
この記事を読めば初心者でも
すぐに資産運用が始められます!
私、つい最近まで資産運用なんて一切興味も知識もなく、何もしていませんでしたが、40歳を迎えイチから勉強して色々はじめました。

つい最近まで投資について何も分からなかったので、私には投資初心者の人が「分からないこと」が分かります。何も分からなかった頃の自分にも理解できるような伝え方を意識してまとめました!
この記事では資産運用について全く分からなかった超初心者だった私が、インデックス投資やつみたてNISA、iDeCoを始める上で必要な知識だけを分かりやすく解説します。
この記事を全部読んだらすぐつみたてNISAやiDeCo、投信積立を始められますよ!

もしこの記事を読まずにすぐにはじめたい!という方はFPさんに相談するのが最短です。
かくいう私もマネーキャリアで紹介してもらったFPさんに無料で色々聞いたことで、資産運用をはじめることができました。
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【初めに】資産運用をはじめるなら早い方がいい!
まず最初に言えることは、資産運用をこれからはじめたいと思っている方は、今すぐとりあえずつみたてNISAとiDeCoの両方とも始めることをおすすめします。

実際私も両方同時に始めました!若い方(20代)で資金が確保できない場合はつみたてNISAだけでもOKです。
理由は「早く始めるほど得をする」から。
あとで理由は詳しく説明しますが、まずは今すぐ始めることが大切です。資産運用の仕組みや知識をすべて理解する必要なんてありません。思い立ったら、取り敢えずつみたてNISAとiDeCoを始めるために必要な知識だけをざっと理解して、いち早く資産運用をスタートすることをおすすめします。
つみたてNISAとiDeCoを取り敢えずスタートさせておいて、その過程で他の投資にも興味が出てきたら更に深掘りして学んでいけばいいと思います。

私もこの2つを始めるために色々勉強する中で、資産運用に興味が湧いて、今では仮想通貨(ビットコイン)や純金積立などもやり始めました!
【関連記事】【初心者必見】最近はじめた資産運用の疑問点をマネーキャリアのFPさんに相談してみた【すべて解決】
iDeCoとつみたてNISAをはじめるなら早い方がお得!
インデックス投資とは

iDeCoとつみたてNISAをはじめる前に、知っておいた方がいいことは「インデックス投資」という投資方法。
なぜかというと、iDeCoもつみたてNISAも「インデックス型投資信託(ファンド)」と呼ばれる、インデックス投資によって運用されている金融商品だからです。

ここでもう既に分からない言葉が出てきますよね。「インデックス投資」からもう何だかわかりませんが、そもそも「投資信託」って何?って感じだと思います。私も同じく、「信託会社とか信託銀行とかは聞いたことあったので、何か会社のカテゴリーの1つなのかな?」とか思っていたレベルです。
これからひとつずつ詳しく解説します!
投資信託(投信・ファンド)って何?
ひと言で言えば「専門家に自分の資金と投資先を託す」金融商品のこと。ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが、集めた資金で国内外の株式や債券など幅広く買い付けて運用し、その利益を投資家に分配します。

初心者でも分かる解説
投資信託ってこんな感じの内容と図で説明されることが多いのですが、これで分かりますか?当時の私はあまりよく分かりませんでした。

そんな私が分かった例えが、投資信託とは「詰め合わせセット」だという考え方。
上の図を逆か見ると分かりやすいかもしれません。国内外から集めた株とその運用方法をセットにした「投資信託」というパッケージ商品にして投資家に販売するようなイメージ。
自分で1から株を選ぶ、というのはハードルが高すぎますし、1株数万円から数十万円という高額な資金が必要になります。
一方で投資信託はプロがテーマに沿って厳選してくれた「色んな会社の株が詰め合わされたセット」なので、例えばこれを1つ1万円で購入すれば、A社の株を数十円分、B社の株を数十円分…と、たくさんの株を少しづつ購入することができるのです。
1つの株を買うよりも少ない資金で手軽に購入でき、なおかつ色んな株を買っているので元本割れや下落リスクも分散できます。さらに専門家(ファンドマネージャー)が自分の変わりに運用してくれるという、初心者にうってつけの金融商品なんです。

