【完全版】子供の胃腸炎感染に備える!実体験で学んだ嘔吐・下痢対策【買うもの・いつから食事できるか】

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ウイルス性胃腸炎って
本当に壮絶です。

娘が1歳半頃に急な大量嘔吐に始まったウイルス性胃腸炎。初めてのことで大パニックに!その時は嘔吐のみで下痢症状は少なかったのですが、その2ヶ月後には下痢症状が酷い胃腸炎に掛かり散々でした。

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完全に無知な状態で対処に当たっていたのでとてもとても苦労しました。。。

こんな私のようにならないために、そして子供に必要以上に辛い想いをさせないために、実体験に基づき対策法と事前準備を【嘔吐対策編】と【下痢対策編】に分けて、詳しくご紹介します!

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これを読んでおけば、いざ子供が胃腸炎になった際に落ち着いて正しい行動、対応ができると思います!

本ブログ「dotmomdad」について

この記事を書いている私は、2歳の娘を持つインテリア好きのデザイナー。アートディレクターとしてデザイン業界で働きながら、子育てメディア「dotmomdad-ドットマムダッド」、ライフスタイルブログ「LIVINGSKAPE-リビングスケープ-」お金のブログ「MONEYDOSCOPE-マネードスコープ」を運営。Instagramの育児アカウントは現在フォロワー10万人。育児関連の情報はもちろん、インテリアコーディネートやライフスタイル情報も発信しています。

【結論】普段から胃腸炎対策は必須!

ウイルス性胃腸炎に限らず病気は何でもそうですが、予兆なく急に来ます。特に胃腸炎の場合は嘔吐から始まるので事前に対策しておかないと相当慌てます。

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娘の場合は1時間に10回以上嘔吐してぐったりしていたので救急車を呼びました。部屋には吐瀉物を受けたバスタオルが散乱し、あらゆる床に溢れてるような、「感染対策」とは程遠い状況でした…!

事前にオムツを利用した嘔吐袋やペットシーツ、次亜塩素酸水など、用意しておけば落ち着いて対応できそうです。

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さらにその後下痢症状に以降すると、一晩でおむつ被れがひどくなり、その後の看病の一層大変になるので、少し赤みが出た段階で早めにおむつ被れ対策をすることをおすすめします!

そもそも胃腸炎の原因とは?

子供の胃腸炎は、主にウイルスや細菌によって引き起こされます。主な原因と特徴を以下にまとめました。

主な原因

種類病原体特徴好発時期
ウイルスロタウイルス白色便を伴う激しい嘔吐や下痢、発熱。乳幼児に多い。秋~冬
ノロウイルス突然の嘔吐、下痢、腹痛。感染力が非常に強い。
細菌サルモネラ菌発熱、腹痛、下痢、嘔吐。血便が出ることも。
カンピロバクター発熱、腹痛、下痢、嘔吐。血便が出ることも。

その他の原因

  • ウイルス以外:アデノウイルス、アストロウイルスなど、他のウイルスが原因となることもあります。
  • 細菌以外:寄生虫や、特定の食品に対するアレルギー反応などが原因となることもあります。
  • 抗生物質の服用:抗生物質の服用によって腸内細菌のバランスが崩れ、下痢などを引き起こすことがあります。

感染経路

  • 経口感染:ウイルスや細菌に汚染された食べ物や飲み物を口にすることで感染します。
  • 接触感染:感染者の便や吐物に触れた後、その手で口や鼻に触れることで感染します。
  • 飛沫感染:感染者の嘔吐物から飛び散ったウイルスを吸い込むことで感染します。(ノロウイルスなど)

お子様が胃腸炎の症状を示す場合は、早めに医療機関を受診しましょう。脱水症状を防ぐために、水分補給をこまめに行うことが大切です。

潜伏期間

胃腸炎を引き起こす病原体によって潜伏期間は異なります。主な病原体と潜伏期間は以下の通りです。

病原体潜伏期間
ロタウイルス1~3日
ノロウイルス12~48時間(1~2日)
アストロウイルス1~4日
サポウイルス24~72時間(1~3日)
アデノウイルス3~10日
腸管出血性大腸菌 O157 など1~10日(多くは3~5日)
サルモネラ菌6~72時間(0.5~3日)
カンピロバクター2~5日

上記は一般的な潜伏期間であり、個人差があります。また、複数の病原体による混合感染の場合、潜伏期間が特定しにくいこともあります。感染が疑われる場合は、医療機関に相談しましょう。

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それでは、私が実体験をもとに学んだ対策を【嘔吐対策編】【下痢対策編】の2つに分けて詳しくご紹介します!これを読んでおけば、いざという時に慌てずに対処できると思います!

