
1995〜2024年に放送された
国内の法廷ドラマをジャンル別に網羅!
感動のヒューマン系から緊張感MAXのサスペンス、テンポ重視のバディものまで、全ジャンルしっかり紹介。全作品あらすじ+おすすめポイント付きで、初心者でもマニアも満足できる決定版です。

法廷物・裁判物が好きな人にはたまらないまとめになっていると思います!
この記事を書いている私は、デザイナー歴20年。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」、その他にもお金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ-」や子育てブログ「dotmomdad-ドットマムダッド-」を運営。Instagramのインテリアアカウントは現在フォロワー10万人。インテリアコーディネートやライフスタイルに役立つ情報を発信しています。

心を動かす!ヒューマン&成長系法廷ドラマ
全世代に響く名作ぞろい
法廷ドラマって聞くと、硬派でシリアスなイメージが強いかもしれません。でも、実は“成長”や“人情”、“人生の再出発”が描かれているものもたくさんあるんです。ここでは、そんな“人間ドラマ”にフォーカスした【ヒューマン&成長系】の法廷ドラマを厳選してご紹介!初めて法廷ドラマを見る人にもおすすめの感動作がそろっています。
- ひまわり(1996)
- 花村大介(2000)
- ビギナー(2003)
- マチベン(2006)
- 正義のセ(2018)
- グッドワイフ(2019)
- 正義の天秤(2021)
- 石子と羽男(2022)
- 女神の教室~リーガル青春白書~(2023)
- 法廷のドラゴン(2025)
詳しくご紹介します。
ひまわり(1996年|NHK【地上波】)

正義はまだ遠くても、まっすぐ進むその背中がまぶしかった
司法試験に何度も落ちながらも合格を果たしたヒロイン・松岡優(松嶋菜々子)は、地方から上京し、弁護士を目指して法律事務所で奮闘することに。まだ女性が少ない法曹界で、失敗を繰り返しながらも、依頼人や仲間と向き合い、自分なりの正義を見つけていく。法廷よりも人とのつながりや日常が丁寧に描かれた、朝ドラ初の“法曹”テーマ作品。

おすすめポイント
松嶋菜々子のフレッシュな演技が光る!ヒューマンドラマとしても爽やかで、朝から元気をもらえる一作。
花村大介(2000年|フジテレビ【地上波】)

三流弁護士でも、依頼人のためなら全力で戦う!
大学を10年かけて卒業し、30代でようやく弁護士になった花村大介(ユースケ・サンタマリア)。経験も実績もない“ダメダメ新人弁護士”が、型破りな行動力と人情味で依頼人の悩みにぶつかっていく。1話完結型で描かれる事件は、詐欺、傷害、家庭内問題など多彩。地味だけど熱くて、どこか憎めない花村の姿に、誰もがちょっと元気をもらえる、笑いと涙のヒューマンドラマ。

おすすめポイント
ユースケのちょっと頼りないけど情に厚い感じが最高!堅すぎない法廷ものを探してる人にはすごくハマる、“応援したくなる系”ドラマ!
ビギナー(2003年|フジテレビ【地上波】)

正解のない“正義”を、8人の修習生が探していく
法科大学院を卒業したばかりの8人の司法修習生が、裁判官・検察官・弁護士それぞれの研修を通じて、法律の世界の厳しさとリアルに向き合っていく群像劇。年齢も職歴もバラバラな8人は、模擬裁判や現場実習で“人を裁くこと”の重さに直面し、理想と現実の間で揺れ動きながらも、自分なりの答えを模索していく。修習生の視点で描かれる等身大のリーガル青春ドラマ。

おすすめポイント
若手時代のミムラ、オダジョー、堤真一らのフレッシュさが光る!法廷というより“法を学ぶ人たちのリアル”が描かれていて、観るほどにじわじわ刺さる。
マチベン(2006年|NHK【地上波】)

町の弁護士が挑む、等身大の正義と人間ドラマ。
元検事の天地涼子(江角マキコ)は、ある事件をきっかけに検事を辞職し、町の小さな弁護士事務所「えびす堂」を開設。同僚の神原啓吾(山本耕史)、後藤田薫(沢田研二)、浦島たまを(中島知子)らと共に、市民が抱えるさまざまな問題や事件に立ち向かう。少年犯罪、冤罪、死刑判決、安楽死など、多岐にわたるテーマを扱いながら、法廷での戦いを通じて人間的な成長を遂げていく。

おすすめポイント
江角マキコの力強い演技と、地域に根ざした弁護士のリアルな日常が魅力。法廷シーンだけでなく、人間関係の描写も丁寧で心に響く作品。
正義のセ(2018年|日本テレビ【地上波】)

