新型コロナウィルスは
ただの風邪なんかじゃない
今回は先日罹患した新型コロナウイルスについて、何が起きたか、どのような症状だったかなど、ツラツラとお話ししていきます。というか、解熱剤で熱が8度台まで下がっている間も何かしていないと辛さと向き合い続けないといけないので、何かをして気を紛らわせるために書いた文章です。お時間のある方や、まだ新型コロナウイルスへの感染経験のない方に読んでいただきたいです。
2023年夏現在、新型コロナウイルスの感染者数はかなり増えてきているそうです(かかりつけの薬局談)。
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。
初めて新型コロナウィルスに罹患しました
先週の金曜日に喉と鼻の間に違和感を覚えたのですが、同じ週の火曜日から娘の中耳炎が再発。熱を出していたので「また娘の風邪が感染ったか」程度に思い、市販の風邪薬を飲んで凌いでいました。ちなみに娘はコロナ陰性。
友人の送別会だったので、普段はあまり行かない会社の会合に3年振りくらいに参加したのですが、人数も多く(3-40人)、更に個室で、向かいの席にも声が届かないくらいの盛り上がりでした。結局私は途中で抜けましたが、多分そこで感染したのだと思います。普段は仕事部屋で1人で作業していることが多いのと、オミクロン株の場合、平均潜伏期間が2-3日なので状況的にもタイミング的にも感染経路は明確。誰かがコロナを持っていたら確実に感染できる状況だったので、私以外にも感染者がいるのではないかと心配です。まだまだコロナは私たちの側にいるようです。
体調が急変したのは日曜日
夜中にあまりの暑さと頭痛で目を覚まし、体温を計ると39度の高熱。それでもまだ普通の風邪と高を括って市販薬でなんとか乗り切ろうとしたものの、あっという間に40度を超えて意識は朦朧、食欲もなく、身体を起こして水分を摂るだけで精一杯。
もう耐えられず夜に常備していた解熱剤を飲むと40度近い熱が一気に37度台まで下がりますが、2-3時間も経てばまた40度まで急上昇。
発熱から2日目の朝病院へ
一晩に2度ほど体温の急上昇急降下を繰り返し、発熱から2日目の朝、「これはちょっと様子がおかしい」、と掛かりつけの病院へ行き、念のためにと抗原検査をしてもらうと見事に【陽性】。
コロナはただの風邪なんて嘘
「コロナはただの風邪」なんてよく聞きますがとんでもない。インフルエンザよりも断然キツイ!辛すぎました。
とにかく終わりの見えない熱、熱、熱
大袈裟ではなく自分が生きているのか死んでいるのか曖昧になって、もう全部どうでも良くなるような高熱、どうやっても収まらない頭痛と倦怠感、少し動けば痣を殴打されるような節々の痛み、咳をすれば痰に血が滲み、水さえも滲みる始末。
無闇に解熱するのは治療期間を長引かせると言いますが、解熱しないと眠ることすらままならず、解熱剤の服用によって得られる2時間程度の寛解に頼らなけばもうどうしようないくらい辛いのです。
解熱時の体力消耗が尋常じゃない
でも体力を一番使うのがこの解熱時。解熱剤を飲んで1時間もすると身体は燃えるように熱くなり、尋常じゃない量の発汗を経て解熱。
更に2-3時間経つと今度は全身の筋肉がガタガタと震え出し、この真夏に掛け布団2枚掛けても震えが止まらないほどの寒気に襲われ、体温が急上昇。あっという間に40度に戻ります。
この過程でも物凄い体力を消耗します。3日間で何度もこの体温の急上昇、急降下を繰り返し、4日目もこの状態が続いたらもう耐えられないかもしれない。辛すぎて、もう点滴で痛み止めと眠れる薬と栄養でも入れてもらって治るまで寝ていたいとすら思い始めました。限界ギリギリでした。
3日目の夕方に免疫抑制剤を追加処方
3日目の夕方、全く軽快しない症状を家族に嘆いたところ、家族が私に代わって病院に連絡。現在の症状を伝えた上で追加のお薬を頂けることに。
私だったら連絡しても「処方した薬を飲んで様子を見てください」と言われるだけだし、私が我慢しないと…と病院に連絡するという行動すら取らなかった(そこまで考える気力もなかったですが)と思うので家族に心から感謝です。
追加されたお薬は更に強い解熱剤の類かなと思いきや「免疫抑制剤」という初めて聞くカテゴリーの薬。飲み方も独特で朝昼晩1錠ずつとかではなく帰宅後5錠、寝る前に3錠、翌日は朝4錠、昼3錠、夜1錠など、指定がとても細かい。
