなら【40度の水道水
- 掃除の手間を減らすなら浄水
というどちらかしか選択できない、ということです。
【疑問】では浄水を沸騰させたお湯を入れるのはダメ?
象印加湿器に熱湯を入れると、空焚き防止機能が働き故障の原因になることがあるため、公式では禁止されています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
つまり、浄水を沸騰させて、それを40度になるまで冷ましてから給水すれば理論的には使えることになります。
ただ、正直そんな面倒なことをするくらいなら、お湯スタートで電気代を節約しつつ、定期的にクエン酸洗浄した方が手間が少ないと思います笑。
まとめ
掃除の手間を減らしたいなら【浄水】電気代を節約したいなら【お湯】がおすすめ
色々書きましたが、私は浄水にしようが普通の水道水にしようが1シーズンに1回しか掃除していません。なので、浄水を使うよりもお湯を使って電気代を節約することを優先した方がメリットが多いのではないかと思っています。
ちなみに、1シーズン溜めた汚れをピカピカにする方法も別記事でご紹介していますので、気になる方はご覧ください!
最後に
今回は、「象印の加湿器の汚れ防止のために浄水を使用しても大丈夫か」の疑問についてお答えしましたがいかがだったでしょうか。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。最後までお読みくださり、ありがとうございました。