まっすぐすぎる新米検事、正義のために全力疾走!
横浜地検港南支部に配属された2年目の検事・竹村凜々子(吉高由里子)。正義感が強く、何事にも一生懸命な彼女は、傷害事件や殺人事件など様々な案件に挑む。時に感情的になりながらも、被害者や加害者の心情に寄り添い、真実を追求していく姿を描くヒューマンドラマ。

おすすめポイント
吉高由里子が演じる等身大の主人公が魅力的!検事としての成長物語に共感し、心温まるストーリーが楽しめる。
グッドワイフ(2019年|TBS【地上波】)

弁護士として、母として、もう一度“私”を取り戻す
夫がスキャンダルで逮捕され、長年の専業主婦から弁護士として社会復帰することになった蓮見杏子(常盤貴子)。ブランクの壁や同僚の偏見、家族の問題と向き合いながらも、自分の価値を見つけ直していく。キャリア×家庭×信頼が交錯する中で、“再出発”の一歩を描いた骨太な人間ドラマ。

おすすめポイント
常盤貴子のカムバックがまさに“説得力のある大人のヒロイン”!女性の視点で描くリアルな法曹現場がじわじわ沁みる!
正義の天秤(2021年|NHK【地上波】)

心を閉ざした弁護士が、人を守ることで再び動き出す
元外科医という異色の経歴を持つ弁護士・鷹野和也(亀梨和也)は、感情を排し論理だけで裁く男。ある法律事務所の刑事部門を任された彼は、クセの強いメンバーと共に事件に挑む中で、過去のトラウマと向き合い、人としての“再生”の道を探っていく。ロジカルと感情、過去と未来、さまざまな対立を越えて描かれる、静かながらも熱い物語。

おすすめポイント
亀梨くんの新境地!冷たそうで実は誰よりも熱い、そんなキャラに引き込まれる。演出も大人っぽくてじっくり楽しめる!
石子と羽男-そんなコトで訴えます?-(2022年|TBS【地上波】)

法律って、こんなに身近で、やさしいものだったんだ
真面目で堅物な弁護士・石子(有村架純)と、弁護士資格ナシの“知識モンスター”羽男(中村倫也)の最強凸凹コンビが、スマホ返金や迷惑行為などの“ちっちゃな法律トラブル”に挑む。1話完結スタイルで、法律の知識も日常のモヤモヤも解決しながら、2人の関係性や過去も少しずつ明かされていく、ほっこり&じんわりなヒューマンリーガル。

おすすめポイント
キャラのバランスが神すぎる!生活に寄り添った法律ネタが多くて“明日誰かに話したくなる”系。軽快だけど芯がある作品!
女神の教室~リーガル青春白書~(2023年|フジテレビ【地上波】)

法だけじゃ、人は救えない。だから“心”を教える
法科大学院に赴任した元裁判官・柊木雫(北川景子)は、正解のない“人間の葛藤”を学生たちに伝えようと奮闘する。法律を暗記するだけでは通用しない現場のリアルに、夢と理想の間で揺れる若者たち。成績重視の冷静な教員・藍井(山田裕貴)との対立、学生たちの成長、そして“法律とは何か”への問いを描く青春群像×教育系リーガルドラマ。

おすすめポイント
“裁判官が先生”って切り口が新しい!学生たちのキャラが魅力的で、学園ドラマとしても感情移入できる!
法廷のドラゴン(2025年|テレビ東京)

将棋の天才、法廷で新たな一手を指す!
女性初のプロ棋士誕生を期待されながらも、弁護士に転向した天童竜美(上白石萌音)。存続の危機に瀕する弁護士事務所の若き所長・歩田虎太郎(高杉真宙)と共に、将棋の戦略を活かして事件を解決していく。空気を読まない新米弁護士と優しすぎる所長弁護士のバディが織りなす、将棋×痛快リーガルドラマ。

おすすめポイント
将棋の戦略を法廷に応用する新鮮な切り口と、上白石萌音と高杉真宙の掛け合いが魅力。毎回の事件解決が痛快で、将棋ファンも法廷ドラマファンも楽しめる作品。
真実に迫れ!サスペンス&社会派法廷ドラマ
緊張感と余韻がクセになる
法廷という場は、時にサスペンスの舞台になり、時に社会のひずみをあぶり出します。ここでは、そんな“謎”や“正義”に迫るドラマ、そして“法の限界”に挑む社会派作品をピックアップ!どれも見応えたっぷりの濃厚ドラマばかり。推理好き・人間ドラマ好き、どっちの心にも刺さるラインナップです。
- 正義は勝つ(1995)
- 魔王(2008)
- 告発~国選弁護人~(2011)
- 罪人の嘘(2014)
- 連続ドラマW テミスの求刑(2015)
- 連続ドラマW 沈黙法廷(2017)
- イノセンス 冤罪弁護士(2019)
- 弁護士ソドム(2023)
- 事件(2023)
- 勝利の法廷式(2023)
- アンチヒーロー(2024)
詳しくご紹介します。
正義は勝つ(1995年|フジテレビ【地上波】)