この時にファンドマネージャーが行なっている運用手法が「インデックス投資」と「アクティブ投資」という方法です。次の項目で解説します。
投資信託は「投信」と略して呼ばれたり、英語で「ファンド」と呼ばれたりします。呼び方が色々あってややこしいですがこの3つは同じ意味です。
「投資信託(ファンド)」とは色んな株が入った「詰め合わせセット」のこと。
※ここでは「株」と書いていますが、本当は株以外にも債券や不動産などもセットになったファンドもあります。
インデックス投資とアクティブ投資

投資信託(ファンド)には大きく分けてインデックス型とアクティブ型の2つがあります。
1. インデックス投資【長期向け】
目標に設定したインデックス(市場の動きを示す指数)と同じ動きになるように運用して、同じ成績を目指すファンドのこと。
長くなるのでもっと詳しく知りたい方は以下をクリック↓
例えば、日経平均株価指数(日経225)は、 日本経済新聞社が指定する企業225社の1株当たりの平均値が指数となっています。
その日経平均株価指数に連動するように運用するということは、指数を構成する企業(ここでは225社)の株式をほぼ同一割合で売買し、その増減率が一致するように運用するということです。
具体的に言うと…
例えば投資信託の設定日の日経平均が18,000円だったとして、その投資信託を投資家が同日に10,000円分購入したとします。 10日後、18,000円だった日経平均が20000円になったとすると騰落率はプラス11.11%なので、その投資信託が指数に連動するように運用できていれば、投資家が買った10,000円分の投資信託は+11.11%の11111円になっているというイメージです。
インデックスの代表例としては以下が挙げられます。
S&P500 | アメリカの代表的な500銘柄の時価総額をもとに算出 |
NYダウ(ダウ工業株30種平均) | ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している米国の代表的な30 |
日経平均株価(日経225) | 日本の代表的な225社の平均株価 |
TOPIX | 東証一部上場全銘柄の時価総額をもとに算出 |

長期投資の王道とも言われる投資方法です。逆に短期で大きなリターンを得ることはできません。この投資法はインデックスに含まれる銘柄すべてを保有することになるので「どの株を買えば儲かるか?」などは考えず全部買って、インデックスの上がり下がりで儲けたり損したりします。
2. アクティブ投資【短期向け】
インデックス投資が「守り」なのに対し、アクティブ投資は「攻め」。インデックスの指数を上回る利益を出すために積極的に運用します。

売り買いを積極的に行い、多くの利益を出せるようにアクティブに運用します。が、必ずしもいい結果が出るとは限らず、インデックス運用よりも手数料が高いというデメリットもあります。
インデックス投資やらインデックス運用、インデックスファンドなど似たような言葉が出てきますが、使い方の違いが分かる文章例を作ってみました。これで何となく分かりますか?
【インデックス(に連動するように)運用している「インデックスファンド」に投資すれば、投資初心者でも容易にインデックス投資ができます。】
投資初心者にはインデックスファンドがおすすめ

これまでの説明だと、「アクティブファンドの方が利益が沢山でるのでは?」と思ってしまいますが、実は長期で見るとインデックスファンドよりもいい成績を残しているアクティブファンドは1割〜3割程度と言われています。

長期の場合、多くのアクティブファンドはインデックスファンドに負けているんです。投資のプロでも指数に勝ち続けるのは難しいんですね。つまり個人で投資をする場合は、成長が見込まれるインデックスファンドを選べば完璧です!
【事実】年金の大半はインデックス投資で運用されている
実は、私たちの老後を支える国民年金や厚生年金の大部分がGPIFという厚生労働省の機関によって、なんと「インデックス投資」で運用されています。

このように金融当局も含めて個人の資産形成にはインデックスファンドが最適!と意見が一致しているんです。
資産運用するにはインデックスファンドを長期で持つのがおすすめ!
なぜインデックス投資で利益が出るの?

