抱っこ紐って
みんな同じの使ってない?
子供が生まれ、いざ抱っこ紐を探し始めると街中で気になる他の人が使っている抱っこ紐のブランド。
すれ違う人皆、エルゴベビーかベビービョルンを使ってる気が…
この記事では他の人と被らない抱っこ紐を使いたくてようやく見つけた最高に使いやすいnuna(ヌナ)のベビーキャリアCUDL(カドル)を、実際に半年間使っている私が詳しくご紹介します。
nuna(ヌナ)のカドルが向いている人
- 人と被らない抱っこ紐が欲しい
- 簡単に装着できる抱っこ紐が欲しい
- 体に負担の掛からない抱っこ紐が欲しい
- 夫婦で兼用できる抱っこ紐が欲しい
この記事を書いている私は、2歳の娘を持つインテリア好きのデザイナー。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、子育てメディア「dotmomdad-ドットマムダッド」、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」お金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ」を運営。Instagramの育児アカウントは現在フォロワー10万人。育児関連の情報はもちろん、インテリアコーディネートやライフスタイル情報も発信しています。
それでは詳しくご紹介します!
nuna(ヌナ)のカドルを選んだ決め手
冒頭にも書きましたが、最終的には使いやすさを重視して選びましたが、どうしてもエルゴベビーとベビービョルンは選びたくありませんでした…笑
ただの天邪鬼(あまのじゃく)も思われても仕方ないのですが、理由は他の人と被りたく無い、というだけではありません!
まず、なぜ人気のエルゴベビーとベビービョルンを選ばなかったのかの理由についてお話しします。
かなり個人的な意見を書いているので、エルゴベビーとベビービョルンを使っている方は読み飛ばしてください汗。
【理由その1】試着してみたけどかなりもたついた
抱っこ紐を探し初めて最初に行ったのはアカチャンホンポ。デザインどうこうよりもまずは付けやすいのかどうかを知りたかったのです。
実際に試着してみたメーカーは以下
初めて抱っこ紐を着けたからかもしれませんが、エルゴベビーもベビービョルンもかなりもたつきました…。特にベビービョルンはデザインはカッコいいのですが、バックルがはめにくくて、人形でこんなにもたつくのに、動く赤ちゃんを抱えた状態で装着できる自身がありませんでした。
エルゴベビーは比較的装着しやすかったですが、それでも若干もたつきました。アップリカに至っては、新生児に使用する場合は謎のパッドに入れてから抱っこ紐に入れるという工程があり、正直面倒でした。
【理由その2】デザインにはこだわりたかった
圧倒的に人気なものはエルゴベビーのオムニブリーズ。ただどうしてもエルゴベビーのオレンジ色のロゴが嫌でした笑。しかも1番目立つ所に付いていて、かなり気になりました。
それからグレーが欲しかったのですが、そのグレーがウォームグレーっぽい感じで好きなグレーではありませんでした。
デザインだけで言えば圧倒的にベビービョルンですが、手元が見えない状態でバックルを付けるのが難しくて候補から外しました。
おしゃれな人はベビービョルンを使っていて確かにデザインは相当素敵でしたが、装着しやすさを捨てることもできませんでした。
そんな中で見つけたnunaを選んだ決め手
妥協して使いやすいと有名なエルゴベビーを買うべきか悩んでいる中、代官山アドレスの中にあるnuna(ヌナ)を偶然見つけてヌナカドルを発見!
第一印象「デザインカッコいい!グレー素敵!ロゴもシンプルでいい!」とまずデザインに惹かれました。
そして試着してみると、
バックルを近づけると勝手に吸い付いてカチッとくっつく!何これ!めっちゃ装着しやすい!
と、デザインの良さを上回る着けやすさに驚き、
これなら動く子供を抱きながら、使い慣れていない最初から簡単に装着できそう!
と感じ、即購入しました。
でも、nuna(ヌナ)カドルの魅力はこれだけではありませんでした!この後その魅力からデメリットまで正直にご紹介します!
nuna(ヌナ)とは
オランダ発のベビーブランドであるヌナ。まだ国内の認知度はあまり高くなく、知らない方も多いかもしれませんが、世界80ヵ国以上で展開され、数々の賞を受賞している世界的には知名度の高いベビーブランドです。
抱っこ紐以外にもベビーカーやバウンサーなど、デザイン性がめちゃめちゃ高く、機能性も抜群!デザインやインテリアにこだわりのある人はぜひ注目して欲しいブランドです。
nuna(ヌナ)カドルのおすすめポイント
nuna(ヌナ)カドルを実際に使って感じたおすすめポイントは以下の10個です。
- 装着が衝撃的にラク!
