
安心と放置できる楽さを優先して選んだ
私の住宅ローンの答え
住宅ローンを組むときに必ず迷うのが変動金利か固定金利か。さらに「ミックス型」という選択肢もあります。

私は2019年1月にみずほ銀行の全期間固定1.24%で契約しました。
この記事では、私が固定を選んだ理由を体験談としてお伝えしつつ、金利タイプごとのメリット・デメリット、そして2019→2025年の金利推移と具体的な試算を数字で解説します。
この記事を書いている私(JK DECOR)は、2019年から投資を開始。2018年まで貯金300万程度しか無かった私が、現在は総資産3000万円を達成。Instagramのライフスタイルアカウントは現在フォロワー10万人。現在行っている資産運用は新NISAとiDeCo、純金積立や暗号資産など。このブログでは、出来るだけ難しい専門用語は使わず、投資初心者の方に向けて必要な情報だけを厳選して発信しています。
【結論】私は全期間固定を選んだ(理由は“安心”)
住宅ローンを長期で返済するにあたって、金利がどう動くかを常に気にするのは大きなストレスです。私はそのリスクを避け、家計の見通しをブレさせないことを重視し、全期間固定を選びました。多少金利が高めでも「安心料」と考えることにしました。

「大手銀行の役員も全期間固定を選んでいた」という話もあり、プロがそうするなら間違いないかもと思えたのも決め手でした。
変動金利のメリット・デメリッ
変動金利は「初期の返済額を抑えたい人」には人気ですが、その分将来のリスクも背負うことになります。ここではメリットとデメリットを整理します。
メリット
- 初期金利が低く、毎月の返済額を抑えられる
- 短期で完済予定なら有利に働くことも
デメリット
- 金利が上がれば返済額も増える
- 将来の家計設計が不安定になりやすい
- ニュースや政策金利に振り回されやすい

ほんの0.数%の金利上昇でも数百万円の差が出る点は、私には大きなリスクに感じました。
全期間固定金利のメリット・デメリット
全期間固定は「金利が変わらない安心感」が最大の魅力です。将来の見通しが立てやすく、家計管理がしやすいのが特徴です。
メリット
- 契約時の金利が最後まで変わらない
- 金利上昇リスクを完全に回避できる
- 家計の見通しが立てやすい
デメリット
- 初期金利は変動より高い
- 短期返済では割高になることも

「安心料」と割り切ったことで、毎日の心配がなくなりました。
ミックス型をおすすめしない理由
変動と固定を組み合わせる「ミックス型」は一見お得に見えますが、実際には扱いが複雑でメリットが少ないと感じます。
- 金利が2種類あると管理が複雑になる
- 変動部分がある限り、リスクは残る
- 銀行に有利な商品設計で、利用者側の恩恵は薄い
- 将来の借り換えや繰上げ返済の判断が難しくなる

「安心も得られず、管理も複雑」になるので、避けて正解でした。
数字で比較:2019固定1.24% vs 変動
実際の数字を見てみると、金利タイプごとの違いがよく分かります。ここでは2019年当時の金利で、固定と変動を比較します。
金利タイプ | 金利 | 総返済額(概算) |
---|---|---|
全期間固定(契約) | 1.24% | 約6,166万円 |
変動金利(当時) | 0.525% | 約5,405万円 |

当時は変動を選んだ方が総額で約760万円安い試算でした。
2025年9月現在:変動金利はどう動く可能性がある?
現在の変動金利は0.5%前後ですが、今後の政策金利や経済情勢によっては上昇が見込まれています。複数の専門家が次のように予測しています。
- みずほリサーチ&テクノロジーズによると、変動金利が2026年度には1.27%を超える可能性があるそうです。
- 政策金利については、日本語サイトでも2025年後半〜2026年にかけてさらに上昇する見通しが多く、注目されています。
- 元日銀理事の早川英男氏は、「来年中に1.5%程度まで上げる可能性がある」と語っています。

つまり、変動金利が2025年から2026年にかけて0.5%から0.9〜1.5%程度まで上がるシナリオは現実的に想定されているのです。
金利が0.5%から0.9%に上がったらどうなる?
ここで具体的にシミュレーションしてみましょう。わずか0.4ポイントの上昇でも、総返済額は大きく変わります。
シナリオ | 金利 | 月返済額(概算) | 総返済額(概算) |
---|---|---|---|
A:0.5%で完走 | 0.5% | 約12.98万円 | 約5,451万円 |
B:0.9%で完走 | 0.9% | 約13.88万円 | 約5,831万円 |
差額 | +0.4%pt | +約0.9万円/月 | +約380万円 |

0.4%の上昇で総額約380万円増。もし1.5%になり1%上昇した場合は約980万円の増額になります。このリスクを背負うより、固定で安心を買う方が納得感がありました。
改めて固定を選んでよかった理由
ここまで数字や専門家の予測を踏まえて振り返ると、私が2019年に全期間固定を選んだ判断はやはり正解だったと強く感じます。
- 金利上昇リスクを背負わなくて済む
- 将来の家計設計がブレない
- 精神的な安心感が得られる

当時は「みずほの役員も固定を選んでいた」という話と、自分の性格を照らし合わせて固定にしました。結果的にそれが今も安心につながっていて、「あの判断は正しかった」と感じています。
専門家に相談するという選択肢
正直に言うと、私はローンを組んだ2019年当時、FP相談というサービスの存在を知りませんでした。だから自分で調べて、最後は「プロも固定を選んでいる」「性格的に変動は合わない」という根拠で決めたんです。
ただ、今なら住宅ローンに強いFPがたくさんいることを知っています。もし当時知っていたら、さらに安心して契約できたはずだと思います。これからローンを組む人には、ぜひこうした専門家を活用してほしいです。
- 第三者の視点でリスクを整理してもらえる
- 自分のライフプランに合わせた最適な金利タイプを選べる
- 「これで大丈夫」という納得感と自信を持てる

私は自分なりに情報を集めて判断しましたが、今ならFPに相談して選ぶのがもっと安心だと思います。これから住宅ローンを検討する人には強くおすすめしたいです。
まとめ
- 変動金利はわずかな上昇でも数百万円規模の差が出る
- 固定金利は安心と見通しを提供して、家計を安定させる
- 専門家の予測でも変動金利の上昇は現実的
- 私は2019年に全期間固定1.24%を選び、今も安心を実感しています
最後までお読みくださりありがとうございました!