ここまでで、インデックス投資が長期の資産運用に向いていることはよくわかりましたが、ここで気になるのは
「なぜ指標と一緒に上がり下がりしているだけで利益が出るのか?」
だと思います。
理由は以下の2つ。
- 多くのインデックスは長期で見ると上昇している
- 長期保有することで「複利」が効く
1. 多くのインデックスは長期で見ると上昇している
とても単純な話ですが、多くのインデックス(指標)は長期目線で見ると上昇し続けており、インデックスに連動させておくだけで儲かるからです。
以下の画像は米国株のインデックスのひとつ「NYダウ」の2000年から現在までのチャートです。

こんな感じで、短期的には下落する時もありますが、長期で見るとひたすら上昇し続けています。

未来のことはわかりませんが、多くのインデックスで今後も長期的に上昇し続けるだろうと言われています。
2. 長期保有することで「複利」が効く
インデックスファンドでは、分配金(利益が出たらすぐ投資家に分配されるお金)をそのまま再投資して運用しています。つまり、運用で得た利益の再投資による「複利」が効いているということです。
複利とは…利子にさらに利子がつくこと
この「複利効果」は投資期間が長ければ長いほど強く作用するので、資産が雪だるま式にどんどん大きくなるわけです。

例えば少し極端ですが、100万円を年間10%の利回りで30年間運用した場合、単利では400万円なのに対して、複利の場合なんと1750万円と3倍以上の差が付きます。
※通常、インデックスファンドの平均利回りは3〜5%です。
長期運用する場合は分配金は「再投資型」を選ぶ。
インデックス投資に向いている人とは?

株やFXを本格的にやるのは面倒だけど、資産運用はやっておきたい。しかも長期で安定的な運用がいい。
こんな風に考えている方におすすめです。
具体的には…
- すぐに使わない資産があるので運用したい
- どんな資産運用方法がいいのかわからない
- 投資の専門知識があまりない
- ほったらかしで資産運用をしたい

このようにインデックス投資は資産運用初心者や、投資に時間を割けない人にピッタリな商品です。
それではインデックスファンドを買いましょう!

ここまでの知識があればもうインデックス投資をはじめる準備はばっちりです。

おすすめのインデックスファンドについてはこの後ご紹介しますが、その前に買い方についてご紹介します。
【買い方】ドルコスト平均法で買う
ドルコスト平均法とは投資信託などの値動きのある商品を「毎月1万円ずつ」と購入する額を決めて購入することを言います。

定期的に同じ金額を機械的に買うだけです!
こうすることで商品の価格が高いときには少ししか買えず、商品の価格が安いときにはたくさん買えることになります。

一括購入と比較するとドルコスト平均法の方が安く、多く購入できていますよね。損失も回避しています。

投資信託の購入で一番避けたいのは「高掴み」と呼ばれる、価格が一番高い時にたくさん買ってしまうこと。でも値が下がるタイミングなんて誰にもわかりません。だからドルコスト平均法でコツコツと定額購入することで、「高掴み」を回避することができるというわけです。
例えばこのままずっと下げ続けた場合は、いくら「ドルコスト平均法」で買っても損してしまうので万能ではありません。ただし、上げ下げを繰り返している商品の場合、ドルコスト平均法で購入単価を下げることで、売却時に大きく価格が上がっていなくても利益を出しやすくなります。

それでも毎日株価をチェックする必要もなく機械的に購入した方がラクな上に、一括購入よりも高掴みのリスクは少ないので、私はドルコスト平均法で購入しています。大切なのは「下手に相場を読もうとせずに平均を狙い、最悪な状況を避ける」ことです!
投資信託は一気に購入せず、毎月定額をコツコツ買う
インデックス投資をするならまず「つみたてNISA」で!

