
どんな人なら
年会費をペイできるの?
マリオットボンヴォイ・プレミアムカードの年会費が、2025年8月以降82,500円(税込)に引き上げられることが発表されました。

無料宿泊特典やプラチナエリート特典があるとはいえ、「この金額を払う価値があるのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
私自身もそう感じたひとりです。そこで、これまでの特典活用実績をふまえつつ、どんな人なら年会費をペイできるのか、実際いくら分の価値が見込めるのかを丁寧に整理してみました。
この記事を書いている私(JK DECOR)は、2019年から投資を開始。2018年まで貯金300万程度しか無かった私が、現在は総資産3000万円を達成。Instagramのライフスタイルアカウントは現在フォロワー10万人。現在行っている資産運用は新NISAとiDeCo、純金積立や暗号資産など。このブログでは、出来るだけ難しい専門用語は使わず、投資初心者の方に向けて必要な情報だけを厳選して発信しています。
【結論】年間決済額が500万円以上なら「宿泊なし」でも元が取れる!
マリオットボンヴォイ・プレミアムカードは「年会費が高すぎる」と感じるかもしれませんが、
年間500万円以上の決済をこのカードに集約できる方であれば、たとえホテルに一度も宿泊しなくても年会費分はペイできる可能性があります。
理由は以下の2点
- 年間500万円利用で約75,000ポイントが貯まり、ポイント価値は約35,000〜40,000円相当
- 無料宿泊特典(75,000ptまで)をうまく使えば、1泊で5〜6万円相当の価値が出せることも

つまり、決済ポイント+無料宿泊特典だけで年会費82,500円を上回る価値が見込める計算です。宿泊頻度が少ない方でも、「決済力」があれば継続する価値は十分にあると思います。
このあとその根拠となるシュミレーションを詳しくご紹介します!
【年間決済】と【宿泊回数】この2つで判断する
このカードは、特典をしっかり使えるかどうかで評価が分かれると思います。私が考える「年会費を十分に回収できる人」は、こんなタイプの方です。
- 年間400〜500万円以上のカード利用をしている
- マリオット系列のホテルに年3泊以上する予定がある
- 無料宿泊特典を繁忙期や高価格帯のホテルで使える
- プラチナ特典(朝食・ラウンジ・アップグレード)を毎回しっかり活用している
- 空港ラウンジや手荷物宅配など、旅行関連のサービスを年に1〜2回以上使う
決済額と宿泊数の組み合わせで、元が取れるラインが見える
実際にシミュレーションしてみたところ、年会費82,500円をペイするには、以下のどちらかに該当することで十分元が取れると感じました。
年間決済額の目安 | ペイに必要な宿泊数の目安 | コメント |
---|---|---|
約500万円 | 0〜1泊 | 決済ポイント+無料宿泊だけで年会費超えも可能 |
約300万円 | 2〜3泊 | プラチナ特典を使えば十分リターンあり |
約100万円 | 6〜7泊 | 宿泊頻度が高くないと厳しい印象 |
つまり……….
年間決済額が500万円以上なら宿泊なしでも元が取れる!

無料宿泊特典+年間決済ポイントだけで年会費(82,500円)をほぼペイできているため、実は宿泊数が0泊でも損はしないという試算になりました。
宿泊なしでも得られる価値
- 無料宿泊特典(75,000pt相当):約5万円
- 年間500万円決済によるポイント:約4万円
合計: 約9万円相当 → 年会費:82,500円

この時点で【+約7500円の価値】があるので、年間決済額500万円を超えている人は継続の判断で損はしないという結果になりました!
【無料宿泊特典】上手に使えばこれだけで半分以上回収できる
年間400万円以上の利用で付与される無料宿泊特典(最大75,000ポイント)は、
使う時期とホテルによっては【1泊5〜6万円相当】の価値になります。
うまく使えれば、年会費の半分以上はこの1泊だけでカバー可能です。

逆に、地方ホテルやオフシーズンに使うと価値は下がってしまうので、使いどころはかなり重要だと感じました。
【年間決済ポイント】地味だけどしっかり貯まる
マリオット系列以外での使用でも1.5ポイント/100円が付与され、
たとえば年間500万円の決済で【約75,000ポイント=約3.5〜4万円相当】になります。

税金・光熱費・通信費などを集約している方にとっては、無視できないリターンだと思います。
カード決済で100円あたり3ポイントが付与されるほか、宿泊利用時にはマリオットの会員ステータスに応じて10〜17.5ポイント/1USDが別途加算されます。還元率は使い方やポイントの使い道によって変動しますが、上手に使えば非常にお得になる仕組みです。
【プラチナエリート特典】年に数回の宿泊でも意外と価値あり
プラチナ特典は、年間500万円以上利用することで自動付与されます。
1泊あたり、朝食やラウンジを使えば1万円〜1.5万円相当の価値があり、【年に5泊すれば5万〜7.5万円】の価値になります。

「高級ホテルに泊まっている感」を味わえるのも、この特典の満足度の高いところです。朝食無料やラウンジ利用はマリオット系列宿泊時は必ず利用しています!
【空港・旅行特典】旅行の回数が少なくても恩恵はあり
空港ラウンジの利用、手荷物宅配、海外旅行保険など、
年に1〜2回の旅行でも使っていれば【5,000〜1万円相当】の価値は感じられました。

特に成田・羽田・関空など大きな空港を使う方にとっては便利なサービスだと思います。
実際に見込める【リターン】を合計してみると…
ここまで紹介してきた特典の価値を、あらためて金額ベースで整理してみます。宿泊頻度や年間決済額にもよりますが、条件を満たしてフル活用できれば、年会費以上のリターンが十分期待できる内容だと思います。
特典内容 | 想定価値(年間) |
---|---|
無料宿泊特典(75,000pt) | 約 50,000〜60,000円 |
決済ポイント還元(500万円) | 約 35,000〜40,000円 |
プラチナ特典(5泊) | 約 50,000〜75,000円 |
空港・旅行サービス | 約 5,000〜10,000円 |
合計 | 約140,000〜180,000円相当 |
私は継続することに決めました!
私の場合は、個人事業の経費(税金や光熱費など)をすべてこのカードに集約しており、年間500万円の決済は届く見込みです。プラチナ資格も継続できそうです。

昨年の宿泊実績を確認したらマリオット系ホテルに5泊以上宿泊していたので、今回のシュミレーションでペイできる条件を満たしていました。
もちろん、年会費は決して安くありません。ただ、改めて自分のライフスタイルを振り返ってみると、カード決済によるポイント獲得・無料宿泊特典の活用・プラチナエリートの特典など、すでにかなりの恩恵を受けていることに気づきました。

特に、朝食やラウンジアクセスといったプラチナ特典は、旅の満足度をぐっと上げてくれるので、「ちょっといいホテルに泊まる楽しみ」がある生活にしっくりきています。
一方で、これは「誰にでもおすすめできる」というカードではないとも思っています。宿泊しない人や、決済額が少ない人にとっては、コストに見合わない可能性があるので、しっかりと見直すタイミングなのかもしれません。
【最後に】このカードを“持つ意味”を改めて考えるタイミングかも
このカードは、万人向けではありません。しっかり使いこなせる人だけがリターンを得られる、そんな設計に変わってきている印象です。高額年会費のカードだからこそ、
- 自分のライフスタイルに合っているか
- 年間どれくらい使いそうか
- 特典をどれくらい活用できそうか
こういったことを一度立ち止まって見直すことで、「継続するかどうか」の判断がしやすくなるのではないかと思います。プロのFP相談サービスを利用して見直すのもありだと思います!最後までお読みくださりありがとうございました!