胃腸炎対策-1【嘔吐対策編】

子供が胃腸炎になった際の嘔吐対策として私が学んだこと、そして実践したことは以下の7つです。

  1. 脱水が心配だからといって吐いた直後に飲ませてはダメ
  2. 吐瀉物の取り扱いには要注意!次亜塩素酸水は常備必須
  3. サイズオーバーしたオムツを片付けや嘔吐袋に使う
  4. 使い捨て防水シーツをフル活用!シーツやベッドパッドは安物に
  5. 洗濯前に漂白か熱湯で消毒!そんな余裕がない人は…
  6. あまり食欲がなくても食べる!回復期にハイハインがぴったり
  7. 食べ物の硬さは便の状態を目安にする

それぞれ詳しくご紹介します。

1. 脱水が心配だからといって吐いた直後に飲ませてはダメ

私はまんまとやってしまったのですが、大量嘔吐直後なのに、とにかく脱水にならないようにと、娘が飲みたいだけお茶を飲ませてしまいました。するとまたすぐに飲んだお茶を全て嘔吐。調べてみると嘔吐した直後は胃が過敏になっているため、飲んでも吸収できずにすぐに吐いてしまうそうです。吐いた直後1時間程度は何も飲ませず、落ち着いてきたら経口補水液を1-2口程度から始めて、少しづつ飲ませるのがいいそうです。娘はリンゴ味が好きなようで良く飲みました。

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私は哺乳瓶に最初は20mlくらい入れて飲ませた後、30分様子を見て嘔吐が無かったら次は40ml飲ませる…という感じで反応を見つつ進めました。乳幼児が1日に必要な水分量は体重1kgあたり30-50mlなので、娘の体重(12kg )だと約400-600mlを目安に与えていました。OS-1の500mlペットボトルだと飲んだ量が分かるので管理しやすかったです。

2. 吐瀉物の取り扱いには要注意!次亜塩素酸水は常備必須

要注意!と言っても、介抱している時に浴びせかけられたり、手で受けたり、後片付けもあり100%防ぐことはほぼ不可能ですが、吐瀉物処理の際は手袋とマスクをするなど、取り扱いは慎重に。吐瀉物には大量のウイルス含まれているので、接触して体内に入れば簡単に感染が広がります(私は大丈夫でしたが周りの家族には感染しました)。

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と書きつつも、それどころでは無く素手で吐瀉物処理してしまいました汗。ただ【弱酸性次亜塩素酸溶液モーリス】という除菌スプレーを常備していたので、それで部屋中拭きまくって、何かを触ったらすぐにモーリスを手に付けて消毒していたので感染を免れたのかもしれません。(これから発症するかもと怯えています…)

【追記】家族の発症はありましたが、私には感染しませんでした。

3. サイズオーバーしたオムツを片付けや嘔吐袋に使う

とにかく嘔吐は急にくるのでそれを受ける袋を用意する必要があります。ここでサイズオーバーしたオムツが大活躍!インスタで見た方法はパンツタイプのオムツ2枚を穴を塞ぐように2枚重ねて、それをビニール袋の中に入れるというもの。受けた吐瀉物をオムツが吸水し、中がビチャビチャにならず扱いやすく、捨てる時も漏れる心配がありません。

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ただ、我が家の場合は未だにテープタイプのオムツを使ってるのでサイズオーバーして取ってあるオムツもテープタイプ。なのでビニール袋の中に1枚テープタイプのオムツを開いた状態で入れておくだけでも無いよりはマシでした笑。もしパンツタイプでサイズオーバーしているオムツがある方は捨てないで取っておくのがおすすめです!