ここでようやく「つみたてNISA」の話です。インデックス投資をするにはまず「投資用口座」を作る必要があります。

銀行に貯金するには「銀行口座」が必要ですよね?それと同じです。
投資用の口座には以下の4種類があります。
- 一般口座・特定口座
- NISA口座
- つみたてNISA口座
- iDeCo口座
それぞれの特徴をまとめるとこんな感じ。
一般・特定口座 | NISA | つみたてNISA | iDeCo | |
---|---|---|---|---|
利用できる人 | 日本に住む 20歳以上なら誰でも | 日本に住む 20歳以上なら誰でも | 日本に住む 20歳以上なら誰でも | 日本に住む 20歳以上〜60歳まで |
年間の 投資上限額 | 上限なし | 120万 | 40万 | 14万4000円〜81万6000円 (職種・加入年金により異なる) |
運用できる商品 | 制限なし | 株・投資信託・ ETF・REITなど | 長期・積立・分散投資向けの 一部の投資信託とETF | 定期預金・投資信託・保険 |
運用できる期間 | 制限なし | 5年(最長10年) | 20年 | 加入から60歳まで (10年間延長可能) |
資産の途中引き出し | いつでもOK | いつでもOK | いつでもOK | 60歳まで原則不可能 |
口座開設手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 2,829円(税込) |
口座管理手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 年間2,004円〜7000円程度 |
掛かる税金① 投資商品購入時 | 課税 | 課税 | 課税 | 非課税 |
掛かる税金② 運用利益 | 課税(20%) | 非課税 | 非課税 | 非課税 |
掛かる税金③ お金を受け取る時 | 非課税 | 非課税 | 非課税 | 元本も含め原則課税 |

銀行にも普通預金や定期預金・当座預金などの種類がありますよね?定期預金は満期までお金が引き出せなかったりぞれぞれ特徴があるように、投資用口座にも種類があります。
「NISA」と「つみたてNISA」の違いとは?
NISA、つみたてNISAとは「少額投資非課税制度」といって、簡単に言えばNISAの口座を使うと金融商品(ここでは投資信託)から得られる利益が非課税になる、という制度です。
例えば…10万円の利益が出た場合
一般口座:約20%の税金がかかる→約2万円の税金が引かれて手元に8万円
NISA口座:税金がかからない(非課税) →10万円まるまる手元に入る
●利益(売却益や分配金)に税金はかからない
●年間で投資できる金額に上限がある

これは国が日本人にもっと投資をして欲しくて作られた制度なので活用しない手はありません!
NISA口座の比較表
比較表 | NISA | つみたてNISA |
---|---|---|
運用期間 | 5年(最長10年) | 20年 |
買い方 | 自由 | つみたて方式 |
非課税になる額 | 年間120万円まで | 年間40万円まで |
対象商品 | 幅広い商品 | 金融庁が認めた商品 |

こんな感じで名前は似ていますが、運用期間も買い方も上限金額も全然違うんです。非課税になる額はNISAの方が多いので一見NISAの方が良さそうですよね?
なぜ「つみたてNISA」の方がおすすめなのでしょうか。
つみたてNISAが投資初心者におすすめな理由

なぜつみたてNISAが初心者におすすめなのか、理由は2つあります。
- 運用期間が長く、長期投資に向いている
- 金融庁が厳選した優良ファンドから選べる
詳しく解説します。
1. 運用期間が長く、長期投資に向いている
初心者の方が資産運用する場合は長期投資が絶対的におすすめです。
理由は…
- 収益率が安定する
- 精神的な負担が少ない
- 複利効果でお金を増やしやすい
など、初心者の方でも着実に利益を生めるためです。
だから短期で買い方も自由なNISAよりも、長期で資産運用でき、
買い方が「つみたて方式」なので、さきほどご紹介した【ドルコスト平均法】を自然に導入できているという訳です!

初心者の場合、「自由に買ってください!」って言われる方が困りますよね。よく分からず購入して「高掴み」してしまう可能性もありますし、つみたて方式の方が安心ですよね。
2. 金融庁が厳選した優良ファンドから選べる
そしてさらに重要なポイントがこれ。つみたてNISAの場合、「金融庁が設けた基準をクリアしたファンド」からしか購入することができません。
【重要】元金融庁長官の森信親氏が「つみたてNISAの対象となり得るのは、約5,400本ある投資信託の1%以下」と講演会で話している通り、日本の投資信託で投資に値する商品は1%以下しかありません。つまり、ぼったくり商品にあふれているとうワケです。

そんな商品群の中から優秀なファンドを初心者が選び出すのは至難の技です。でも「つみたてNISA」であれば、すでに国が厳選してくれているので安心してファンドを選ぶことができます。
つみたてNISAの対象ファンドから選べば初心者でも大きく失敗しない
つまり、ここまで来ると分かると思いますが、つみたてNISAとは「税制が優遇される口座」を使ってインデックス運用をしている投資信託で積立をする、いわゆる「投信積立」というものだということです。

つまり、税金がお得になる仕組みがある投資信託の積立が「つみたてNISA」ということですね!
つみたてNISAの運用シミュレーション
もしつみたてNISAで毎月30000円を20年間、5%の利回りで運用した場合、以下のようなシミュレーション結果になります。


20年後、積立元金が約720万円なのに対し、運用益で500万円プラスされ総額1230万円になっています!ただ銀行口座に20年入れておくよりもつみたてNISAで積み立てた方がお得ですよね!
おすすめのインデックスファンドはどれ?