その勝利は、正義か、それとも策略か
弁護士・高岡淳平(舘ひろし)は、依頼人の勝利のためならどんな手でも使う冷徹な男。正義を貫くことより、裁判で“勝つ”ことを重視する彼のスタイルは、時に周囲と衝突しながらも、法廷で驚くような逆転劇を生み出していく。裁判を舞台にした知略と駆け引きのバトル、そして人間の本質に迫る異色のリーガルサスペンス。

おすすめポイント
舘ひろしのクールな弁護士像が渋すぎる!“勝つために正義を選ばない”スタイルが刺激的で、今見ても新鮮!
魔王(2008年|TBS【地上波】)

弁護士であり、復讐者。笑顔の裏に仕掛けられた連続殺人
優秀で穏やかな弁護士・成瀬領(大野智)は、少年時代に弟を奪った男への復讐を胸に秘め、完璧な計画のもと周囲を陥れていく。“正義”を信じる刑事・芹沢(生田斗真)との心理戦が進む中、巧妙に仕組まれた事件が次々と発生し、成瀬は弁護士としてその罪人たちを無罪に導いていく。静かに狂気をまとう“魔王”と、過去と向き合う刑事。法と復讐の狭間で揺れる二人の運命が交錯する、心理サスペンス。

おすすめポイント
静かで優しいはずの大野智が、こんなにも恐ろしくて切ない…!復讐と正義の狭間で苦しむ姿が心に刺さる。
告発~国選弁護人~(2011年|テレビ朝日【地上波】)

法で裁く。それは、かつて“追う側”だった男の信念
元刑事という経歴を持つ国選弁護人・佐原卓(田村正和)は、誰もが見捨てたような被告人の弁護を請け負い、法の下で戦い続ける。かつての仲間だった検察や警察と敵対しながらも、証拠の矛盾を見抜き、冤罪の可能性に目を向ける彼の姿は、孤高でありながらも信頼を集めていく。正義とは何か、罪とは何か――人間ドラマとしても重厚なリーガル・サスペンス。

おすすめポイント
田村正和の“静かな闘志”が圧倒的。言葉少なでも、正義への信念が滲み出ててじわじわ痺れる!
罪人の嘘(2014年|WOWOW【BS】)

「正義」がぶつかる時、弁護士は“嘘”を武器にする
勝つためなら手段を選ばない辣腕弁護士・笠原(伊藤英明)と、人情派弁護士・楠之瀬(滝藤賢一)。二人の対立を軸に、企業不正や冤罪、報道被害といった社会の歪みに切り込む全5話の硬派リーガルドラマ。それぞれが正義を信じて行動しているのに、交わらない思想と手法。“法廷の外”でも繰り広げられる戦いが重く鋭く、そしてリアルに迫ってくる。

おすすめポイント
伊藤英明のダークな魅力がさく裂!対する滝藤賢一の“人間くさい弁護士”も最高。短いけど濃い!
連続ドラマW テミスの求刑(2015年|WOWOW)

正義の名のもとに、真実は時に“罪”になる
検察事務官・平川星利菜(仲里依紗)は、かつて世話になった女性弁護士が何者かに殺害された事件を追うことに。容疑者として浮上したのは、同じく検察の元上司。彼を信じたい気持ちと、浮かび上がる疑惑の狭間で、星利菜は検察の“正義”そのものと向き合っていく。法の正しさ、組織の論理、個人の信念…全てが交錯する心理サスペンス。

おすすめポイント
重厚で緻密なストーリー展開にグッと引き込まれる!仲里依紗の知的で感情的な演技が印象的。まさにWOWOWらしい社会派ドラマ。
連続ドラマW 沈黙法廷(2017年|WOWOW)

沈黙が語る真実とは――無言の法廷に響く、隠された声。
家事代行サービスで働く山本美紀(永作博美)は、顧客である高齢男性の不審死事件で容疑者として逮捕される。彼女は一貫して無実を主張するが、法廷では沈黙を貫く。弁護士・青山省吾(市原隼人)は、美紀の沈黙の理由と事件の真相を探るため奔走する。果たして、沈黙の裏に隠された真実とは――。

