【使ってみた】スキンタグリムーバーで綺麗に取れた！首イボを自分で取る方法【痛みもなし】

スキンタグ、気になりますよね。鏡を見るたびに目に入って、つい触ってしまったり。気になるけどたったひとつのスキンタグのためにわざわざ美容皮膚科に行く時間もない…。

この記事では、スキンタグを自分で取る方法を詳しく解説しますが、その方法のメリット・デメリット、そしてリスクについてもきちんと解説します。さらに、スキンタグの予防法や、自然に取れるのか、再発するのか、人にうつるのかといったよくある質問にも答えています。この記事を読んでスキンタグの悩みから解放されましょう。

スキンタグとは何か

スキンタグとは、皮膚にできる良性の腫瘍で、医学的には「軟垂」と呼ばれます。

色は肌色から茶褐色まで様々で、大きさは数ミリメートルから数センチメートルまでと幅があります。表面は滑らかで、柔らかい質感です。痛みやかゆみなどの自覚症状がない場合が多いですが、衣類との摩擦などで炎症を起こすことがあります。

スキンタグの症状

スキンタグの主な症状は、皮膚からの突起物です。

場所によっては衣類やアクセサリーとの摩擦で炎症を起こし、赤くなったり出血したりする場合があります。また、大きくなると見た目にも気になることがあります。

スキンタグの原因

スキンタグの正確な原因は解明されていませんが、加齢や摩擦、遺伝などが関係していると考えられています。

スキンタグができやすい場所

スキンタグは、皮膚がこすれやすい場所にできやすい傾向があります。

具体的には、次のような部位です。

部位	詳細
首	特に首の側面や後ろ側によく見られます。
わきの下	腕との摩擦でできやすい場所です。
まぶた	小さなスキンタグができやすいです。
鼠径部（そけいぶ）	太ももの付け根の部分です。
胸の下	特に女性の場合、ブラジャーとの摩擦でできやすいです。

自分でスキンタグを取る方法の種類

スキンタグは、良性の皮膚のできものであり、通常は健康上の問題を引き起こしません。

ただし、自己処理にはリスクも伴いますので、慎重に行う必要があります。自分でスキンタグを取る方法は以下になります。

それぞれの注意点、リスクについて詳しく説明します。

1. 市販薬でスキンタグを取る

薬局やドラッグストアで手軽に入手できる市販薬を使ってスキンタグを除去する方法があります。スキンタグの除去を目的とした市販薬には、液体窒素を用いた凍結療法によるものや、サリチル酸メチルなどを配合した塗り薬タイプのものが販売されています。

イボコロリなどの市販薬の使い方

イボコロリなどの液体窒素を用いた凍結タイプの市販薬を使用する場合は、製品に付属のアプリケーターを使ってスキンタグに薬剤を塗布します。薬剤がスキンタグに浸透し、凍結することで、スキンタグが徐々に壊死し、脱落します。

サリチル酸メチルなどを配合した塗り薬タイプの市販薬の場合は、1日数回、スキンタグに直接塗布します。塗布を続けると、スキンタグが徐々に小さくなり、最終的には脱落します。

2. ハサミや爪切りでスキンタグを切る

ハサミや爪切りでスキンタグを切除する方法もありますが、これは感染症のリスクが高いため、お勧めできません。どうしても行う場合は、清潔な器具を使用し、出血した場合の止血の準備をしておく必要があります。

3. 輪ゴムでスキンタグを縛り自然に脱落させる

輪ゴムでスキンタグの根元をきつく縛ることで、スキンタグへの血流を遮断し、自然に脱落させる方法です。

【体験談】スキンタグリムーバー(輪ゴム)を使って取ってみました

今回私が使用したスキンタグリムーバーはLESCOLTONのスキンタグリムーバーキットという輪ゴムで取るタイプ。

そんな中でこれを選んだ理由は【日本語の解説が付いているから】です。

スキンタグリムーバー(輪ゴム)での仕組み

輪ゴムの使用するスキンタグリムーバーでスキンタグが取れる仕組みはとてもシンプル。

この方法の仕組みは以下の通りです。

1. 輪ゴムの役割: 輪ゴムをスキンタグの基部にしっかりと巻き付けます。これにより、スキンタグへの血液供給が遮断されます。
2. 血流遮断の効果: 血液が届かなくなると、スキンタグは徐々に酸素や栄養を失っていきます。その結果、スキンタグの細胞は死んでいきます。
3. 脱落の過程: スキンタグが栄養を失うと、徐々に色が変化し、乾燥して縮んでいきます。最終的には自然に脱落します。
4. 時間の経過: この過程は通常、数日から数週間かかりますが、個々のスキンタグの大きさや太さによって異なることがあります。