ではつみたてNISAで購入できる厳選されたファンドの中でおすすめのインデックスファンドは何でしょうか?
【結論】S&P500というインデックスに連動したファンドがおすすめ!
S&P500は、アメリカで時価総額の大きい主要500社の株価をもとに算出される「時価指数」のこと。

TOPIX(東証株価指数)のアメリカ版のような感じです。つまりS&P500に連動したファンドを買うことは、「アメリカの大企業の株を全部買う」ようなイメージです。
過去を振り返ってみると、S&P500は15年以上保有したらほぼ100%の確率でプラス収益になっています。
なぜ日本の株ではなくアメリカの株なのか
簡単にいうと日本の株は上がったり下がったり動きが激しいので、頻繁に売り買いしないと儲かりません。(デイトレーダーのような感じ)
でもアメリカ株は基本右肩上がりなので持っているだけで資産が増えていきます。
もちろん今後も上がり続ける確証はありませんが、これからも上がっていく確率はかなり高いと言えます。どちらにせよ、日本とアメリカどちらに投資するか選ぶなら間違いなくアメリカです。
つみたてNISA対象のS&Pに連動したおすすめインデックスファンド

では具体的にどのインデックスファンドがおすすめかというと…
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
これが一番おすすめです!!

私も実際につみたてNISAはこれを選んでいます!平均利回りが6.78%程度と高く、信託報酬(運用コスト)も年0.0968%と超低コストなのもポイントです。ちなみにいつも相談しているFPさんもプライベートでコレを選んでいるそうです。
他にもおすすめのファンドをいくつかご紹介
つみたてNISA対象のインデックスファンドの中には他にもおすすめのものがあるのでご紹介します。
eMAXIS Slim 全世界株式
アメリカだけでなくこれ1本で世界中の株式会社に投資できる商品。

アメリカだけだと心配なので、全世界にしておけばそれだけリスク分散できる可能性があるので、私は特定口座の方でコレを選んでいます。(でも全世界と言っても米国株の比率が高いので米国株の成長を取りこぼすこともありません)
楽天・全米株式インデックスファンド
大企業500社だけではなく、3500社以上の米国企業に投資ができる商品。このファンド1本で投資ができる米国株すべてをカバーできます。

私はiDeCoの方でコレを選んでいます。ただし「eMAXIS Slim 米国株式」と違い、時価総額の小さい会社も含まれていて企業数が3500社と多いため信託報酬が「eMAXIS Slim 米国株式」よりも少し高いです。「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「楽天・全米株式インデックスファンド」どちらかを選べと言われたら「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を選ぶと思います。
S&P500に連動したインデックスファンドを選ぶ。
つみたてNISAの口座開設から積立て開始までの手順
つみたてNISAを始めるには、その金融機関に証券口座が必要になります。すでに証券口座を持っていれば、つみたてNISAの開設のみで始めることができますが、証券口座を持っていなければ、証券口座の開設とつみたてNISAの開設が必要になります。

私は楽天カードと楽天銀行の銀行口座を持っていたので、証券会社は「楽天証券」にしました。銀行口座と連携させるとめちゃめちゃ便利です。あと、5万円までならクレジットカード払いができるのも選んだポイントです。
簡単な流れは以下
STEP1:つみたてNISA口座開設する証券会社を決める
STEP2:口座開設の申し込みをする
STEP3:証券会社に入金手続きを行なう
STEP4:積立投資する商品を選ぶ
STEP5:毎月の積立金額を決める
STEP6:目論見書と設定内容を確認して完了

楽天証券の場合、総合口座とつみたてNISA用の口座を一度に開設できるのでラクです。詳しい手順はサイトの指示通りに進めれば問題ないほど簡単にできますよ!
「iDeCo」って何?