- デザインがスタイリッシュ!
- 夫婦で兼用がラクラク!
- もちろん新生児から使える!
- 肩がめちゃめちゃラク!
- 腰の負担も驚くほど軽減してくれる
- 通気性が高いので蒸れない!
- 清潔を保ちやすい作り
- 首かっくんも防止できる
- オプションを買う必要なし!
いいところがあり過ぎて、おすすめポイントが多過ぎますが、それぞれ詳しくご紹介します。
1. 装着が衝撃的にラク!
nuna(ヌナ)カドルの1番の魅力は装着のラクさ!この着けやすさは他にはないと思います。
その秘密は「マグネット」!前面にあるバックル4箇所全てに仕込まれたマグネットによって近づけるだけで勝手にくっ付き、ロックされます!
装着手順は以下の公式動画をご覧ください。
このように、nuna(ヌナ)カドルは、身体の前面だけでバックルの装着が出来るので、冬場コートを着たままでも乗せ降ろしができるのがとても便利!
ちなみに、nuna(ヌナ)カドルでできる抱っこスタイルは以下の4つ。分かりやすく表にしてみました。
対面抱っこ(乳児用ブースター使用) | 新生児(体重3.5kg)〜4ヶ月(首すわり前・体重7kg)まで |
対面抱っこ(ブースター不使用) | 4ヶ月頃(首すわり後)〜24ヶ月頃(体重13.5kg)まで |
前向き抱っこ | 6ヶ月頃(体重9kg)〜24ヶ月頃(体重13.5kg)まで |
おんぶ | 9ヶ月頃(体重11kg)〜36ヶ月頃(体重16kg)まで |
エルゴベビーの抱っこ紐はゆったりと包み込むタイプですが、ヌナカドルは子供とぴったり密着するタイプ。赤ちゃんにとっては体が丸くなっている方がいい、とか密着している方が安心する、などメリットは諸説あるので、これは好みの問題かなと思います。
※密着の度合いは腰から出ているベルトを手前に引っ張ることで簡単に調整することができます。
2. デザインがスタイリッシュ!
これも他の抱っこ紐にはないnuna(ヌナ)カドルの魅力のひとつ!抱っこ紐とは思えないスタイリッシュなデザインと、ドライな素材感、そしてメッシュがアクセントとなり、普段使いにもフォーマルファッションにも合うデザイン性の高い抱っこ紐になっています。
カラーバリエーションはアスペンとフロストの2色です。
ロゴもシンプルでかっこいいですよね!個人的に抱っこ紐に限らず、プロダクトにロゴマークはあまり目立たないように入れて欲しいタイプですが、このロゴデザインならOKです笑。
3. 夫婦で兼用がラクラク!
腰ベルトがマジックテープになっているため、パパママの体型に左右されることなく共用することができます。
ウエストサイズは60cmから最大145cmまで対応しています。
しかもこのベルトがとても太いので、腰骨の上にしっかりと巻き付けると、子供の体重が肩だけではなく、腰に分散されることで肩の負担が激減します。
例えるならショルダーバッグのベルト。細いと食い込んで余計に重く感じますが、ベルトが太いと荷重面積が広い分重さが分散されラクですよね?それと同じで相当違います!
またウエストベルトにはサイドポケットが付いているので、ハンカチやスマホなどの小物を入れられて便利です。
両サイドのベルトを引くだけで、お尻の位置を引き上げられるので、抱っこした後でも位置調整が可能です。
ベルトが余ってしまってもゴムで綺麗にまとめられるのでブラブラすることもありません(本当に細かい部分までよく考えられています)。
サブ抱っこ紐としてベビービョルンのMINI Airも持っていますが、これは肩だけで子供の体重を支える構造なので、肩が痛過ぎて結局使っていません。持ち歩き用と思って購入しましたが、結局ベビーカーにヌナカドルを積んで持ち歩いています。
4. もちろん新生児から使える!
nuna(ヌナ)カドルには乳児用ブースターという機能があります。これは抱っこ紐のお尻に当たる部分をチャックで調整して赤ちゃんの座る位置を底上げする機能。
キャリータイプの抱っこ紐にありがちな、新生児には大き過ぎて抱っこ紐に埋もれてしまう状態を、お尻部分を底上げすることで回避できます!
