【保存版】おすすめ国内ミステリー・サスペンスドラマ30選【各種評価サイト上位30作品を厳選】

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面白いミステリードラマ、
何かないかな?

そんなふうに思っても、いざ探してみると膨大な作品の中から選ぶのってけっこう大変ですよね。

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名作と呼ばれるものも多いし、人によって“面白さ”のポイントも違う。だからこそ、ちょっと迷ってしまう…。

この記事では、過去20年に放送・配信された国内のミステリー/サスペンス系の連続ドラマの中から、各種評価サイトやレビューをもとに、客観的に評価の高かった30作品をピックアップしてご紹介しています。どれも評価の高い実力派ばかりですが、ジャンルやトーンはバラバラ。だからこそ、今の気分にぴったりの“観てよかった一本”が見つかるはずです。

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ちなみに私は全部観ているので、おすすめコメントも添えています。

本ブログ「LIVINGSKAPE」について

この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。

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アンナチュラル(2018)

死の謎を追えば、生の意味が見えてくる。

不自然死究明研究所(UDIラボ)で働く法医解剖医・三澄ミコト(石原さとみ)は、日々持ち込まれる不審な死因の遺体を解剖し、その死の真相を解明していく。彼女のチームには、記録員の久部六郎(窪田正孝)、法医解剖医の中堂系(井浦新)、臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)らが所属し、それぞれの専門知識を活かして事件に挑む。ミコト自身も過去に家族を失うという悲しい経験を持ち、その背景が彼女の仕事への情熱を支えている。毎話、社会問題や人間ドラマを絡めたストーリーが展開され、視聴者の心を揺さぶる。

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法医学サスペンスの中でも群を抜いてリアルで緻密。遺体が語る真実を解き明かす過程はパズルのような快感。中堂のエピソードはサスペンスとしても見逃せません。伏線と感情が絶妙に絡む神バランス。

最愛(2021)

守りたい人がいる。だから、嘘をついた。

新薬開発会社の若き女性社長・真田梨央(吉高由里子)は、大学時代に起きた失踪事件の重要参考人として浮上する。一方、刑事の宮崎大輝(松下洸平)は、その事件を追う中で梨央と再会する。二人はかつての恋人同士であり、再会を機に過去の出来事や感情が交錯していく。事件の真相を追う中で、家族や友人、会社の同僚など、周囲の人々の思惑や秘密が明らかになり、物語は複雑に絡み合っていく。愛と罪、過去と現在が交錯するヒューマンサスペンスドラマ。

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人間ドラマとしての深みが魅力。過去と現在が巧妙にリンクし、伏線も見事に回収される構成。感情移入度の高さと予想外の展開がたまらない一作。最終話の切なさは今でも心に残ります。

半沢直樹(2013・2020)

正義は、倍返しで貫く。

東京中央銀行のバンカー・半沢直樹(堺雅人)は、上司の不正や組織の理不尽な圧力に立ち向かい、「やられたらやり返す、倍返しだ!」の信念で数々の困難を乗り越えていく。2013年のシリーズでは、大阪西支店での5億円の融資事故を発端に、銀行内部の権力闘争や陰謀が描かれる。2020年の続編では、子会社の東京セントラル証券への出向から始まり、大手IT企業の買収案件を巡る攻防や、政府高官との対立など、さらにスケールアップした戦いが繰り広げられる。組織の闇を暴き、正義を貫く半沢の姿勢が多くの視聴者の共感を呼んだ。

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企業内の駆け引きとどんでん返しの応酬は、まさに心理サスペンス。伏線の巧妙さと名演技の応酬で、ミステリーファンにも刺さる展開が続きます。名言と名シーンの連打は中毒性高めです。

ミステリと言う勿れ(2022)

謎を解くのは、知識じゃない。対話だ。

天然パーマの大学生・久能整(菅田将暉)は、膨大な知識と冷静な観察力を武器に、日常の会話から人の本音や事件の真相を見抜いていく。ある日、殺人事件の容疑者として警察に連行された整は、取り調べ中に矛盾を指摘し、真相を導き出す。以降、偶然出会う人々の抱える問題や謎を、ひたすら「会話」だけで解きほぐしていく。トリックを暴くというより、登場人物の心の奥を言語化し、真実に導く新しいタイプのミステリードラマ。会話劇中心の構成ながらも、社会的テーマや人間の闇が深く描かれる。