おすすめポイント
永作博美のミステリアスな演技が光る!法廷での緊迫感と、人間ドラマが巧みに絡み合い、最後まで目が離せない展開。
イノセンス 冤罪弁護士(2019年|日本テレビ【地上波】)

0.1%の無罪を信じて、弁護士は現場へ走る
若き弁護士・黒川拓(坂口健太郎)は、科学の力と仲間の協力を頼りに、冤罪事件に立ち向かっていく。“証拠はあるが真実は見えていない”という現実に向き合いながら、現場での再検証や再現実験を繰り返し、見落とされた真実をあぶり出していく。クールな科学者・秋保(藤木直人)とのバディ感も魅力の、科学×法廷×人間ドラマ。

おすすめポイント
ただの“逆転劇”じゃない。冤罪の裏にある社会の闇にちゃんと触れてて、スッキリと考えさせられる!
弁護士ソドム(2023年|テレビ東京【地上波】)

その弁護は、正義じゃない。復讐だ
金と勝利に執着する冷徹な弁護士・九条和也(福士蒼汰)は、実は法で裁けなかった“悪”を自らの手で罰するために動いていた。騙し、罠にかけ、敵を追い詰める――一見ダーティな手口の裏に、過去の傷と“被害者側の正義”が見え隠れする。詐欺、闇金、洗脳…現代社会の闇をあぶり出す、痛快かつダークな復讐系リーガルサスペンス。

おすすめポイント
福士蒼汰がめちゃくちゃ新境地!冷酷だけどどこか切なくて、毎話スカッとしつつ考えさせられる仕上がり。
事件(2023年|WOWOW【BS/CS】)

元エリート裁判官の弁護士が、難事件の真相に挑む法廷サスペンス
資材置き場で女性の刺殺体が発見され、被害者は地元でスナックを営む坂井葉津子(北香那)。容疑者として逮捕されたのは、彼女の妹・佳江(秋田汐梨)の交際相手である19歳の青年・宏(望月歩)。元裁判官の弁護士・菊地(椎名桔平)は、宏の弁護を引き受けるが、過去のトラウマから真実と向き合うことを恐れていた。事件の背後でさまざまな思惑が絡み合う中、菊地は真実を追求していく。

おすすめポイント
椎名桔平の重厚な演技が光る、緊迫感あふれる法廷ドラマ。複雑に絡み合う人間関係と真相解明の過程が見どころ。
アンチヒーロー(2024年|TBS【地上波】)

正義を捨てた男が、“真実”だけを拾い上げる
犯罪者をも無罪に導く“アンチな弁護士”明墨正樹(長谷川博己)。彼の信念はただひとつ、「依頼人を勝たせる」こと。そのためなら、世間の倫理や法の“美しさ”をも切り捨てる。常識外れな弁護活動、裏の情報網、圧倒的な法廷戦術で、誰も予想しない逆転劇を起こしていく。視聴者に「正義って何?」を突きつける、ダークで刺激的な法廷サスペンス。

おすすめポイント
長谷川博己のダークヒーロー感が最高すぎ!正義を語らないのにめっちゃカッコいい。重厚な演出&緊張感で完全に引き込まれる!
笑ってしっかり刺さる!バディ&コメディ系法廷ドラマ
掛け合いがクセになる!
法廷ドラマなのに、こんなにテンポよくて面白い!?ここでは、弁護士×弁護士、弁護士×検事など、異なる立場のコンビが織りなす“バディの妙”が光るリーガルエンタメを集めました。ユーモア、熱さ、軽快なトークバトルにスカッとできる作品ばかり。重すぎず楽しめる、法廷入門にもぴったりのラインナップです!
- HERO(2001)
- 弁護士のくず(2006)
- リーガル・ハイ(2012)
- 99.9 -刑事専門弁護士-(2016)
- グッドパートナー 無敵の弁護士(2016)
- SUITS/スーツ(2018)
- ケイジとケンジ(2020)
- ケイジとケンジ、時々ハンジ。(2023)
- うちの弁護士は手がかかる(2023)
詳しくご紹介します。
HERO(2001年|フジテレビ【地上波】)

「事件を知るには、現場へ行け」常識破りの検事、現る!
型破りな検事・久利生公平(木村拓哉)は、スーツを着ず、現場主義を貫く異端の存在。事件に対する真摯な姿勢と、粘り強い調査力で、難事件の裏にある“人間ドラマ”と向き合っていく。検察事務官・雨宮(松たか子)とのバディ感、クセ者揃いの検察メンバーとのやりとりも楽しく、笑えて泣けるエンタメ×人情法廷ドラマ。

おすすめポイント
キムタク史上、最も“心が熱くなる役”かも!検事ドラマなのに人間ドラマ度がすごい。安心して何度でも観られる名作!
弁護士のくず(2006年|TBS【地上波】)

“最低の男”が、なぜか人を救ってしまう
豪快で下品で女好き、でもなぜか敏腕な弁護士・久保田正義(豊川悦司)と、真面目すぎる新人・武田(伊藤英明)の凸凹バディが、あらゆる事件にぶつかっていく。依頼人の人生にズカズカ踏み込み、型破りな方法で解決していく久保田の姿は、まさに“くず”だけど、どこか憎めない。コメディと社会派のバランスが絶妙な快作!