4. 使い捨て防水シーツをフル活用!シーツやベッドパッドは安物に

1番大変だったのがベッドの吐瀉物処理。予兆でもあれば何か対策できたと思いますが、夜中に突如発症、しかも寝返りをうちながら何箇所にも吐いたようでベッド全体吐瀉物塗れに…。こういう時のために普段からシーツの下に使い捨て防水シーツを敷いておくとそのまま捨てられるので洗濯の手間が省けます。事前に吐きそうな事が分かっている場合はベッドの上に使い捨て防水シーツを敷き詰めて直接その上で寝かせるのがいいようです(娘の場合はガサガサする感じが気になるのか嫌がってしまうのでベッドパッドの下に敷いています)。

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我が家ではニトリの置くだけベッドパッドを使っていたのですが、片付けどころではなかったので後で洗濯しようと一旦ゴミ袋に。でも翌日、感染の危険性がある吐瀉物シーツを洗濯、ましてやカピカピになったものを洗うのはかなり面倒。更に感染のリスクもあるので勿体無いですが破棄しました。これ以降は破棄することも考慮して1,000円台の安いベッドパッドを使うようになりました笑。

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私が普段常備しているのはアイリスオーヤマさんの使い捨て防水シーツ。サイズ展開が豊富なので、お子さんのベッドの大きさに合わせて選べます!超おすすめです!

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娘はもうシングルサイズのベッドに寝ていて、寝相が悪くゴロゴロと転がってどこに吐くか分からないので「大判タイプ ロングサイズ8枚入り」を使っています。これならシングルサイズのベッド全体を覆えるのでどこで吐かれても大丈夫!

5. 洗濯前に漂白か熱湯で消毒!そんな余裕がない人は…

ウイルス性胃腸炎の場合、吐瀉物に大量のウイルスが含まれているので、洗濯機でそのまま洗濯してはいけないそう。マスクと手袋を付けて、洗濯する前に一度吐瀉物を綺麗に水洗いして、水1Lにハイター5mLの200倍希釈消毒液を作り、そこに5分間漬ける。もしくは85度以上の熱湯に2分以上浸して消毒してから洗濯しないと洗濯槽内にウイルスが付着してしまい、残留してしまうそうです。

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ただ、私はそんな余裕もなく、嘔吐を受けたり、汚れた娘を拭いたタオルを早く洗濯しないと足りなかったので、手洗いで吐瀉物を洗い流してから洗濯機で洗い20分、濯ぎ4回、乾燥を長めにやるくらいしか対応できませんでした。後でネット検索してみると、ハイターや熱湯でも完全に消毒することは難しく、とにかくたくさんの水を使ってしっかり洗濯するだけでも大分違うらしいです。

6. あまり食欲がなくても食べる!回復期にハイハインがぴったり

水分を摂っても嘔吐しなくなったら徐々に食事を摂らせた方がいいのですが、バナナも食べず、お粥やうどんを作っても全然食べてくれません。でもハイハインを持たせてみたらサクサク食べてくれました。調べてみるとハイハインは歯応えはありつつ、口溶けもよく胃腸負担はほぼない、回復食に最適なお菓子なようです。原料はお米ですし、揚げてもいないので胃に優しい。薬局にも置いてあるので買い求めやすいのも魅力です。

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食欲があるかどうか見た目で分からないので(分かりやすく「まんま」とアピールする時もあります)、娘の見える範囲にハイハインを置いて、食べたくなったら自分で取ってきて袋を開けてと私に持ってくるのを合図にハイハインやカニパン、うどんなど試してみてその時食べてくれるものを与えていました。大体嘔吐症状が落ち着いて2日後くらいから少しづつ食べてくれるようになりました。

7. 食べ物の硬さは便の状態を目安にする

ウイルス性胃腸炎の場合、ウイルスは上から下へと移動するようで、嘔吐症状が収まると次は下痢が始まります。つまり下痢は治ってきている証拠のようですが、長く続くようです。食べ物の硬さは便の形状を目安にするといいようで、例えば水下痢であればまだ固形物は与えず経口補水液、下痢の場合はお粥などペースト状のものを与えるのが良いそうです。

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ただし、本人に食欲があって食べたがる場合に限りで、食欲がない場合は消化管が弱っている証拠なので、低血糖にならないように経口補水液を与える程度の方が回復が早いようです。娘も発症から4日後辺りから明らかに食欲が戻り、柔らかく煮たうどんをバクバク食べてました笑。塩分が不足していたのか、器を両手で持って直接ゴクゴクと美味しそうに飲んでいました笑。

胃腸炎対策-2【下痢対策編】

子供が胃腸炎になった際の下痢対策として私が学んだこと、そして実践したことは以下の7つです。

  1. お尻が爛れたら地獄の始まり!一気に看病が大変に
  2. 早めのステロイド投入で最悪の事態を回避
  3. テープタイプは横漏れする!パンツタイプのオムツ必須
  4. 下着はボディスーツではなくセパレートタイプに
  5. オムツ替え時はおむつ替えシート必須!
  6. 下痢が落ち着いてくるまで絶対に食べさせない!
  7. 粉ミルクも飲ませない!経口補水液で脱水だけ防ぐ
  8. 下痢の時の「ABC」は知っておくべき!