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事件を解決するというより、人を解きほぐすミステリー。整くんの台詞には哲学と優しさがあって、観ているこちらも内省させられます。推理劇の新しい形を楽しみたい人におすすめです。

ガリレオ(2007・2013)

この世のすべては、物理で説明できる。犯行も、感情も。

帝都大学の天才物理学者・湯川学(福山雅治)は、「変人ガリレオ」の異名を持つ理系男。新人刑事・内海薫(柴咲コウ)や刑事・草薙俊平(北村一輝)と共に、科学では説明できないような奇怪な事件に挑む。犯行に物理現象を用いたトリックや、まるで超常現象のような不可能犯罪の裏にある現実的な真相を、湯川が冷静かつ論理的に解き明かしていく。毎話独立した事件を扱うスタイルでテンポが良く、湯川の「実に面白い」という決め台詞も人気に火をつけた。

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理系ミステリーの金字塔。事件のトリックがしっかり理論的で、種明かしの気持ち良さが格別です。物理学の知識を駆使した謎解きにゾクっとします。湯川と内海のコンビも絶妙。

SPEC(2010)

常識は通じない。だからこそ、真実にたどり着ける。

警視庁公安部公安第五課、通称「未詳」に配属されたIQ201の天才・当麻紗綾(戸田恵梨香)と、元SAT隊員の瀬文焚流(加瀬亮)が、常識では解明できない超常現象的事件の解決に挑む。事件の裏には「SPEC」と呼ばれる特殊能力を持つ者たちが関わっており、当麻と瀬文は次々と現れる能力者たちと対峙していく。ギャグとシリアスが入り混じる独特の世界観、張り巡らされた伏線、徐々に明かされる陰謀と謎…。一話完結型ながら、物語はシリーズ全体で一本の巨大な謎に繋がっていく。

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能力者バトル×本格ミステリーの異色作。ふざけてるようで伏線はガチ。笑ってたら次の瞬間シリアス、そして最後は鳥肌。戸田×加瀬のバディも神バランス。沼る覚悟でどうぞ。

白夜行(2006)

光がなければ、闇の中で生きるしかなかった。

ある殺人事件をきっかけに、幼い男女の運命は大きく狂い出す。事件の加害者と被害者、それぞれの子どもとして過去を背負った亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)は、やがて互いに手を汚しながらも暗闇の中で生きていく。表向きは交わらずとも、2人の絆は密接に絡み合い、17年にわたる人生の裏側で静かに事件が積み重なっていく。物語は、刑事・笹垣(武田鉄矢)の目を通して展開し、真実と向き合おうとする者と、それを巧みにすり抜ける者の心理戦が描かれる。切なさと不穏さに満ちた、究極の“すれ違い純愛”サスペンス。

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序盤から犯人はわかっているのに、なぜか手に汗握ってしまう構成が秀逸。見せ場は“逃げ切れるか”じゃなく“どうしてここまで…”。光の欠片もない中にある、ひび割れた純愛が刺さります。

Nのために(2014)

たったひとつの“想い”が、すべてを変えた。

高級マンションで起きた殺人事件。現場にいた4人の若者たちは、いずれも名前に「N」がつく。そして事件の真相は、彼らの過去と密接に結びついていた。物語は現在と10年前の回想を交差させながら、四人の“嘘”と“秘密”が少しずつ明らかになっていく。中心となるのは、家庭に問題を抱える少女・杉下希美(榮倉奈々)と、彼女を見守る大学生・成瀬慎司(窪田正孝)の微妙な関係。それぞれが誰かを守るためについてしまった嘘と、その代償が心を締め付ける。青春と犯罪が交錯する、静かで残酷なサスペンスドラマ。

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“誰のためのNだったのか”という問いが、最後の最後で効いてくる。静かに進む話だけど、心のざわめきは加速していく。繊細な人間関係に感情が乗って、泣けるサスペンスの代表格です。

マイファミリー(2022)