おすすめポイント
トヨエツの怪演がクセになる!下品なんだけど、めっちゃカッコいい。新人との掛け合いもテンポ最高。
リーガル・ハイ(2012年|フジテレビ【地上波】)

言葉が武器。勝つためなら“屁理屈”でも吠える!
毒舌&偏屈&勝率100%の弁護士・古美門研介(堺雅人)と、真っ直ぐすぎる新人弁護士・黛真知子(新垣結衣)。全く噛み合わない2人が、なぜか最強のコンビとして数々の裁判に挑む。早口すぎる名台詞、論破の嵐、笑えるけど最後にしっかり刺さる“正義”のあり方まで、あらゆる面で痛快すぎる異色のリーガルコメディ!

おすすめポイント
堺雅人のしゃべくりがエグい!毎話名言だらけで中毒性抜群。黛との凸凹感も最高で、テンポだけでもずっと観てられる。
99.9 -刑事専門弁護士-(2016年|TBS【地上波】)

残り0.1%にこだわる男が、真実をひっくり返す
有罪率99.9%とされる刑事裁判の世界で、残る“0.1%の無罪”の可能性に挑む弁護士・深山大翔(松本潤)。クセ強な仲間たちと共に、現場検証・再現実験・斬新な発想を武器にして、検察や警察と真っ向勝負。推理要素とテンポのいい笑い、そして逆転劇の快感が見事に融合した、リーガル×エンタメの大ヒットドラマ。

おすすめポイント
松潤のクール&コミカルなキャラが絶妙!1話ごとの構成がうまくて、毎回スカッと終われる。シリーズ通して完成度高し!
グッドパートナー 無敵の弁護士(2016年|テレビ朝日【地上波】)

元夫婦バディ、法廷で再び火花散らす
企業法務専門の弁護士・咲坂健人(竹野内豊)と、元妻であり同僚の弁護士・夏目佳恵(松雪泰子)。過去の感情と現在の仕事が交錯する中、複雑な企業訴訟や労務問題に挑む。バディとしての呼吸と、男女としてのすれ違いが、法廷ドラマに人間味を与える大人のビジネスリーガルドラマ。

おすすめポイント
竹野内&松雪コンビがめっちゃ大人の色気!企業案件のリアルさもあって、“地味にハマる”良作。
SUITS/スーツ(2018年|フジテレビ【地上波】)

見た目も頭もスマートすぎる最強バディ
エリート弁護士・甲斐(織田裕二)と、驚異の記憶力を持つ無資格天才・大貴(中島裕翔)。秘密を抱えながらも、2人は企業の大型案件やスキャンダルに挑む。原作は米ドラマ『SUITS』ながら、日本オリジナルの人情味も加わり、クールでスタイリッシュなリーガルバトルが展開。1話完結×縦軸ミステリーのバランスも◎。

おすすめポイント
スタイリッシュで知的!バディの信頼感が回を追うごとに深まっていく感じが良い。ファッションもセリフも全部オシャレ。
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時(2020年|テレビ朝日【地上波】)

熱血刑事とクールな検事が、法の狭間で火花を散らす!
元体育教師の熱血刑事・仲井戸豪太(桐谷健太)と、東大卒の冷静な検事・真島修平(東出昌大)が、ひとつの事件を巡って衝突&共闘。刑事と検事、違う立場ながらも“正しく裁く”という目的のために事件と向き合う。現場の泥臭さ×法の論理がぶつかり合う、新感覚リーガル&ポリスのバディドラマ。

おすすめポイント
2人のテンション差が絶妙で、とにかく掛け合いが楽しい!刑事と検事のリアルなギャップも見どころで、テンポよく観られる。
うちの弁護士は手がかかる(2023年|フジテレビ【地上波】)