それぞれ詳しくご紹介します。

1. お尻が爛れたら地獄の始まり!一気に看病が大変に

これが無ければオムツ替えの回数が多いくらいでそこまで大変なことはないのですが、お尻が酷く爛れてしまうと状況は一変します。オムツ替え時は痛みで暴れるので、無理やり押さえつけながら行うことになり、それが1日に数十回繰り返されます。更に就寝中も排尿、排便の度にギャン泣きで起き、夜中に何度もオムツ替えをすることになります。とにかく、下痢によるお尻かぶれを絶対に起こさせない!これにつきます。

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お尻も痛みで拭けないので携帯用シャワーで流したり、座浴で洗ったりする方法もありますが、娘は痛みで暴れ過ぎて無理だったので毎回押さえつけながらお尻拭きをお湯でヒタヒタにして擦らずに拭いていました。

2. 早めのステロイド投入で最悪の事態を回避

とにかく、胃腸炎で水下痢が始まって、お尻が少しでも赤くなったり爛れてきたら、早めに皮膚科に行き、ステロイドの入った軟膏で症状を抑えた方がいいと思いました。ステロイド使用については賛否両論ありますが、短期間で使う分には問題ないと医師からも言われ、私もそう思います。とにかく、酷い水下痢の場合1度の排便で1-2時間で見たことないくらいに爛れます。

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本当に火傷でもしたかのようにジクジクと肌が溶けているように爛れてしまいました。

便に含まれる消化酵素が皮膚を刺激することが原因のようですが、一度その状態になると下痢に少しでも触れる度にどんどん悪化して下痢が治らないと回復しません。だからこそ、爛れる前に何としてでも食い止めることが大切です。

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ある程度治ってきたら、ステロイドの使用は中断し、非ステロイドの「アズノール軟膏」の上から「亜鉛華軟膏」を患部が見えなくなるくらいベッタリと分厚く塗って、便や尿が炎症に触れないようにガードしながら炎症が治るのを待ちました。完全に治るまでは1ヶ月近く掛かり、跡が消えるまでは半年近く掛かりました。

3. テープタイプは横漏れする!パンツタイプのオムツ必須

娘の場合、オムツ替えの時にちゃんと寝転がってくれるのでテープタイプのオムツを使っていたのですが、これが漏れる!とにかくもも周りからも背中からも漏れに漏れるのでパンツタイプに変えました。パンツタイプはギャザーやゴムがしっかりしているので漏れにくいです。酷い日は1日で1袋使った日もありました。費用は嵩みますが、漏れてお着替えさせる手間を考えるとパンツタイプがおすすめです。パンツでも漏れる時は漏れますが…笑。

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ちなみにメリーズのさらさらエアスルーを愛用しています。パンツタイプはまだ他の物を試していないので、おすすめあったら教えて欲しいです!

4. 下着はボディスーツではなくセパレートタイプに

とにかく排便の回数が多く、水下痢が長く続くため、便漏れは避けられません。普段インナーはボディスーツタイプを着せていますが、ボタンで留めるお尻周りの裾部分が大抵被害を受けます。そうすると上着とインナーを脱がせて裸にしてお着替えさせる必要があり、手間が掛かるので、胃腸炎の期間だけは裾部分のボタンは留めずにズボンの外に出しておく、もしくはヒートテックのような普通のインナーを着せるのがおすすめです。この場合ズボンが被害を受けますが、ズボンだけ履き替えるだけなので、上を脱がせるよりも楽です。

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また、上着の場合うんちで汚れた部分が顔に触れないように脱がせるのは大変なので、やっぱりズボンだけが汚れた方が色々都合が良かったです。

5. オムツ替え時はおむつ替えシート必須!