誘拐されたのは、絆か、信頼か。

ゲーム会社社長・鳴沢温人(二宮和也)の娘が誘拐された。犯人は「警察を使うな」と命令し、温人と妻・未知留(多部未華子)は自力での救出を迫られる。SNSや監視カメラなど、情報が溢れる時代において、誰が味方で誰が敵なのか分からない状況の中、事件は意外な展開を見せていく。一件の誘拐が連鎖し、過去の事件、隠されていた事実、そして身近な人物への疑念が広がっていく。家族の絆と裏切り、愛と猜疑心が交錯する、全編クライマックス級のノンストップサスペンス。

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1話から“最終回か!?”ってレベルで攻めてくる展開力。二転三転どころか五転くらいする。家族ドラマとミステリーの融合が絶妙で、考察も感情も振り回されまくります。

LIAR GAME(2007)

信じた瞬間、騙される。

極度のお人よしな女子大生・神崎直(戸田恵梨香)のもとに、突如1億円が届く。「ライアーゲーム」への招待状と共に。ゲームの目的は「他人から金を奪うこと」。戸惑う直は、過去に天才詐欺師として名を馳せた秋山深一(松田翔太)に助けを求め、協力して勝ち抜こうとする。ゲームは回を追うごとに複雑化し、仲間と思っていた者の裏切りや予想外の展開が連発。参加者たちの心理戦、駆け引き、そして“人を信じるとは何か”が試される。スタイリッシュな映像と奇抜な設定で話題を呼び、続編・映画化もされたシリーズ。

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トリックじゃなく“駆け引き”でゾクゾクしたい人にぴったり。秋山の読みと逆転劇が毎回爽快で、「あ〜、こう来たか!」って唸らされます。緊迫感がクセになる心理バトル系ミステリー。

あなたの番です(2019)

殺したい人、いますか?

新婚夫婦の菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)は、マンションへの引っ越し直後、住民会で「殺したい人の名前を書くゲーム」に巻き込まれる。それが現実の連続殺人事件へと発展し、“交換殺人”の連鎖が始まる。住民たちは次々と命を落とし、誰が誰を殺したのか、犯人はどこにいるのか分からない状況に。日常に潜む狂気と疑心暗鬼、そして巧妙に張り巡らされた伏線がドラマを加速させていく。2クール連続放送&SNSでの考察バトルが話題となった異色の大型ミステリー。

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考察マニアにはたまらない地獄の情報量!伏線、ブラフ、ミスリードの応酬で、毎話“誰が犯人なの!?”って叫びながら見てました。視聴者を巻き込んで楽しませるスタイルが新しかった。

BORDER(2014)

“見える”ことが、救いになるとは限らない。

捜査中に銃弾を頭部に受けた刑事・石川安吾(小栗旬)は、奇跡的に一命を取り留めるが、死者の幻影が見えるようになる。以降、事件現場に現れる被害者の“声”を手がかりに、犯人を追い詰める日々が始まる。しかし、正義と倫理の境界で揺れ動く石川は、次第に自らの行動を問い始めるようになる。目の前に“真実”があるのに、法では裁けない悪にどう対処するのか…。クールな映像美と哲学的なテーマが光る、静かで濃密な刑事サスペンス。最終話は伝説級の衝撃と評価された。

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死者と対話できるっていう“もしも設定”が、こんなにもリアルに感じられるドラマは珍しい。淡々と進むのに、後半どんどん狂気がにじんでくる。ラストは…語りたくても語れません。

ストロベリーナイト(2012)

心の奥の闇が、犯人をつくる。

警視庁捜査一課・姫川班の主任、姫川玲子(竹内結子)は、トラウマを抱えながらも抜群の勘と行動力で凶悪事件に挑む女性刑事。ある日、暴力団の関係者が惨殺される「ストロベリーナイト事件」を皮切りに、連続する猟奇的事件と警察内部の腐敗が浮かび上がっていく。玲子と部下・菊田(西島秀俊)との信頼、時に危うい関係も見どころの一つ。グロテスクで重厚な事件描写と、人間ドラマとしての繊細さが交差する本格警察ミステリー。