やっかいだけど、憎めない。最強すぎる“育成系”バディ
元芸能マネージャー・蔵前勉(ムロツヨシ)が突然転職したのは、弁護士事務所のパラリーガル!? 配属されたのは、天才肌だけど超コミュ障の新人弁護士・天野杏(平手友梨奈)。法的知識はあるのに現場経験ゼロな杏を、蔵前が“マネジメント目線”で支えながら、1話ごとの事件を一緒に解決していく成長&凸凹バディドラマ。

おすすめポイント
ムロツヨシの“気のいい相棒力”と、平手ちゃんの不器用可愛いキャラが最高コンビ!見た目はライトだけど内容しっかりしてて推せる!
イチケイのカラス(2021年|フジテレビ【地上波】)

裁判官だって、現場に出る時代
刑事裁判官・入間みちお(竹野内豊)は、証拠だけでは真実を裁けないと考え、自ら現場に出向き、調査を行う異端の裁判官。彼のやり方に反発するエリート裁判官・坂間(黒木華)とのやりとりを軸に、事件の裏にある“人間模様”が丁寧に描かれていく。法廷バトルとはまた違った、司法のリアルが垣間見える作品。

おすすめポイント
“調査する裁判官”って新しい!事件の真相を探る過程が刑事ドラマみたいで面白いし、竹野内さんの人情味にホッとする。
ケイジとケンジ、時々ハンジ。(2023年|テレビ朝日【地上波】)

いま、警察・検察・裁判官が“三つ巴”で事件に挑む!
前作から続投の刑事・仲井戸(桐谷健太)に加え、冷静な裁判官・伴野(玉木宏)が登場。事件の捜査から立件、そして裁判までの流れをテンポよく描きながら、それぞれの立場の違いが軽妙なやり取りに。1話完結のストーリーの中に、刑事ドラマ的なスピード感と法廷ドラマ的な緊張感が同居する異色の群像コメディ。

おすすめポイント
“ハンジ(判事)”が入ったことで面白さ倍増!それぞれの職業目線の違いがわかって勉強にもなるし、コメディとしてもテンポが秀逸!
再出発の一歩を描く。女性主人公&再起もの法廷ドラマ
迷っても、立ち止まらない
弁護士、検事、裁判官――どんな立場であっても、「正義」は人の数だけある。ここでは、人生の転機を迎えた女性たちが、自らの手で“もう一度立ち上がる”姿を描いた法廷ドラマを特集。キャリアの壁、過去の傷、働く女性としてのリアルな葛藤に向き合いながらも、自分の信じる道を進んでいく…そんな主人公たちの姿に、きっと勇気をもらえるはず。
- 離婚弁護士(2004)
- 慰謝料弁護士(2014)
- 女はそれを許さない(2014)
- 全力離婚相談(2015)
- リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜(2018)
- スキャンダル専門弁護士 QUEEN(2019)
- グッドワイフ(2019)
詳しくご紹介します。
離婚弁護士(2004年|フジテレビ【地上波】)

感情と論理の間で揺れながら、“別れの正義”を守る
敏腕企業弁護士だった間宮貴子(天海祐希)は、突然“離婚専門”の弁護士として独立することに。浮気、DV、親権争い…人生の終わりに寄り添う案件の数々に、貴子は理論武装だけでは太刀打ちできないと気づき始める。人間臭くて面倒な依頼人、そして同僚たちとの掛け合いを交えながら描かれる、1話完結の痛快リーガル・ヒューマン・コメディ。

おすすめポイント
天海祐希のサバサバ感が最高に気持ちいい!重いテーマもスッキリ観られる絶妙バランスのドラマ。
慰謝料弁護士~あなたの涙、お金に変えましょう~(2014年|読売テレビ【地上波】)

不倫?裏切り?その涙、すべて“証拠”です
調査員出身の変わり者弁護士・袴田幸男(田中直樹)は、離婚問題と慰謝料請求の専門家。毎回登場する依頼人は、浮気された妻、DVを受けた夫、ドロ沼の愛人関係…リアルな男女トラブルが法の下に持ち込まれる。1話完結スタイルでテンポよく進みつつ、ブラックユーモアと人間味が交錯する、ちょっと毒のある離婚弁護ドラマ。

おすすめポイント
“慰謝料”がテーマなのに、妙に明るくて見やすい!ゲスト俳優も豪華で毎回見応えあり!
女はそれを許さない(2014年|TBS【地上波】)

傷ついた過去も、正義を諦めたくない理由になる
ある事件を機に弁護士を離れていた凛子(寺島しのぶ)が、新人弁護士・浅野(深田恭子)と出会い、弱者のために再び法廷へ。セクハラ、パワハラ、冤罪など、女性たちのリアルな苦しみと対峙しながら、凛子と浅野はそれぞれのスタイルで依頼人に寄り添っていく。法だけでは救えない感情を、丁寧にすくい上げるヒューマンリーガルドラマ。