iDeCo(イデコ)とは、「個人型確定拠出年金」の愛称で呼ばれる私的年金の1つで、自分のために老後資金を積み立てられる制度です。iDeCoでは月々一定の掛け金を払い、そのお金で投資信託などを運用し、資産を増やしていきます。

つまり、つみたてNISAと同じく、毎月の掛け金でインデックス投資をして、運用益を出すことで貯金するよりも多くの老後資金を貯められる制度というイメージです。
iDeCoの運用シミュレーション
もし30歳の方がiDeCoで毎月23000円を30年間、5%の利回りで運用した場合、以下のようなシミュレーション結果になります。


30年後、積立元金が約800万円なのに対し、資産が2000万円近く、約2倍以上になっています!iDeCoを活用して30歳からしっかり資産運用を開始すれば老後2000万問題に対応できそうです。
ご自身の月の積立上限額は以下のサイトから確認できます!
「iDeCo」と「つみたてNISA」の違いは?
iDeCoはつみたてNISAと仕組みが似ているので、わかりにくいのですが、
iDeCoの最大のメリットは「節税効果の高さ」です。
運用益に税金がかからないところはつみたてNISAと同じですが、iDeCoの場合はさらに「掛け金自体が全額所得控除される」という強みがあります。
「掛け金自体が全額所得控除される」とはどういうこと?
所得税や住民税は、年収から各種控除等を差し引いた課税所得をベースにして算出されます。そのため、iDeCoの掛金額分、課税所得を小さくできる(所得控除)ので、税金が安くなるというわけです。


つまり、老後に向けた貯金をしながら、貯金した分だけ税金も安くできるというかなりお得な制度なのでやらない手はありません!
ただし、老後に向けた年金制度という性質上、原則60歳以降でないと受け取れません。(ここが最大のデメリットです)

「iDeCo」と「つみたてNISA」の違いは文章で説明するよりも比較した方が分かりやすいと思いますのでそれぞれの違いを表にしてみました。
iDeCo | つみたてNISA | |
---|---|---|
利用できる人 | 20歳以上60歳未満 (制度改正後は65歳未満※1) | 20歳以上 |
新規に 投資できる期間 | 60歳になるまで (制度改正後は65歳になるまで※1) | 2037年まで (制度改正後は2042年まで※2) |
投資上限額 | 年14.4万円〜81.6万円 | 年40万円 |
投資できる商品 | 投資信託・定期預金・保険 | 投資信託・ETF |
商品の買い替え | 何度でも自由 | 自由にできるが その分非課税枠が減る |
税制 | ・掛金が全額所得控除 ・受取り終了まで運用益非課税 ・受取り時に税控除あり | 投資した年から 20年間運用益非課税 |
資産の引き出し | 60歳まで引き出せない | いつでも引き出せる |
口座開設手数料 管理手数料 | 有料 | 無料 |
最低拠出額 | 月5000円から | 制限なし |
つまり、どちらかを選ぶとすれば…
- 月1万円以上投資できて、老後資金を貯めたい人→iDeCoがおすすめ
- 毎月の投資額が1万円未満でいつでも引き出したい人→つみたてNISAがおすすめ
という感じで選ぶといいと思います。

ただ冒頭からお伝えしている通り、資金に余裕がある人はiDeCoとつみたてNISAを併用することをおすすめします!私はつみたてNISA(月上限額33,333円)もやりつつ、iDeCoは会社員の月の上限額23,000円を入れています。所得控除があるので資金がある場合は上限一杯がおすすめです。
※掛金の上限は職種と加入年金環境で皆条件が異なります。
なぜ「iDeCo」と「つみたてNISA」を併用した方がいいの?