免疫を抑制するお薬だから過剰な免疫反応による発熱を抑制することで解熱するのかな、と勝手に想像しながら取り敢えず飲んでみると、1時間後辺りからどうしようもなく辛かった頭痛が軽快し始めて、そこから2時間くらい掛けて熱が徐々に下がっていきました。
今までの辛さが嘘のように消失
頭の中に掛かっていた霞が晴れて視界が一気に広がるような感覚。一歩踏み出すのも億劫だった足が以前のように軽やかに動かせる懐かしい感覚。大袈裟と思うかもしれませんが三日三晩ろくに眠れずに、それでも目を閉じ、痛みと熱に向き合い続けた時間は「三日間」では表現できないほど途方もなく長くて、普通に生活出来ていた頃が懐かしく思えるほどでした。
この3日間は全く食欲もなく、食事は薬を飲むためにゼリー飲料を流し込んでいただけだったので、温かい食事は3日振り。柔らかく煮た野菜のお粥でしたが、久しぶりの塩味だったからか薄味のはずが、濃い味好きの私が濃く感じてしまうほど舌が敏感になっていました。味覚障害で味が分からなくなるとは聞いていましたが、ここまで味が濃く感じることもあるとは知りませんでした。その夜は久しぶりにゆっくりと睡眠を取ることができました。
新型コロナ発症から4日目
現在コロナ発症から4日目。決められた時間に免疫抑制剤を服めば、解熱剤服用時のような対応の急上昇、急降下もなく、微熱状態を維持出来ているので、家の中の事を出来るまでになりました。3日間ベッドでうずくまっていただけなので、少し動くだけで汗がダラダラ流れて、食事すら休み休み摂らないと疲れてしまうほど、体力は落ち切っていました。もともとちゃんと食べないとどんどん痩せていく体質なのもありますが、体重はこの3日間で5キロほど痩せてしまいました。今日から身体を起こしている時間を長くして体力の回復を図りたいと思います。
ちなみに、今のところ免疫抑制剤による副作用は感じていません。
新型コロナ発症5日目に再度発熱
4日目の日中は微熱しかなかったので体も軽く、無理のない程度に家のことをやり、ゆっくりと過ごしていましたが、夜になり急に咳が増えてきました。その日の夜は横になり眠りに落ちても自分の咳で目が覚めてまた眠ろうとしても咳で目が覚め、これを朝まで繰り返し2-3時間しか眠れず、朝には声が出なくなっていました。朝処方薬を飲んでしばらくしても体調に変化はなく、更に体まで熱くなってくる始末。
体温を計ると37.8度
これはおかしいと体温を測ってみると38℃近くまで上がってしまっています。咳に加えて頭痛と倦怠感まで戻ってきて、またあの3日間のような日々が戻ってくるのかと思うと恐ろしくてなりません。免疫抑制剤の効力よりもコロナウイルスの量が増えてしまったのか、一体私の身体の中で何が起きているのでしょうか。
夕方には7℃台前半まで熱は落ちたものの、頭痛と倦怠感、そして息を吸えば酷い咳。喉は潰れて声は殆ど出ない状態です。1歳の娘にもまだ近づくことが出来ず、果たしていつになったら軽快してくるのか先が見えません。
新型コロナ発症6日目、若干軽快してきた?
朝、完全に詰まった鼻を薬で通して、免疫抑制剤を服み、熱を計ると37度。やっと熱が下がってきました。でも頭は重く、頭痛、眩暈もしています。5分に一度咳をすれば泥のような痰の塊がその都度上がってきて、まだまだ体内でウイルスとの戦いは続いているようです。
抗原検査するもまだ【陽性】
明日は家族に娘を任せられない日なので、今日は育児に復帰するために、自宅で抗原検査してみるもやっぱりまだ陽性。そりゃこれだけ症状まだ残ってるから陽性になるか…。でもマーカーのラインはかなり薄いピンクなので少し良くなってきているのかも。不織布マスクをつけて手洗いアルコール消毒しつつ、身体を動かして日常を取り戻し始めます。まだ咳がよく出るので、そこからの感染が少し心配。出来るだけ娘に近づきたくないけど、そうもいかないのが困ります。
新型コロナ発症7日目
まだまだ咳と痰は凄いですが、体温は微熱まで戻り、頭痛もなく身体も軽くなってきました。ようやく「軽快してきた」と言える状態になりました。
感染から7日目にして軽快
病院での説明では5類になってから、発症日を0日と起算して5日目以降は外出してもいい、ということだったので、てっきりその頃には症状もなく、「身体は元気なのにまだに外出れない〜」的な感じで、大したことないのかなと思っていましたが、全然そんなことありません。そもそも5日間家から出ず、ほぼ寝たきりだったので、体力が著しく置いていて、外出する気にはまだなれません。家の中でもう少し疲れずに動けるようになってからになりそうです。
まだ夜に熱が37.7度まで上がる