お尻が爛れている場合、お薬を塗る必要があるので寝転がらせておむつを替えます。立って替える場合はパンツタイプはとても楽なのですが、寝かせて行うとお尻が直接床に触れるタイミングがあります。更に痛みで暴れて上手く拭き取れていない状態で動き回り便が床に付着する可能性があるので、使い捨てのおむつ替えシートやペットシーツを敷き、その上で取り替えることで、被害を最小限に抑えることができます。

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小さい頃にまとめ買いしたケラッタの使い捨てオムツ替えシートが沢山残っていたのですが、これが今になって大活躍!今回の胃腸炎でほぼ1パック使い切りました。

6. 下痢が落ち着いてくるまで絶対に食べさせない!

ネットで検索すると、【下痢症状があっても食べさせた方が結果的に回復が早い】とか、【治るまで食べさせない方がいい】とか、何が正しいのか分からない情報が多いので、今回3人の先生に聞いてみましたが全員が【酷い下痢症状が落ち着くまでは固形物は食べさせない方がいい】とのことだったので、私はそれに従いました。初めは知らずに食べさせてしまったのですが、結局未消化のまま排便され、回数も増え、お尻の爛れを更に悪化させる結果になったので、途中から経口補水液のみに切り替え、下痢の回数が減るのを待ちました。

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回数が減ってきて、本人の食欲が出てきたら、最初はハイハインを与えて様子を見て、問題なさそうであれば素うどんやお粥に移行して消化器官に負担が掛からないように通常食に切り替えていきました。

7. 粉ミルクも飲ませない!経口補水液で脱水だけ防ぐ

固形物で栄養を摂取できないならせめて粉ミルクで…と思い、初めは食事のタイミングで粉ミルクをあげて、他は経口補水液を飲ませていたのですが、胃腸炎の場合は粉ミルクはあげない方が良いようです。小児科の先生曰く、結局体内に入ると粉ミルクは固形物と変わらないようで、胃腸に負担が掛かってしまうとのこと。胃腸炎の時は消化器官が正常に機能していないので、脱水だけ起こさないように注意してあげれば、栄養のことは考えなくても大丈夫だと教えて頂きました。

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確かに粉ミルクを併用していた時期は下痢症状の改善が見られず、固形物を食べていないのに頻回に排便し、結果的にお尻の爛れを酷くさせてしまいました。ちなみに母乳は飲ませても問題ないようです。

8. 下痢の時の「ABC」は知っておくべき!

下痢の時は、A(apple)B(banana)C(carrot)を食べさせると良いと教えて頂きました。これらには整腸作用や電解質不足を補い、便を固めてくれる効果があります。りんごは酸味があり苦手なお子様もいると思いますが、その場合は電子レンジで火を入れてあげると酸味が和らぎ食べやすくなります。人参はすりおろしてお粥に入れるのがおすすめです。

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娘の場合、りんごは食べてくれませんでしたが、バナナは良く食べてくれました。美味しくて食べさせ易く消化にもいいので回復期の食事代わりに食べさせていました。

最後に

今回は、子供の胃腸炎について、事前の準備と対策を中心に解説しました。胃腸炎はウイルスや細菌による感染症で、特に免疫力が低い子供はかかりやすい傾向にあります。だからこそ、家庭での準備と迅速な対応が重要です。

日頃から、OS-1などの経口補水液や嘔吐物処理用のビニール袋、使い捨て手袋などを備えておくことが大切です。発症時には、嘔吐や下痢の症状、発熱の有無などを確認し、脱水症状に注意しながら水分補給を優先しましょう。 必要に応じて、かかりつけの小児科医や地域の医療機関に連絡し、受診のタイミングを相談することが重要です。

家庭でのケアでは、経口補水液や消化の良い食事で水分と栄養を補給し、十分な安静を確保することが回復への近道です。子供の胃腸炎は、適切な準備と対応で乗り切ることができます。この記事が、お子さんの健康を守るための一助となれば幸いです。最後までお読みくださりありがとうございました!

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この記事を書いた人

JK DECOR

デザイナー/アートディレクター
インテリア好きのグラフィックデザイナー。Instagramフォロワー10万人。夫婦と娘の3人家族、40年越えの築中古マンションをリノベーションして暮らしています。出産準備や実際に使って良かったアイテムなど、実体験に基づいた子育て経験で役立ちそうなものを記事にしています。