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刑事ものの王道にして、心理の奥底まで抉るヘビー級。玲子と菊田の“言葉にならない絆”にもゾワッとさせられる。暴力と優しさのコントラストがたまらない、大人向け警察サスペンスの決定版。

MIU404(2020)

24時間の中に、真実はある。

警視庁・機動捜査隊の臨時部隊「第4機捜」に配属された志摩(星野源)と伊吹(綾野剛)。性格も価値観も正反対の2人がバディを組み、24時間以内の初動捜査で事件に挑む。SNS犯罪、銃社会、差別や孤独など現代的なテーマを盛り込みつつ、毎話スピード感と人間味あふれるストーリーが展開。やがて2人は、裏で糸を引く謎の存在“久住”の正体へと迫っていく。緊迫とユーモアが絶妙に混ざる、新時代型の刑事ドラマ。

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野木亜紀子脚本ならではのセリフのキレと社会性が最高。ただの刑事バディものじゃなく、事件の裏にある“生きづらさ”を描いてくるのが沁みる。久住との対決もジワジワくるスリルあり。

99.9 -刑事専門弁護士-(2016)

0.1%に隠された“逆転”のロジック。

刑事事件の有罪率99.9%という日本の裁判制度の中で、残り0.1%の“真実”を追い求める型破りな弁護士・深山大翔(松本潤)。証拠や動機だけでなく、現場の“物理的な可能性”にまでこだわるスタンスで、次々と逆転無罪を勝ち取っていく。チームのメンバーもクセ者揃いで、ユーモアとスピード感あるやり取りも見どころ。法廷ドラマながら、トリック解明のスッキリ感がミステリー好きにも刺さる異色のリーガルエンタメ。

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「真犯人はこいつ!」じゃなくて「どうすれば無罪を証明できるか?」の逆アプローチが新鮮。トリック解明型ミステリーの楽しさを法廷で味わえる、理系にも推せる一本!

家族ゲーム(2013)

壊すことでしか、救えない家族がある。

成績不振で不登校気味の中学生・沼田茂之のもとにやってきたのは、型破りな家庭教師・吉本荒野(櫻井翔)。彼は常軌を逸した方法で茂之に向き合い、やがて“理想的に見えた家族”の歪みを次々と暴き出していく。物語が進むにつれて、家族の秘密と過去が明らかになり、吉本の正体も謎に包まれていく。教育ドラマの皮をかぶった、心理スリラーかつ社会風刺。視聴者を不穏な空気の中に引き込んでいく異色のサスペンス。

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何が怖いって、家の中が一番ミステリー。吉本の言動ひとつひとつが謎と狂気をはらんでいて、家族の崩壊を見届けるような背徳感がクセになる。ラストの“あの一言”も忘れられない。

アンフェア(2006)

正義を語るやつほど、信用できない。

警視庁の女刑事・雪平夏見(篠原涼子)は、犯罪者を追うためならルール無視も辞さない異端の存在。連続殺人事件の犯人は、推理小説のトリックをなぞるように犯行を重ね、挑戦状とも取れる謎を警察に突きつけてくる。事件の背後には、雪平の過去、そして警察組織そのものの闇が隠されていた。「正義とは何か?」「誰が敵なのか?」を問い続ける、裏切りと陰謀の警察サスペンス。

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“誰がアンフェアか”ってキャッチコピー通り、味方がどんどん疑わしくなる感じがたまらない。どんでん返しの連続に加えて、雪平のキャラが強烈で、完全に沼る一本です。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班(2017)

守るべきものは、正義か、それとも国家か。

公安が極秘に設立した特捜班。そのメンバーは、元自衛隊、元公安、ハッカー、爆発物処理のプロといった訳ありの精鋭たち。彼らは政府の要人暗殺、テロ、機密漏洩など国家の根幹を揺るがす事件に挑む。しかし、任務のたびに“正義とは何か”という疑問が突きつけられ、やがてチーム全体が大きな陰謀の渦へと巻き込まれていく。リアルなアクションと社会性を兼ね備えた骨太のサスペンスアクション。

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映画並みのアクションもすごいけど、じわじわと追い詰められるような政治サスペンスの空気感が最高。味方も正義もどこか曖昧で、ラストの“その後”を考えずにはいられない作品です。