「iDeCo」と「つみたてNISA」を併用した方がいい理由は2つあります。
- それぞれの制度の利用目的が異なるから。それぞれの制度のデメリットを補う形で併用するのがおすすめ。
- 単純ですが2つの制度を両方利用した方が減税のメリットを最大限に受けることができるからです。

せっかく国が用意したお得な制度です。資金があるなら両方始めない手はありません。
「iDeCo」と「つみたてNISA」を併用する際の2つのポイント
2つの制度の併用する際に考える2つのポイントについて解説します。
- 途中で引き出せるかどうか
- 年間の非課税投資額の上限はいくらか
1. 途中で引き出せるかどうか
1つめのポイントは、投資をしている最中にお金を引き出せるかどうかです。つみたてNISAは途中でお金を引き出すことが可能なので、例えば子供の学費で資金を必要になったら、すぐに引き出して支払うことができます。
一方iDeCoは、60歳まで引き出すこと、そして脱退することもできません。また、原則最低10年の積立期間が必要になります。

そこでつみたてNISAと併用することで、この弱点を補うことができるわけです。
2. 年間の非課税投資額の上限はいくらか
2つ目のポイントは、年間の非課税投資額の上限が異なる点です。iDeCoの場合、職種によって非課税投資額の上限が決まってしまうため、そもそも大きな額を投資することができない方も出てきます。

会社員の場合は月23,000円までです。
老後に使うお金以外にも、住宅の購入費用や子供の学費なども貯蓄したいのであれば、iDeCoのみでは頼りないかもしれません。そこでつみたてNISAと併用することで、よりたくさんの投資を行えるというわけです。

なので、iDeCoで年間非課税投資額の上限まで投資しても、まだ投資に回せる資金がある場合はつみたてNISAの併用をおすすめします!
2つの制度を併用することでデメリットを補える
iDeCoの始め方(会社員の場合)
iDeCoの申し込みを始める前に、以下の準備しておきましょう。基礎年金番号の確認は年金手帳や年金定期便で確認できます。
- 基礎年金番号の確認
- 掛金の引き落とし口座に関する情報を確認
- 金融機関の届出印を用意

ちなみに私は楽天銀行なのですが、楽天銀行の場合、銀行印はないので押さないで大丈夫でした。
開始までの簡単な流れ
iDeCoを始めるまでのおおまかな流れは以下のとおりです。基本的に書類のやりとりで手続きを進めていきます。
- 金融機関から申込書類を取り寄せる
- 申込書類に必要事項を記入する
- 申込書類を金融機関に提出する
- iDeCo口座開設完了
まずは金融機関でiDeCo口座を開設する必要があります。

私はiDeCoもつみたてNISAと同じく「楽天証券」にしました。
金融機関を決めたら、公式サイトから申込書類を取り寄せます。
会社員の場合、提出する書類は以下の2種類。取り寄せた書類に含まれているか、また申出書が「第2号被保険者用」となっていることも必ず確認しましょう。
(1) 個人型年金加入申出書
金融機関が用意するもので、申出者情報の記入、捺印した上で金融機関に提出します。
(2) 事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書
会社員にとっての「職場の証明書」。勤務先の総務・人事担当の部署に作成を依頼し、申出者情報の記入、捺印した上で金融機関に提出します。
【重要】会社員の方がiDeCoに加入するには、送られてきた申込書類を勤務先に提出して記入、作成してもらう必要があります。

企業年金等への理解が低い企業などでは、担当者や上司から嫌みを言われたり、手続き自体を嫌がられる「イデコハラスメント」と呼ばれる事例も起きているようです。が、これは「確定拠出年金法」の第78条で事業主の協力が義務化されているため、丁寧に説明して手続きしてもらいましょう。

ちなみに私の場合は、書類を渡して即日対応いただき、翌日には金融機関に提出することができました!
口座が開設したらiDeCoの運用がスタート
申込書類を提出すると、大体1-2ヶ月後に「口座開設のお知らせ」というハガキが届きます。


国民年金基金連合会での審査には平均1~2ヶ月かかるので結構待ちます。
さらにハガキが到着したらすぐに設定できると思いきや、初期設定ができるようになるまでタイムラグがあり、すぐに設定はできません。メールアドレスを登録していれば「加入手続き完了メール」が届くので、そのメールが届いたら初期設定ができるようになります。
ハガキが届いた後の手続きについては以下サイトをご覧ください。

ちなみにiDeCoでも掛金で買い付ける商品でインデックスファンドを選べます。私は「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を100%で掛金上限の月2万3000円で設定しています。iDeCoやつみたてNISAで私が選んでいるインデックスファンドと掛金については以下の記事に書いています。
【関連記事】【初心者必見】最近はじめた資産運用の疑問点をマネーキャリアのFPさんに相談してみた【すべて解決】
「つみたてNISA」と「iDeCo」のリスク