おすすめポイント
対照的な2人のやり取りが自然で、心に刺さる。社会派だけど温かくて、女性にこそ観てほしい1本!
全力離婚相談(2015年|NHK【地上波】)

別れは終わりじゃない。新しい“人生の契約”の始まり
大手事務所で企業法務をバリバリこなしていた弁護士・竹内美晴(真矢ミキ)は、ある出来事をきっかけに離婚専門の小さな事務所へ異動。慰謝料、DV、熟年離婚…あらゆる夫婦の“別れの形”に向き合いながら、美晴自身もまた、再スタートを切る覚悟を決めていく。人の数だけある“終わり”と“始まり”を描いた、大人の女性のためのリーガルドラマ。

おすすめポイント
真矢ミキの“ビシッと芯がある女性”像が超ハマり役。1話完結で見やすくて、観たあと不思議と前向きになれる!
リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜(2018年|テレビ朝日【地上波】)

弁護士資格はなくても、私は絶対に負けない
弁護士資格を失った小鳥遊翔子(米倉涼子)は、自ら法律事務所を立ち上げ、クセ者の弁護士やパラリーガルを率いて法廷の舞台裏で暗躍。誰もが見捨てた依頼人に肩入れし、勝つための戦略を組み立てていく彼女の姿は、型破りだけどどこまでも痛快!“資格ナシ”でも“正義はある”という強烈なメッセージを放つ、逆転リーガルエンタメ。

おすすめポイント
米倉涼子の“無敵感”が全開で爽快すぎ!とにかくかっこよくて、見終わる頃には「翔子さんになりたい」ってなるやつ。
スキャンダル専門弁護士 QUEEN(2019年|フジテレビ【地上波】)

真実なんて飾り。“どう見せるか”がすべて
危機管理専門の弁護士・氷見江(竹内結子)は、法廷で戦うのではなく、“スキャンダル処理”という特殊な領域で活躍するプロ。芸能人の不倫騒動、企業の謝罪会見、SNS炎上…現代社会の“印象操作”をテーマに、チームで鮮やかに立ち回る。裏で糸を引く存在として、時に依頼人すら欺く冷静さと知性が光る、新感覚リーガル×PRドラマ。

おすすめポイント
竹内結子のクールな頭脳派キャラが最高にハマってる!スタイリッシュで観やすく、“法廷じゃない戦い方”がめっちゃ新鮮!
グッドワイフ(2019年|TBS【地上波】)

家族の崩壊から、自分の再起を。私は“弁護士”に戻る
夫のスキャンダルによって家庭が崩壊し、専業主婦から一転、法律事務所に復帰することになった蓮見杏子(常盤貴子)。社会復帰の壁、偏見、子どもたちとの関係…。一歩ずつ前に進みながら、弁護士として、そして母として再び“自分の軸”を取り戻していく。キャリア、家庭、正義――それぞれのバランスの中で揺れ動く大人のヒューマンドラマ。

おすすめポイント
常盤貴子のしなやかで強い演技が、本当に沁みる。法廷バトルだけじゃない、人生そのものの“戦い”を描いた一作!
型にはまらない!異色設定&新感覚法廷ドラマ
その裁き、常識では測れない
法廷ドラマの世界は、いつも冷静で堅いとは限らない。ここでは、ちょっと不思議でクセのある設定や、斬新な切り口で展開される“異色のリーガルドラマ”をピックアップ!復讐、演出、裁判員制度、ネットトラブル…「こんなのアリ!?」と思いながらも引き込まれる新感覚な世界へようこそ。
- 勝利の法廷式(2023)
- タリオ 復讐代行の2人(2020)
- 魔女裁判(2009)
- しょせん他人事ですから(2023)
詳しくご紹介します。
勝利の法廷式(2023年|日本テレビ【地上波】)

法廷は舞台。“勝ちのストーリー”は演出できる
過去に冤罪で人生を狂わされた弁護士・神楽蘭(志田未来)が挑むのは、被告人の無罪を勝ち取るための“法廷ショー”。証言、証拠、空気感までも演出する“法廷のプロデューサー”黒澤(風間俊介)とタッグを組み、司法の舞台で真実を導き出していく。毎話、予想を裏切るプレゼン戦術と、ラストに用意された“勝利の一手”が爽快な新感覚リーガル・ミステリー。

おすすめポイント
志田未来の冷静かつ情熱的な演技にゾクゾク!法廷を完全にエンタメ空間に昇華した演出が新鮮すぎて毎回驚かされる!
タリオ 復讐代行の2人(2020年|NHK【地上波】)