リバース(2017)

“あの時の沈黙”が、誰かを殺した。

「深瀬和久は人殺しだ」――ある日突然送りつけられた謎の告発文。それは10年前、大学時代のゼミ仲間と起きた親友の死に繋がっていた。平凡な会社員・深瀬(藤原竜也)は、当時の仲間たちと再び向き合いながら、封印していた事件の真相を掘り起こしていく。回想と現在が交差し、それぞれが抱えていた“罪”が少しずつ明かされていく。そして最後に待ち受ける、誰もが予想しなかった“本当の結末”とは――。

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湊かなえ原作らしく、真相よりも「どうしてそうなったか」に心をえぐられる系。優しさが嘘になり、沈黙が暴力になる。地味に進むけど、最後はゾクッと震えました。

dele(2018)

死んでも、消したい記憶がある。

坂上圭司(山田孝之)と真柴祐太郎(菅田将暉)は、「dele.LIFE」という会社で“デジタル遺品”の削除を請け負っている。依頼人が死後に残したデータを消去するはずが、その中には隠された真実や未解決の思いが残っていることも。二人は時に削除に手を止め、依頼人の生きた証や秘密に迫っていく。一話完結ながら、終盤に向けて二人の背景も静かに明らかになっていく、都会的でスタイリッシュなヒューマンサスペンス。

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毎話、死者の“声なき遺言”が胸に刺さる。サスペンスというより“謎に向き合う静かな探偵もの”って感じ。脚本も演出も無駄がなく、すべてがスマートで美しい。隠れた名作です。

贖罪(2012)

あの日の罪は、まだ終わっていない。

小学生の少女が殺され、その場にいた4人の女の子は犯人の顔を思い出せなかった。被害者の母は彼女たちに「必ず犯人を見つけて贖罪しなさい」と言い残す。それから15年、4人はそれぞれの人生の中で、自らの罪と向き合う出来事に巻き込まれていく。1話ごとに異なる女性の視点で物語が進み、最終話で母と対峙する構成。湊かなえ原作、黒沢清演出という異色のタッグが生んだ、陰鬱で美しいサイコサスペンス。

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ただ怖いだけじゃなくて、“一生引きずる罪の重み”を肌で感じさせられる。黒沢清の演出がほんとに不気味で、じんわり精神が削られる感じ。静かに壊れていく系が好きな人に激推し。

ウロボロス ~この愛こそ、正義。(2015)

正義と復讐、そのどちらも、彼らの愛だった。

幼い頃、同じ児童養護施設で育ったイクオ(生田斗真)と竜哉(小栗旬)。彼らは慕っていた施設職員が何者かに殺された事件をきっかけに、それぞれ警察官とヤクザとして対極の道を歩みながら、復讐の機会を狙っていた。警察組織の中に事件の真相を隠す「金時計の男」の存在を知った二人は、裏と表から真実を暴こうと動き出す。愛と正義の間で揺れ動く2人の絆が、全体のサスペンスに深みを与えていく。

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刑事×ヤクザのW主人公って時点で燃えるけど、ただの復讐劇じゃなく、友情と正義の行方にずっと胸が締めつけられる。伏線も丁寧で、最終回まで見逃せない展開の連続!

コールドケース ~真実の扉~(2016〜)

忘れられた事件に、まだ語られていない真実がある。

アメリカの名作をリメイクしたWOWOW発のクライムサスペンス。舞台は神奈川県警。主人公の刑事・石川百合(吉田羊)率いる特命チームが、時効が成立していない未解決事件=コールドケースに挑んでいく。毎話、事件当時の時代背景を織り交ぜながら、遺された証拠や関係者たちの記憶から真実を紐解いていく構成。エピソードごとに雰囲気やテイストが変わり、重厚かつヒューマンタッチな物語が展開される。

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毎話が短編映画レベルの完成度。事件の真相よりも“人間の感情の奥底”に迫るスタイルで、しみじみ泣ける回も多い。重厚な作風が好きな人に絶対ハマる大人のミステリー。

BOSS(2009・2011)