最後にリスクのついてお話しします。つみたてNISAとiDeCoには、常に「元本割れ」のリスクがつきまといます。
元本割れとは…投資した商品の価値が変動し、結果的に購入時の価格を下回ってしまうこと。
いくら国の制度であり、一定金額内の投資に税金がかからなくなるとはいえ、「投資」であることに変わりはありません。投資する商品を見誤れば損する可能性もあることを忘れないでください。
すべての貯金を投資に回してしまうと、いざ何かがあって現金が必要になった場合に困ってしまいます。そのために何かあっても生活を立て直すために生活防衛資金として「生活費の3〜6ヶ月分」の貯蓄は最低限確保しておくと安心です。
あくまで投資商品なので100%の保証はないことを念頭に置く
資産運用を始める前に自分のライフプランの立てるのがおすすめ
実際、つみたてNISAやiDeCoを始める上で大切なのが、今後の自分のライフプラン設計です。
自身の収入と支出の把握、これからどのタイミングでどのくらいお金が掛かって、老後にはどのくらい年金が入ってくるのかなどをしっかりプランニングして、いくらまでなら資産運用に回しても問題ないのかを把握することが重要です。

私の場合は自分でライフプラン設計ができなかったのでマネーキャリアの無料相談サービスを使って、FPさんに作ってもらいました!それがこれです。

資産運用についてもいろいろとアドバイスが貰えるので、しっかりと相談して決めたい方にはおすすめです!気になる方は実際私が体験した際のレビュー記事のリンクを貼っておいますのでよろしければご覧ください。
【関連記事】【体験談】マネーキャリアの無料相談って実際どうなの?本音で解説します【口コミ・評判】
マネーキャリアのFPさんへの相談をきっかけに今回ご紹介したつみたてNISAやiDeCoを始めたのですが、その中で疑問に思ったことや不安だったことを、改めて面談を設定いただき相談してみました。その時の内容については以下の記事でご覧いただけます。
【関連記事】【初心者必見】最近はじめた資産運用の疑問点をマネーキャリアのFPさんに相談してみた【すべて解決】
資産運用系おすすめ書籍のご紹介
私がiDeCoやつみたてNISAを始める前に、実際に購入して勉強した方の中で読みやすかったもの、為になった本のリンクを貼っておきます。

今回はつみたてNISAとiDeCoを始める上で必要な情報だけをまとめてご紹介しましたが、他にももっといろいろ勉強したい!という方はぜひ読んでみてください。

これはかなり分かりやすく、いろいろな資産運用に関する知識が網羅的に解説されています。1冊持っておいて、気になる部分だけ読み、また何か他の資産運用を始める際に取り出してきて読む、という感じで使っています。

言わずもがな、かなり有名な両学長の人気youtubeチャンネル「お金の大学」の書籍版。資産運用の勉強でyoutubeをみていたのですが、とてもためになる内容だったので書籍版も購入しました。いろいろ例えを多用して分かりやすく解説されています。

これはインデックス投資の仕組みや、寝かしておくだけが最強の資産運用だと分かる内容です。iDeCoやNISAの場合、始め方はいろんな本やサイトで紹介されていますが、出口戦略についてもこの本ではしっかりと解説されています。

この記事ではご紹介していませんが、ビットコインもやっているのですが、ビットコインの成り立ちや始め方、おすすめの運用の方法が紹介されています。この本に載っている通りの運用方法を実践しています。

今話題のFIREについて、海外の本を和訳した本はいくつかありますが、海外と日本では金融制度が異なるのであまり日本では参考にならない場合が多いのですが、この本は完全に日本の金融制度に則って書かれているため、とてもためになります。資産運用についてもかなり詳しく書かれているので1冊持っておいて損はありません。
最後に
今回は株式投資について全く分からなかった超初心者だった私が、インデックス投資やつみたてNISA、iDeCoを始める上で必要な知識だけを分かりやすく解説してきましたがいかがだったでしょうか。これから投資を始めたい人の参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。