法では裁けない罪に、私たちが“復讐”で答える
正義感だけで動く元エリート検事・白沢真実(浜辺美波)と、詐欺師まがいの復讐請負人・黒岩賢介(岡田将生)。“正攻法とアウトロー”の異色バディが、依頼人の恨みを晴らすため、法の隙間をくぐって相手を制裁していく。社会的に“裁かれない悪”を撃ち抜くスカッと系リーガル・エンタメ。2人の軽快な掛け合いと、スタイリッシュな映像美も魅力。

おすすめポイント
復讐モノなのに、どこかライトで爽快感あり!浜辺美波×岡田将生のコンビがまさに“合法スリル”って感じでクセになる。
魔女裁判(2009年|フジテレビ【地上波】)

裁くのは、僕ら。責任の重さが肩にのしかかる
裁判員制度開始直後、選ばれてしまった若者・吉岡徹(生田斗真)。軽い気持ちで参加した裁判は、謎多き美女の殺人事件。次第に徹の周囲で不可解な出来事が起こり、誰が嘘をついているのか、何が正しいのか、裁く立場でありながら不安に飲まれていく…。ミステリとリアルな社会テーマが交錯する、心理系リーガルサスペンス。

おすすめポイント
「自分が裁判員だったら…」とマジで考えさせられる。不穏で不安で、でも最後まで引き込まれる緊張感がイイ!
しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜(2023年|テレビ東京【地上波】)

弁護士はヒーローじゃない。“仕事”として戦うだけ
SNS炎上、誹謗中傷、ネット詐欺…。現代のリアルな法律トラブルに、超現実主義の弁護士・保田理(中村ゆりか)が挑む。依頼人に感情移入せず、あくまで“仕事”として対処するスタンスながら、その裏には理なりのポリシーが。本音と冷静さを武器に、今の時代を生きる人々の「傷つき方」と向き合う1話完結の社会派リーガルドラマ。

おすすめポイント
“感情のない弁護士”って新鮮すぎる!ドライだけどどこか人間味があって、現代のリアルな問題にズバッと切り込むのが気持ちいい!
史実が教えてくれる“正義”のカタチ|歴史&実話ベー法廷ドラマ
本当にあったから、心が動く
現代ドラマにはない深み、重み、そして“はじまりの物語”。ここでは、実在した人物や史実をもとに描かれた法廷ドラマをピックアップ。まだ“法”が十分に整っていなかった時代に、理不尽と闘った人々の姿は、今を生きる私たちに大きな勇気とヒントをくれます。
- 虎に翼(2024)
- リーガル・ハート(2019)
詳しくご紹介します。
虎に翼(2024年|NHK 連続テレビ小説【地上波】)

「女性は法曹になれない」――その常識を、私は壊す
日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルに、昭和初期の法曹界を舞台にしたヒューマン法廷ドラマ。主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)は、女性に弁護士資格がなかった時代に立ち向かい、法律を学び、周囲の偏見と闘いながら自分の道を切り拓いていく。弁護士から裁判官へ――戦争、家族、仲間との絆を乗り越えて成長していく姿が描かれる“法の夜明け”の物語。

おすすめポイント
伊藤沙莉の等身大の演技が、とにかく心に刺さる!法律を通して「人を守る」ってこういうことなんだって、初心に返れる一作!
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~(2019年|テレビ東京【地上波】)

会社を救う。それは、そこで働く“命”を守ること
モデルは実在の再建専門弁護士・村松謙一。舞台は中小企業や家族経営の町工場――倒産、資金難、事業譲渡…そんな危機に立たされた会社を、法の力と交渉術で立て直すのが、弁護士・村越誠一(反町隆史)。数字だけじゃなく“働く人の生活”を守ることにこだわり、敵は時に銀行、時に法律そのもの。1件1件にドラマがあり、救われる想いがある感動の再建物語。

おすすめポイント
企業法務系なのに、めちゃくちゃ泣ける!“再建=人を救う”っていう視点があたたかくて、反町さんの静かな熱演が最高。
最後に
正義を争う場として描かれることの多い法廷ドラマ。でもその奥には、人が迷い、悩み、立ち上がる姿があります。ちょっと堅そう…と思っていた人こそ、ぜひ観てみてほしい。法律や裁判の話が、こんなにも“自分ごと”に感じられるかもしれません。気になる作品があったら、ぜひ一歩踏み込んでみてください。最後までお読みくださりありがとうございました!

最後にひとこと。一番好きな法廷シーンは、このリストには挙げていませんが「古畑任三郎」シリーズのseason2「しゃべりすぎた男」の裁判シーンです。圧巻です。