日中、ワンオペ育児に追われていると、すべて娘に合わせて動くことになるので、運動量をセーブ出来ず、頭痛を感じながらも解熱剤を飲んでかなり無理をしてしまったせいか、夕方ごろからまた一気に調子が悪くなって来ました。熱を測ると37.7度。まだ無理をすると簡単に体温が上がってしまうようです…。しばらくはあまり無理せずに過ごす必要がありそうですが、そうもいかないので騙し騙しやり過ごすしかなさそうです。
10日目までは感染のリスクあり
症状が軽快してきたとはいえ、まだあと3日間は家族に感染させるリスクがあるので、まだまだマスクと消毒は欠かせません。10日目になったら念のため自宅にある抗原検査キットで陰性確認をしてから日常生活に戻ろうと思います。
新型コロナに初めて感染して思ったこと
普通に生活している程度ではほぼ感染はしないと思います。やはり容易く感染確率を高めるのは「大人数での飲み会」。密室の中で不特定多数が食事をしながら大声で会話をする。この状況が感染率を高めるので、電車の中や街中で感染することは可能性としては低いのだと思います。まだまだコロナは私たちの近くに居る、ということを忘れかけていたので、今回の感染をきっかけにまた気持ちを改めるいい機会になりました。
症状の重さは人によってそれぞれだと思いますが、味覚症状はなかったものの、想像以上に辛い日々だったのでもう二度と感染したくはありません。特に家族に迷惑を掛けたこと、そして大切な我が子に触れることすらできなかったことが何より辛かったです。
1週間、隠れるように生きていたので、急にリビングに登場したら娘は少し私のことを忘れてしまったようで、2時間くらい私に近づくことなく、遠巻きに観察していました笑。しばらくして、絵本を手渡してきたり、足に絡みついてきたら、徐々に元に戻ったので良かったです。
まだまだコロナは近くにいます。というより近くにいることを前提に、自身の行動や場所を選択する必要があるのだと思います。一度感染の経験がある人が多いと思いますが、まだ一度も感染していない人の方が油断してしまう気がします。東京都のモニタリング分析を見ると最近明らかに感染者数が増えて来ているので、これからますます気をつけてください。
熱は7度台前半まで下がったものの、咳が酷いので改めて診察してもらった所、「副鼻腔炎」に移行していたようで、お薬を処方頂いたのですが、薬局でもらったお薬はなぜか殆ど粉薬。今まで錠剤だったのに何故なのか確認すると【最近またコロナが凄く増えてきていて薬の供給が追いついていない】そう。5類に移行して初めての夏。感染は確実に広まっているようです。
味覚症状について【味覚過敏?】
私の場合、コロナ感染者によくある味覚障害【味がしなくなる、風味を感じなくなる】は起きなかったのですが、発症後10日経過現時点で以前よりも塩味を異常に強く感じるようになりました。
毎日のように食べていたコンビニのたまごサンドが、まるで大量に塩を掛けて食べているような、そんな塩辛さを感じます。
こんなケースがあるのか調べてもいませんが、今まで普通に食べられていたのもが、しょっぱ過ぎてしまうのです。感染初期は高熱があるから味覚が敏感になっているのかな…と思っていたのですが、普通に食事をするようになり、食べ慣れているもので試すとこの異常さがよく分かりました。食材の味が埋もれてしまうほどの塩味。これも味覚障害の一種なのでしょうか。これから徐々に戻るものなのか…でも濃い味好きの自分にとっては、この方が身体に良いのかもしれません笑。
後遺症について
後遺症については、コロナによって発生しているものは味覚過敏程度で、現在感じている発熱、頭痛、倦怠感、痰、咳などは、コロナ発症きっかけで移行した副鼻腔炎によるものだと思うので判然としていません。でも副鼻腔炎自体が結構キツく、抗生剤を飲んでも完治までに1ヶ月近くかかるケースもあるようなので、後遺症よりもそちらの方が心配というか、気が重いです…。
朝起きると鼻の奥と喉の奥にパンパンに泥のような痰が詰まっていて、それを排出するのがなかなか大変で…。副鼻腔炎による炎症で熱も常に37.5度程度を保っているので、顔も火照り、身体も重く、早く治したいです。
最後に
今回は、コロナに初めて感染した私の体験談を長々と書いて来ましたがいかがだったでしょうか。書い始めたきっかけは、何もしてないと高熱と頭痛とただ向き合い続ける感じでとても耐えられらそうになかったので、解熱剤で熱が下がったタイミングで朦朧としながら文章を書いて気を紛らわせていたものを、軽快後に加筆、修正したものです。