クセ者たちが事件を解く。それが、最強のチーム。

警視庁に新設された特別犯罪対策室のリーダーとして、ニューヨーク帰りの刑事・大澤絵里子(天海祐希)が着任。集められたのは一癖も二癖もあるクセ者たち。捜査では事件の裏に隠された動機や心理に鋭く切り込みながら、チームをまとめ上げていく。シリアスな事件とユーモアが同居し、テンポよく進むストーリーとチームの掛け合いが魅力。事件解決のスッキリ感と、キャラクターの成長が心地よい。

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硬派に見えて、実はめちゃくちゃ“チームもの”としてアツい。キャラそれぞれの背景がしっかりしてて、事件よりむしろ人間関係に引き込まれる。天海祐希のカッコよさは反則。

ギルティ 悪魔と契約した女(2010)

微笑みの奥に、地獄が見える。

無実の罪で家族を失い、10年間刑務所に服役していた野上芽衣子(菅野美穂)。出所後、彼女はかつて自分を陥れた人々に復讐を始める。美貌と知性を武器に、次々と標的へ近づき、社会的地位を奪い、心を追い詰め、破滅させていく。一方、芽衣子に惹かれながらも正体を追う刑事・真島(玉木宏)は、次第に彼女の過去と現在に巻き込まれていく。復讐と愛、憎しみと赦しが交錯する、スタイリッシュで妖艶なサスペンス。

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主人公の静かな怒りが怖すぎる。暴力じゃなく、理詰めでジワジワと壊していく復讐劇がクセになる。そして「愛のようで愛じゃない」この関係性…ミステリーにして情念ドラマ。

新参者(2010)

この街の誰もが、何かを隠している。

東京・日本橋のマンションで起きた殺人事件。日本橋署に着任したばかりの刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は、近隣住民に徹底的な聞き込みを重ね、事件の真相を追う。物語は1話ごとに関係者一人ひとりの背景を丁寧に掘り下げ、それぞれが抱える“秘密”や“嘘”を浮かび上がらせていく。すべてがつながったとき、事件の真相だけでなく、人々の想いが静かに解き明かされる。下町の人情と哀しみが織りなす、温かくて切ないミステリードラマ。

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ハードな事件ものとは違うけど、“人の心”という最大の謎を解く感覚。ラストで伏線が一本に繋がる気持ち良さは鳥肌モノ。加賀刑事の優しさに毎話救われる、心に沁みるミステリー。

魔王(2008)

復讐は静かに、美しく、そして容赦なく。

若きエリート弁護士・成瀬領(大野智)は、正義の顔を装いながら、弟を死に追いやった少年とその関係者に復讐を企てる“魔王”の顔を持っていた。彼が送り込むタロットカードと共に、周囲の人間が次々と不審死していく。その動きを追う刑事・芹沢直人(生田斗真)は、かつて自分が過ちを犯した過去と向き合うことになる。復讐、贖罪、そして許しを巡る、運命に導かれた2人の悲しき対決を描いたサイコサスペンス。

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“真犯人は最初からわかってる”のに、なぜここまでゾクゾクするのか。哀しみが支配する美しい復讐劇で、大野智の静かな狂気が刺さる。最終話の余韻、今でも忘れられません。

最後に

いろんな種類のミステリーやサスペンスドラマがありますが、どの作品にも共通しているのは、“人の心の奥”にまでぐっと踏み込んでくることです。ただ犯人を当てるだけじゃなく、背景にある人間関係や感情の揺れ動きが描かれているから、余韻が残るんですよね。今回ご紹介した30本は、あくまで客観的な評価をもとにセレクトしていますが、きっとその中には、あなたの“人生に残るドラマ”になる一本があると思います。「今日はちょっとミステリーが観たいな」そんな気分のときに、またふと読み返してもらえたら嬉しいです。最後までお読みくださりありがとうございました!

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TOKYO | DESIGNER | ART DIRECTOR
インテリア好きのグラフィックデザイナー。Instagramフォロワー10万人。夫婦と娘の3人家族、築40年越えの中古マンションをリノベーションして暮らしています。家具、家電、食器、雑貨、収納など、好きなものを気ままに綴ります。オリジナルのアートポスターをデザインしてオンラインストア「MONOKHROME」にて販売中。下のウェブサイトボタンよりアクセスください。

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