【画像あり】実際に私のスキンタグで試してみました

購入したスキンタグリムーバーを自分の首にできたスキンタグで試してみました。

首の右後ろあたりに急にできたスキンタグ。最初はそこまで突起になっていませんでしたが、気になって触ったせいか、徐々に大きくなって、幅は大体1.5-2mm程度、長さは3-4mmでした。

これがスキンタグリムーバーでゴムを装着した状態です。スキンタグが鬱血して赤くなっているのが分かります。

輪ゴムを装着して2日後にスキンタグが脱落。翌日に撮影した写真がこちらです。

【使い方】スキンタグリムーバー(輪ゴム)の使用方法

それでは、具体的にスキンタグリムーバーを使ってどのように輪ゴムを取り付けるのか、順を追って解説します。

パッケージ内容

スキンタグリムーバーのパッケージ内容は以下です。

それぞれどのように使用するかはこの後の流れで解説します。

1. デバイスにコーンを取り付ける

まずデバイスを取り出して、コーンと呼ばれる尖っているパーツを先端に取り付けます。

このコーンというパーツ自体を肌に刺したり、処置に使うことはありません。

バンド(輪ゴム)の大きさを選ぶ

次にスキンタグに取り付けるバンドのサイズを選びます。

スキンタグの大きさ	バンドのサイズ
2-5mm	小バンド
6-9mm	大バンド

2. バンドをデバイスにセットする

ここでデバイスに取り付けた尖ったパーツ(コーン)の出番です。

衛生上、バンドはピンセットを使用してセットするのが推奨されていますが、私は煩わしかったのでアルコール消毒した指でクルクル転がすようにバンドを根本に移動させていきました。

バンドがコーンの根本まで下りてきて、溝部分(デバイス本体の先端)にセットできたら、コーンを取り外してセット完了！

3. デバイスを使ってバンドをスキンタグに取り付ける

スキンタグにデバイスの先端を押し当てます。

1. デバイスの先端が凹んでいるので、そこにスキンタグを収める感じで押し当てる(皮膚が凹む程度)。
2. ゆっくりボールペンをノックするようにデバイスのボタンを押しながら、押し当てた力を少し緩める
3. デバイスの先端からバンドが押し出されてスキンタグに取り付く

取り付けてしばらくするとバンドにより鬱血するのは、血流が遮断されている証拠です。

私の場合はサイズも小さかったので、痛みや違和感も全くなく、出血もありませんでした。自分で行なうリクスを考慮した上だとしても、こんなに簡単に綺麗に取れるなら試す価値ありだと思います！

スキンタグを病院で取ってもらう方法

自分でスキンタグを取る方法を試す前に、皮膚科で相談することも検討しましょう。特に、大きいスキンタグ、出血しやすいスキンタグ、痛みやかゆみのあるスキンタグの場合は、自己処理は避け、医療機関を受診することが推奨されます。

皮膚科での治療方法

皮膚科では、スキンタグの状態や大きさ、部位に合わせて適切な治療法を選択してくれます。主な治療法は以下の通りです。

治療法	概要	メリット	デメリット
液体窒素療法（冷凍凝固法）	液体窒素でスキンタグを凍らせて壊死させ、除去する方法です。	比較的安価で、短時間で施術が完了します。	施術後に水ぶくれができる場合があり、跡が残る可能性もわずかにあります。
電気焼灼法	高周波電流でスキンタグを焼き切る方法です。	出血が少なく、精密な施術が可能です。	液体窒素療法よりやや高価な場合があります。
レーザー治療	レーザーでスキンタグを蒸散させる方法です。	周囲の皮膚へのダメージが少なく、きれいに除去できます。	他の治療法に比べて高価な傾向があります。
外科的切除	メスでスキンタグを切除する方法です。	大きなスキンタグにも対応できます。	傷跡が残る可能性があります。局所麻酔が必要な場合があります。

どの治療法が最適かは、医師の診断によって決定されます。治療前に医師に相談し、それぞれの治療法のメリット・デメリットを理解した上で選択しましょう。

スキンタグの予防方法

スキンタグを完全に予防することは難しいですが、発生のリスクを減らすために、下記のような生活習慣を心がけることが大切です。

摩擦や刺激を避ける

スキンタグは、皮膚同士の摩擦や衣類による刺激が原因で発生することがあります。肌を清潔に保ち、通気性の良い衣類を着用することで、摩擦や刺激を軽減することができます。また、日本皮膚科学会も推奨しているように、肌を保湿することも重要です。乾燥した肌は摩擦を起こしやすいため、保湿クリームなどでしっかりと保湿を行いましょう。