乳児用ブースターはファスナーの開閉だけで簡単に出来ます。詳しくは以下の動画をご覧ください。
「新生児には使いにくい」という口コミは本当?
私はそうは思いません。スモルビも買いましたがほぼ使いませんでした。
新生児はそもそも縦抱きできないので、生後1ヶ月過ぎてからnuna(ヌナ)カドルを使い始めましたが、乳児用ブースターにすれば使いにくいなんてことはなく、むしろ安定感があり、安心して抱っこすることが出来ました。
5. 肩がめちゃめちゃラク!
nuna(ヌナ)カドルは肩パッドの厚みが2.3cmとしっかりとあるので負担がかなり少ないです。クッション性があるため、重さを分散してくれます。
コートを着るとゴツくなるから薄い方がいい、的な考え方の抱っこ紐もありますが、肩が痛くなるよりマシです。そして、実際に抱っこ紐の上にコートを着ていますが、「ゴツく見える」なんて思った事ありません笑
他の抱っこ紐と比べてみると、肩パッドの厚み、太さともに肩の負担をかなり軽減させてくれているのがわかると思うので、ぜひ試着してほしいです。
6. 腰の負担も驚くほど軽減してくれる
nuna(ヌナ)カドルの特徴でもある腰のマジックテープで留めるベルト。この太い腰ベルトが子供の重さを肩だけでなく腰でしっかりと受け止めてくれるので、肩の負担が驚くほど軽減しています。
ポイントは腰骨よりも上の位置でベルトを巻くこと。腰骨の上だと体重が上手く受け止められず肩に重さが掛かってしまうので、しっかり腰骨でベルトを受けられるように留めてください。
付け方を間違えるだけで肩がめちゃめちゃ痛くなるので、それだけこの腰ベルトによって体重が分散されているのがよく分かります。
nuna(ヌナ)カドル、めちゃめちゃ考えられて作られています!
7. 通気性が高いので蒸れない!
ヌナカドルは全体的にメッシュ素材を多用しているので、熱がこもらず快適です。
意外と夏場よりも冬の方が熱がこもるので、メッシュ仕様は安心です。
時々、レビューで腰ベルトがメッシュじゃないからそこに熱がこもる、とか汗をかく的なことが書いてありますが、熱が籠るのを防ぐべきは子供に触れる部分です。腰ベルトは熱よりも耐久性やホールド力を重視するべきなので、気にしなくていいと思います。
実際に腰ベルトが暑い!と思った事一度もありません。
8. 清潔を保ちやすい作り
nuna(ヌナ)カドルのヘッドサポートはジッパーで取り外しが出来るのでそのまま洗濯することができます。
ヘッドサポートは前向き抱っこした時にちょうど口元にくるので、よだれで汚れてしまってもすぐに外して手洗いすれば清潔を保てます!
しかも、ヘッドサポートには専用のよだれかけも付属しているので(しかも洗い替え用として2つも!)、これを取り付けておけばヘッドサポートを外して洗う必要さえありません。
抱っこ紐自体も丸洗い出来るので、大胆に汚れてしまっても洗濯可能です!
9. 首かっくんも防止できる
nuna(ヌナ)カドルには、フードが手前ポケットの中に収納されているので、これを引き出して肩ベルトのボタンに留めれば子供が寝た際に頭を支えることがるできます。
もちろん、日差し避けとしてや、急な雨風から子供を守る際にも使えてとても便利です。
乳児用ブースター機能にしている時も、ヘッドサポートによだれかけを付けていても引っ張り出せます。戻す時も折り畳んだりせずにポケットにクシャッと入れれば問題なし!
私の娘の場合、強い日差しが苦手なので良く使っています!買う前はフードの存在を気にしていなかったのですが、超使えます!
10. オプションを買う必要なし!
nuna(ヌナ)カドルには最初から肩ベルトカバー、収納袋、オーガニックコットンスタイ2組が付いています!
大抵後から抱っこ紐に対応しているよだれかけを購入する必要がありますが、最初から付いているので何も買い足す必要がありません!