適切な体重管理

肥満の方は、皮膚のひだや摩擦が増えるため、スキンタグができやすい傾向にあります。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけ、適切な体重を維持することが重要です。

紫外線対策

紫外線は皮膚の老化を促進し、スキンタグの発生リスクを高める可能性があります。外出時には、日焼け止めを塗る、帽子や日傘などを活用して、紫外線から肌を守りましょう。

皮膚の清潔を保つ

皮膚を清潔に保つことは、スキンタグだけでなく、様々な皮膚トラブルの予防に繋がります。シャワーや入浴でしっかりと汚れを落とし、清潔な状態を保ちましょう。

バランスの良い食生活

健康的な食生活は、皮膚の健康維持にも繋がります。ビタミンやミネラルなど、バランスの良い食事を心がけましょう。農林水産省のホームページでは、バランスの良い食事について詳しく紹介されています。

血糖値コントロール

糖尿病などの血糖値が高い状態が続くと、皮膚トラブルのリスクが高まる可能性が指摘されています。血糖値を適切にコントロールすることも、スキンタグ予防に繋がる可能性があります。

規則正しい生活習慣

睡眠不足やストレスは、免疫機能を低下させ、皮膚トラブルのリスクを高める可能性があります。十分な睡眠を取り、ストレスを溜め込まないような生活を心がけましょう。

これらの予防策は、スキンタグの発生リスクを低減するのに役立ちますが、100%防げるわけではありません。もしスキンタグができて気になる場合は、自己判断で除去しようとせず、皮膚科専門医に相談しましょう。

スキンタグに関するよくある質問

スキンタグに関するよくある質問をまとめました。疑問を解消して、適切なケアを行いましょう。

スキンタグは自然に取れる？

スキンタグは自然に取れることもありますが、多くの場合、自然には取れません。日本皮膚科学会でも、自然脱落は稀であるとされています。特に、大きめのスキンタグや、根元が太いスキンタグは自然に取れる可能性が低いです。無理に引っ張ったり、自分で取ろうとすると、出血や炎症を起こす可能性がありますので、控えるようにしましょう。

スキンタグは再発する？

スキンタグは再発する可能性があります。一度除去しても、同じ場所に、あるいは別の場所に新たにできることがあります。これは、スキンタグのできやすい体質や生活習慣が影響していると考えられます。スキンタグの再発を防ぐためには、日本皮膚科学会によると、肌への摩擦を減らす、肥満を解消するなどの対策が有効です。

スキンタグは人にうつる？

スキンタグは人にうつることはありません。ウイルスや細菌によって引き起こされるものではないため、他の人に接触しても感染することはありません。家族にスキンタグがある人がいても、心配する必要はありません。

スキンタグは何科を受診すればいい？

スキンタグは皮膚科を受診しましょう。皮膚科では、スキンタグの状態を診察し、適切な治療法を提案してくれます。自己判断で治療を行うと、悪化させる可能性もあるため、皮膚科専門医に相談することが大切です。

スキンタグの治療にかかる費用は？

スキンタグの治療費用は、保険適用か自由診療か、治療方法、医療機関によって異なります。

治療方法	費用相場
液体窒素	数百円～数千円（保険適用）
レーザー治療	数千円～数万円（自由診療）
外科的切除	数千円～1万円程度（保険適用）

スキンタグとイボの違いは？

スキンタグとイボは見た目で判断することが難しい場合がありますが、原因が異なります。スキンタグは良性の皮膚の増殖であり、痛みやかゆみなどの症状はほとんどありません。一方、イボはヒトパピローマウイルスというウイルスの感染によって引き起こされ、痛みやかゆみを感じることがあります。自己判断せず、皮膚科で診察を受けることが重要です。

スキンタグは悪性化する？

スキンタグ自体は良性の腫瘍であり、悪性化する可能性は極めて低いです。ただし、まれに悪性黒色腫（メラノーマ）と間違われるケースがあります。見た目に変化があった場合や、少しでも不安を感じた場合は、皮膚科を受診し、専門医の診断を受けることをおすすめします。

まとめ

この記事では、スキンタグを自分で取る方法やメリット・デメリット、そしてリスクについて解説しましたがいかがだったでしょうか。小さなスキンタグであれば自分で簡単に取ることができます。実際に私が使用した際は特に何の問題もありませんでしたが、リスクも考慮した上で選択することをおすすめします。最後までお読みくださりありがとうございました！