多分、nuna(ヌナ)はまだそこまでメジャーじゃないので対応しているよだれかけや肩ベルトカバーがないのかも。というか実際ありません笑。だからそこ助かる!
nuna(ヌナ)カドルの気になるポイント
nuna(ヌナ)カドルを実際に使って感じた気になるポイントは以下の5個です。
- 重さが1200gもある
- コンパクトではない
- 腰のマジックテープの音が大きい
- 背中バックルに二重ロックがない
- 2歳までしか対面抱っこはできない
実際に使ったからこそ分かるデメリットもしっかりお伝えします!
1. 重さが1200gもある
その理由は子供の乗せ降ろしをラクにするために、抱っこ紐の前面にバックルを4箇所設置されているから。ベビービョルンやアンジェレッテの抱っこ紐も、ヌナカドルと同様に前面にバックルが付いていますが、ヌナカドルはバックルがマグネットになっている分、重くなっています。
軽さを取るか、安全でラクな乗せ降ろしを取るか。私は後者を選択しましたが重さは全然気になりません!
2. コンパクトではない
nuna(ヌナ)カドルは正直コンパクトではありません。使用時のラクさを優先して設計されているため、肩の負担を軽減する肩パッドがかなり厚い作りな分、折り畳んでもさほど小さくなりません。
持ち歩き用にセカンド抱っこ紐も購入しましたが、結局抱っこしやすいnuna(ヌナ)カドルばかり使ってしまい、結果セカンド抱っこ紐は使っていません。
私が使っているサイベックスのメリオは荷物入れが大きいので抱っこ紐がかさばってもさほど不便はないので、ベビーカーで出かける際もnuna(ヌナ)カドルを持ち歩いています!
3. 腰のマジックテープの音が大きい
これは仕方がないのですが、子供が抱っこ紐で寝て、ベッドに置いた後にその場で腰ベルトを外すと「バリバリ!」とかなり大きな音がします。目の前でやれば確実に起きる音がします笑。
私の場合は、子供をベッドに置いたら(ヌナは前だけで抱っこ紐から子供を出せるのでベッドに置くのがラクです)、抱っこ紐を付けたまま別部屋(脱衣所)に移動してそこで剥がしています。そして脱衣所を抱っこ紐置き場にしています。
太いマジックテープを使っているので仕方ないですが、買ったことを後悔するほど面倒なことではないので気にしていません。
4. 背中バックルに二重ロックがない
以前街中や人混みに紛れて抱っこ紐の背中バックルを外すという悪質なイタズラがニュースになり、不安に感じている方も多いと思います。残念ながらヌナカドルの背中バックルに二重ロック機構はありません。
冬場は上からコートを羽織るので問題ないですが、夏場は不安ですよね。私はもし背中のバックルが外されても子供が落ちないように、電車の乗り降りや階段を使っている際は抱っこ紐の上から手で子供を支えるように抱えています
5. 2歳までしか対面抱っこはできない
nuna(ヌナ)カドルは2歳(13.5キロ)までしか対面抱っこができません。
2歳以降も抱っこして欲しがる子供も多いので、抱っこできる期間が短いのはデメリットですが、私の場合はその頃はグスケットなどに買い替えていると思ったので気にしていません!
nuna(ヌナ)カドルの概要
最後にnuna(ヌナ)カドルの概要を一覧にしてご紹介します。
対応年齢 | 新生児〜3歳 |
最大耐体重 | 15kg |
カラー | 2種類 |
商品重量 | 1200g |
対面抱っこ | ○(対応) |
おんぶ | ○(対応) |
前向き抱っこ | ○(対応) |
横向き抱っこ | × |
洗濯機で洗えるか | ○(対応) |
夫婦での兼用 | ○(対応) |
よだれカバー | ○(あり) |
フード | ○(あり) |
小物入れ | ○(あり) |
価格 | 22,000円 |
最後に
今回は他の人と被らない抱っこ紐を使いたくてようやく見つけた最高に使いやすいnuna(ヌナ)のベビーキャリアCUDL(カドル)を、実際に半年間使っている私が詳しくご紹介しましたがいかがだったでしょうか。色々試着して明らかに付けやすかったヌナカドル、本当におすすめな抱っこ紐です!最後までお読みくださりありがとうございました。